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Netflix「天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する」を観ての感想

Netflixでビルゲイツ氏のドキュメンタリーがとっても訴求されてくるので何気なしに再生したら、ものすごく面白くて良質でしたってお話です。

最初は、ビルゲイツ氏の半生の話だろうと思っていて、まあ私もずっとWindowsとともにIT業界にいるので観ておこうかなといったぐらいの心持ちでしたが、なんとこのドキュメンタリーの監督は「不都合な真実」の監督でした。「不都合な真実」地球環境問題に対して考えるきっかけを作ってくれた映画でした。

ということで期待して観てみると期待以上の作品でした。まず、ビルゲイツ氏が慈善団体を作って活動していることや、富豪に向けて富の再分配を促していることは知っていましたが、ただどこかに寄付をしているといった程度かと勝手に思っていたのです。だが、全く違くて本人が学び考え人を集めたりアイデアを募ったり総指揮の立ち位置で行なっていて、扱っている課題も下水処理、公衆衛生、気候変動と地球規模のとてつもなく大きな課題についてであり驚きました。しかも、ビルゲイツ氏の資産を投入してもお金で簡単に解決できるような問題でもなく、作品のなかでは完全にクリアになった課題はありませんでした。

ビルゲイツ氏自身のことで感銘した部分は、とにかくあらゆるジャンルの本を読んでいること。とても印象に残った部分は、同じジャンルの本を5冊は読むと言っていたところで、ここは私も共感できる部分で同じテーマの角度が違った本を読むとより理解が深まります。ビルゲイツ氏のかばんの中に入れられる本のシーンがとても印象的で、「あ、、もっと本を読む時間を取りたいな」と強く思いました。

Windowsおよびマイクロソフトの歴史の部分も面白く、Windows95時代から触ってきた私としては懐かしくてわくわくするシーンがいっぱいでした。特にソリティアをビルゲイツ氏が操作してるシーンはなんか一気に思い出がフラッシュバックしました。私もよく学生の頃、無心でソリティアをやっていたことがあってなんだか嬉しいです。 脳の最適化にやはりいいのかなと勝手に妄想しました。

一番印象に残ったシーンは、「イーロンマスクの火星への移住は妄想だ」というところでした。我々は地球で生きていくしかないのだからもっと地球規模の課題に取り組まなくてはいけないと。

ちょうど国連で地球環境に関する報道が増えた今、ビルゲイツ氏やマイクロソフトに馴染みがない人にもぜひ観て欲しい作品です。しかし、とても頭の良い人や富を得た人の思考は、地球問題と富の再分配に行き着くのだなと改めて思いました。

#Netflix #Netflixオリジナル #ネットフリックス #ビルゲイツ


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