バレエで自分の骨格にあったアンディオールをしてみよう♪ 内股、アンディオールできない→できるにする改革♪
フランスのバレエ学校では股関節周辺のアンディオール筋のリリースを学びました。
今回はそこから一歩進んで、実際にバレエで美しく踊れるための自分の骨格にあった「アンディオール」の位置を新しく探していく作業になります。
アンディオールできない、基本ポジション(1番ポジション~5番ポジション)ができない、ターンアウトができないではなく、自分のアンディオール可動域をアンディオール筋を使って伸ばすことを知らないだけ💛
正しいアンディオールの方法にしたがってバーレッスンで実際にバレエで踊れるアンディオールを育てていくことが始まります。
例えば、私の左足、股関節の開き具合は右ほど開いていないので日本の根性バレエだけの歴史ある名の知れた神奈川のバレエ教室ではアンディオールは完璧に180度開くものと教えられました。
これが大間違いのもと!!
横タンジュをしたときにアンディオールができて美しくみえる角度に癖付けられるまでに約3か月かかりました。
(フランスのバレエ学校時代のころです。)
(↑数年前のパドドゥの画像です。)
パドドゥをやっていて、男性バレエダンサーの力100%のサポートの時に女性のアンディオールの筋力ができているかってすぐにわかるんですよ。
女性の力ではもうどうにもならないからです。
男性に体を任すしかないから、素の状態になるので、アンディオールができているのかどうかがはっきりとわかります。
① 右足アラベスクの時、かかとだけが開いていなくひざの向きや股関節の向きが同じアンディオールの方向を向いている。
② 問題の左足。コメントにあるように左足のかかとの裏がみえるほどアンディオールする筋肉ができている。股関節~ひざの向き~かかとの向きが同じアンディオールを向いている。
③太ももに注目すると、アンディオールをする筋肉の筋が内ももにまっすぐについているのが見えますか?
180度股関節が開いていないのに、一見アンディオールができているように見えるのはなぜ?!
下の写真を見るとパッ見るとアンディオールできているじゃない?って錯覚が起こりますが、実際にバーレッスンをすると左足は180度アンディオールに開いていないことがわかります。↓
ね、完璧にパッセの足は真横に開いていないでしょ?
斜め前に開いてます。これが私の左足のアンディオールができるマックスの可動域。
でもね、フランスのバレエ学校でバレエ解剖学を学び、教育実習で何十人もの生徒さんの骨格を見ていると、自分のアンディオールができる可動域を知ることもできる。
そして力で骨格に負荷をかけないアンディオールを手に入れたので、左パッセの股関節やももが「つまるような痛み」も解消されたのがとくにうれしかったです。
私の子どものころのバレエ時代のようにアンディオールのやり方、知識が間違っていると慢性的な痛みがなくならなく憂鬱だったり、無理してアンディオールをしてレッスンしている結果回転もうまくできない、足を高く上げることもできない、上げた足がアンデダンできたない・・という永遠のループから抜け出すことができません・・。
このように痛みのある個所や違和感のある股関節やひざの周りの筋肉のリリースをするセッションやスポーツ療法士のマッサージを受けながら徐々に筋肉をゆるめることをしました。
筋肉をリラックスさせた状態から、正しいアンディオールの方法にしたがってバーレッスンで実際にバレエで踊れるアンディオールを育てていくことが始まります。
自分の骨格を知って正しいアンディオールができるバレエの基本を身に着けるコツ
そこから自分のアンディオールの可動域マックスで美しいアンディオールの場所を体で覚えさせること。
これはフランスのバレエ学校の校長先生と二人三脚でやりました。
自撮りで動画をとって、汚い箇所を気を付ける意識をすることが大切です。そのうえで主だった個所を美しくアンディオールに見える位置でできるように癖付けるんです。
これには1番ポジション~5番ポジションでアンディオールが汚い箇所を徹底的にひとつずつつぶしました。
それからアラベスクやドゥバンに上げるときのアンディオールでできる位置を探りその位置づけを体で覚えました。
これは意外にやりやすかったです。
私ほどまでしなくてもいいですが、バーレッスンのときに自分のアンディオールできる骨格の位置でアンディオールに見せられる位置を覚えることだけで踊りの質が違ってきます。
このように<アンディオール>筋やアンディオールする可動域は個人差があるため、専門のバレエの先生やパーソナルレッスンで、じっくり自分の骨格を見極めてアンディオールを改善するトレーニングをすることが上達の一番の近道になります。