内定辞退セットの是非

内定を頂いた会社に対して、内定辞退を行う、、、

就活生にとってはハードルの高い行動だと思います。

ですが、〔　内定辞退　〕これは確実に自分の手で、自分の声で行って下さい。

予期せぬ弊害が潜んでいます。

内定辞退セットの概要

内定辞退セットというものは、就活生が企業に対して、御社かた頂いた採用内定を辞退しますとの意思表示のツールです。

文具メーカーからリリースされています。

就活生は内定辞退セットに必要事項を書いて、ポストへ投函する、、、

それだけで簡単に辞退出来ちゃいます。

便利ですよね？

でも、この〔　内定辞退セット　〕が就活生を思わぬ落とし穴に落としてしまう可能性があるんです。

具体的な弊害とは？

今の世の中、SNSの過剰な発展から、誰がどの企業に内定をもらったか？

調べようと思えば調べられちゃいますよね？

となると、他人に〔　なりすまし内定辞退　〕をやられてしまう可能性が高くなってきます。

もちろん、まったく知らない人の内定辞退をしたところで、なんのメリットもありません。

ですが、身近な知り合いからの嫉妬や妬みで、自分の内定先に勝手に書類を送られたらどうなるでしょうか？

もし、なりすましで出された内定辞退セットが企業に受理されたら？

企業の体質によっては「あ～〇〇大学の〇〇さん辞退ね～」でリストから外されて、全くの音信不通になる事も考えられます。

せっかく内定をもらい、自分がその企業に入社する意志が強くても、心無い行為で人生を存するレベルの被害にあう事もあり得ます。

内定辞退セットで辞退を申し出てきた学生には、採用担当者から一本確認の電話を入れるべきですが、企業によっては電話しない場合もあり得ます。

なので、必ず内定辞退は自分で電話をするか訪問して行いましょう。

内定までだした学生の声はちゃんと覚えています。

内定辞退時の採用担当者

採用担当者としては、内定辞退は聞きたくないフレーズです。

ですが、その学生の人生や意志を考えると、受け入れざるを得ないのも事実。

だからこそせめて直接本人から聞きたいのが本音です。

私や、私と仲の良い採用担当者は内定辞退の連絡があると、必ず頑張ってと応援します。

冗談が通じそうな雰囲気であれば、いつか一緒に仕事したいねって付け加えたりします。

もう一つ直接行うべき理由

これは、結果的にみて良かったと思える事なのですが、企業によっては内定辞退の申出にしつこく、食い下がる場合があります。

また、心無い暴言を吐いてくる採用担当者もいます。

何故、内定辞退で暴言を吐けるのか？

採用担当者も一生懸命採用活動をしているから、その反動で当たってしまう事もあるでしょう。

学生にそれを受け入れろとは言いません。

社会経験を考えれば、採用担当側が大人になるのは当たり前。

そこで一つ考え方を変えてみましょう。

内定辞退に対して罵詈雑言を浴びせられたら、、、

「あぁ、こんな採用担当者がいる会社に入らなくて助かった」と

採用担当者の２つのパターン

採用担当者は企業によって大きく２つのパターンに分けられます。

１つはその企業の優秀層を担当者にし、より戦力増強を重視している企業。

このような企業は、しっかりと将来を見据えているのが解ります。

もう１つはその企業の劣等層を担当者にしている企業

劣等層が担当の場合、採用活動に力を入れていない企業である事がほとんどですね。

そして、罵詈雑言を浴びせる採用担当者はおそらく劣等層でしょう。

上記の理由から、内定辞退セットは使用しないで、内定辞退は自分で電話・訪問等して、キチンと採用担当者に伝えましょう。