上位ランカーはバケモン揃い

レギュH、楽しんでますか?禁伝は無論、準伝説枠もまとめてシャット・アウト!!散々苦しめられてきた輩から解放され、トレーナー人口も再び増加傾向だ。1トレーナーとして嬉しい限りである。
※2025からまたレギュGになるので一般だけの混沌を楽しめるのは今だけだぞ!!!

私も就活を終え、卒論や免許諸々頑張りながらランクマを回し、レート上げをしているのだが、やはり上位に当たるとレベルの差を痛感する。今回は、上位帯の方と戦った際に感じた事を書こうと思う。


構築力

まずはここ。構築がよく練られており、こちらの選出を縛ってくるパーティーになっている。ポケモン対戦では「選出誘導」という用語があり、一貫性のあるポケモンをあえて出させて返り討ちにし、有利を取るという戦術を言う。これを平気で実行してくるし、裏も丁寧に刺して勝利を取る。
自分も選出誘導はやりたいなと思っているのだが、露骨になりすぎるか結局対策にならないかの2択となってしまう。一方で、こちらも向こうの選出誘導に気づいてメタを貼り返すようにもなりたい。最初の見せ合いから、既に心理戦は始まっているのが上位帯の怖さである。

プレイング

やはりこれは外せない所。中位や5桁層との圧倒的違いであり、少しでもこちらが甘い単純択を取ればすぐに隙を突かれる。交代読みでの有利択は当たり前のように仕掛けるし、それにまんまと引っかかる自分が嫌になる。要所で発生する読み合いには頭が痛くなりがちだ。ただ、慣れてくるとこちらも向こうの択が読めるようになるので、そこを信じて有利択(になり得る行動)を選ぶ勇気が大事だなと思った。ためらって中間択を選んで結果負けた試合は、数え切れない。
ジョジョのツェペリが、「勇気とは怖さを知る事、恐怖を我が物とする事」と言っていたが、まさしくそれだろう。圧倒的有利を取れるかもしれない択があり、そうなる可能性が高いと踏んでいるにもかかわらず、「外したらどうしよう」という怖さに負けていては勝てないという事だ。

意外性

ランカーは素の技術に限らず、その方独自の戦略があり、ユニークな戦い方があるなと思った。所謂マイナーやギミックとは違い、レートで安定して勝つ意図があるものだ。レギュHで当たったものをいくつか抜粋する。その技採用の意図が分かれば、貴方は強い対戦勢だ。

①ほのおのパンチオオニューラ
②HDぶっぱタラプアシレーヌ
③じごくづきグライオン
どれも使用率圏外のマイノリティである。誰にメタを貼っているか、分かるかな?
答えは記事最下部に記載する。

TN

これはおまけだが、ほぼTNは「スカーレット」「バイオレット」である。トレーナーランキングを見るとこれらばっかで辟易するだろう。これには明確な理由があり、実況者やオフ大会優勝者など実績ある人が本名で潜ると構築が拡散される恐れがある。「〇〇さんと当たった!」と投稿され型バレまでされたら、今までの労力が台無しだ。更に、ファンも多いため選出段階でガンメタを貼られる恐れもあり、エンタメ的にも実力的にもマイナス要素になる。これらのリスク管理をするために、TNをモブっぽい名前にして独自性を消しているのだ。
ただ、個人的にこの名前が来た時はランカーだと思って挑むため、実力の高さは誤魔化せないだろう。
しかし、スカバイネームでなくとも強い人は山程いるため、一つの参考程度にしてもらいたい。


総括

このように、上位は様々な面で工夫を凝らして戦っている。大体は学生や無職の暇人(本人の生き方なので否定はしません)だが、中には社会人しながらトップ層に入る人もいるもんだから、世界の広さとその方々のハイスペックぶりを痛感する。私は今も将来的にもあまり上には行けないと思うが、いつか一度でも上位と肩を並べてみたいものだ。
構築記事を書いて、何人かに注目されて環境変化に貢献する。そんなトレーナーになれたら良いなと思う。


 


最後に、意外な型の調整意図に関する答え合わせをする。

①ほのおのパンチオオニューラ
これは二度遭遇し、割り切れるものでは無いと確信した。サーフゴーが天敵とされるオオニューラは、基本シャドークローを打点としている。急所ランク+1補正もあるし使いやすいと思っていて、筆者もこれを採用している。ただ、格闘・毒・ゴーストでは新たにアーマーガアという壁が出てくる。サーフゴーも見つつアーマーガアにも打点が欲しい…
そこでほんちに目を付けたと考えられる。単純威力だとほんちが上なのもあるが、それよりはアーマーガア対策と考えるのが妥当だろう。
しかし、それでは対エスパー、ゴースト(ミミッキュとか)への打点が乏しくなるためオプションになるだろうし、使用率もそこまで伸びないだろう。
上位の誰かが、確実に記事に載せるとこまでは予想できるけど。

②タラプアシレーヌ
これは一度しか見てないので割り切っても良い型。この調整意図は、「ノーマルテラスシルクガチグマのブラッドムーン確定耐え」である。私自身、この対面でアシレーヌが耐えてきて度肝を抜かれた。
チョッキでない場合、HDに振り切らなければワンパンされるため衝撃だったし、意図に気付いた時は理に適っていると思った。
この時は最終局面でうたかたのアリアしか見れなかったが、他3つは瞑想、アンコール、ムーンフォースとかだろう。アッキのみを持たせたガチグマに少し似ているかもしれない。

③じごくづきグライオン
身代わり守る毒々地震の定番4ウェポンがグライオンであるが、攻撃枠を地獄突きにしたのは驚かされた。普通のグライオンは天敵として音技持ち、飛行テラスサーフゴーがいる。これら両方にメタを貼り、TODでも勝てる型として編み出されたと推測できる。この対戦時にガチグマを選出せず(ママンラウド入りの受け構築だった)「何してんだ俺…」と思いながらやっていたのだが、地獄突きを見せられ「何を出しても負けていた」と確信。文字通りの完全敗北を味わった。

こういった発想力と、それを活かしながら勝つ力には、素直に称賛を送りたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?