(スタッフ日記)パネットーネとお寿司
5月2日に開催されたパネットーネ・ソサエティが主催する2022年のパネットーネ・コンテストで最優秀賞受賞の秋元英樹さん、優秀賞受賞の大村田さん、そして審査委員長の鈴木弥平さんによるテイスティング&トークショーに参加してきました。
受賞された方々のパネットーネのほかにも、フレッシュ・イタリー・デリが提供したRenato Bosco(イタリアのグルメ専門メディア「ガンベロ・ロッソ」のパネットーネ・ランキングで、2021年の1位)のコロンバや、Aimo e Nadiaのパネットーネも試食できて勉強になりました。どれも、甲乙つけがたいレベルでした。
今を去ることウン十年前に私が初めて食べたパネットーネはイタリアのスーパーマーケットで売っているインダストリアルなもので、特に美味しいとは思いませんでした。
しかし、その後にイタリアの職人が作ったパネットーネを食べた時にその美味しさに圧倒されたことをよく覚えています。
中国人経営のイタリアの日本食レストランで提供されるプレス機で固めたような寿司米にカンナで削ったようなネタをのせたものを「寿司」と思い込んでいたイタリア人が日本の寿司に出会った時の驚きと同じだったと思います。
パネットーネとお寿司―――少しでも多くの日本人とイタリア人が、それぞれの本物に出会えることを祈らずにはいられません。
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