【VIA】Nuphy Air60 V2 キーマップが決定
Nuphy Air60 V2は、60%、ロープロファイル、Bluetooth接続可能なUS配列のキーボードです。私はこのキーボード半年前くらいに購入しました(ちょっと前にnoteも書きました)。Air60はコンパクトで、高級感もあって、打鍵感も良いです。また、VIAというウェブアプリに対応しており、キーマップを簡単に変更することができます。
しかし、私はAir60が使いやすいとはあまり感じませんでした。その理由は、
キー数が多い(まだまだ減らせる)
左右分割ではない(当たり前)
親指が活用できない(スペースがデカすぎる)
打鍵音がうるさい(茶軸を使用中、静音スイッチは私の知る限りない)
刻印が邪魔(せっかくキーマップが変えられるのに)
などです。なお、これらの理由は「買う前にわかるだろ!」と思われるかもしれませんが、私はお高目なキーボードを買うのが初めてで、実際にAir60を使用したからこそ分かってきたことなのです。
キーボードについて色々調べていくうちに、自分のこだわり条件を満足させるには、自作キーボードが良いのではないかと考えるようになりました。そこで、私はCorne V4 Chocolateを購入してみました(Corneについては、別のnoteで書きたいと思っています)。
Corneは、左右分割、キー数46、親指キー左右3つずつ、キースイッチやキーキャップのカスタマイズが可能で、私の理想に近いキーボードでした。Corneのキーマッピングは通常、Remapというウェブアプリで行うのですが、Remapを用いることでキーマッピングの真のポテンシャルに気づくことができました。私はAir60でキーの並べ替えやレイヤー機能しか用いていませんでしたが、HOLD/TAP(長押し/単押し)によって一つのキーに2つの役割を付与できること、マクロを使わなくてもctrl+zのような割り当てができることに気づきました(もっと早く気づけよ、という話ですが)。
そこで、私は、Air60のキーマップを根本的に見直すことにしました。主な変更点は以下の通りです。
1行目(数字キーなどがある最上段)を使わない
キーボード中央の3×3キーを使わず、ホームポジションをできる限り左右に展開する
ホームポジションの展開によって親指がアクセスできるようになった6キーに以下のような割り当てを行う
スペース(長押しでレイヤー1)
エンター(長押しでレイヤー2)
バックスペース(長押しでシフト)
タブ(長押しでシフト)
ctrlキー
winキー
レイヤー機能を駆使し、すべてのキーをホームポジションからなるべく近くに配置する
レイヤー1では数字とシフトなしの記号、レイヤー2ではシフトありの記号を配置する
これらの変更により、Air60を左右分割チックに使えるようになり、ストレスなく快適に文字入力を行えるようになりました。Corneとほとんどキーマップを同じにしているので、Air60とCorneの切り替えもほとんど混乱せずできます。
もはや、購入時のキーマップの原型を全くとどめていませんね。補足:
大西配列(日本語ローマ字入力に最適化された論理配列)を使用しています
レイヤー1で矢印キー入力、レイヤー2で簡単なマウス操作が可能です
レイヤー6は接続切り替えなどのために用意しています
ホームポジションが移動したため、ホーミングキーの位置を変更しました
詳しいVIAの使用方法については以下を参考にさせていただきました:
今後の展望としては、Air60の無刻印化と静音化がしたいです。
私は大西配列でタッチタイピング可能であり、今回大胆なキーマップ変更を行ったため、キーキャップの印字はもはやノイズです。このnoteを参考にしつつ、無刻印化を実現したいと考えています。ただ、現在のままでも十分使えるので、無刻印化が本当に必要かどうかは慎重に考えたいと思います(ガジェット関連はあっという間にお金が溶けていく)。
静音化については、Air60をカフェなど外出先で使用できるレベルまで持っていきたいと考えています(Corneは静音スイッチを使用しているので音は出ませんが、ケーブルが煩わしいうえに悪目立ちしそうです)。しかし、私の知る限り、Air60に対応する静音スイッチは登場しておらず、完全な静音化の方法は確立されていません(どなたか情報があれば教えていただけると助かります)。静音スイッチが登場したら必ず購入して、静音化を実現したいと思います。
どうやらキーボード沼に片足をつっこんでしまったようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!