Youtuber風動画編集のポイント
Youtuberの動画編集とFacebookで流れる起業家のトークムービーの1番の違いがテンポ感であれば、CUT構成だけで再現することが可能で、作業としてもCUTのトリミングや分割さえマスターしたらまずはOKということになる。これだったら環境の無い人でもスマホアプリで実現できるなと考えました。では実際にその作業のポイントを書いていきます。
作業に落とし込む
今回私は手に馴染んでいるAfterEffectsという編集ソフトで制作をしましたが
お手持ちの動画編集ソフト(iMovie、Final Cut Pro、Premiere等)があれば簡単に出来ると思います。スマホアプリでもクリップの分割やトリミングが出来ること、挿入音楽の音量と配置のタイミングが操作できるアプリであれば、作業は可能だと思います。私の把握しているところでは、iMovie、KineMasterといったところでしょうか。VivavideoもCUT構成なら可能ですが音楽のタイミングの調整が難しいようでしたので、スマホでより本格的に編集したいならiMovieかKineMasterかなと思います。それぞれのソフト・アプリによってツールの操作方法が違いますので、今回は全体をとおした概念やポイントを書いていきますね。
トークCUTを細かく分割し不要な部分をひたすらトリミングする
あ、まずは撮影してくださいね。話はそこからです。撮れたら編集。話しているトークCUTをとにかく細かく分割します。話の区切りは勿論、あーとか、えーとか、あのーとか言ってる部分を全て短くトリミングしてしまいましょう。単語さえ聞こえればニュアンスが伝わったりするもの。文章全部入れなきゃ!というより大事なのはテンポ感です。途中でも切ってしまって、テンポ良く繋げることを意識してみてください。
音楽でニュアンスを拡大する
トークの後ろから音楽が聞こえてきたら、トークが少し楽しく聞こえたり、悲しく聞こえたり、おどろおどろしく聞こえたりしますね。音楽は感情を増幅させる効果があります。是非音楽の力を使って、ニュアンスを大きく表現しましょう。ただ1曲だけ使うよりも、話の展開によって数曲の音楽を組み合わせる事もトークを面白く聞かせるポイントです。プロローグ、核心、エピローグなど、音楽で入りと盛り上がりと終盤を構成すると、映像にも流れとまとまりが出てきます。
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プロローグで気を引く
「こんにちは!○○です!えー今日は○○について」って入りはとても多いんですが映像はほんの数秒で離脱されます。なので最初がめちゃくちゃ大事!!最初の10秒で「何のどんな話っぽい」という事を伝えることで視聴者も興味をもったままその先を観てくれます。私の今回の動画は「とてもデリケートな話だけどわらっちゃう、脱毛の話」という作品全体のコンセプトを最初に伝えています。パスタが食べたいけど、どんな雰囲気なのか店内を覗き込むじゃないですか。人って雰囲気を先に知りたがるんですよね。なのでトークの内容だけでなく、どんなニュアンスの話なのかを、CUTのちら見で魅せていきます。
速度調整と間でテンポ感をプラス
「このトーク部分は直接コンセプトには関係ないけど、面白いからエピソードとして伝えたい」とか、「ここでちょっと笑ってもらいたいから突っ込み待ち」とか箸休めの要素を採り入れて、観ている側を飽きさせない工夫も必要です。映像って1秒間に何10枚もの静止画の集まり。無意識に膨大な情報を与えるんですね。だからすぐにお腹いっぱいになる、つまり飽きが来るんです。なので時に2倍速にしたり、わざと間を入れたりするのも、最後まで話を聞いてもらう大事なポイントです。
アイコンで感情表現を更にプラス
話の切り替わりや流れを変えたい部分で、合いの手カットを使っています。
わざと音楽を止め、観る側を一瞬びっくりさせて刺激を与えているんですね。この合いの手CUTにはアイコンを使うのがお勧めです。感情をより誇張して表現してくれるものだとより面白さが増すので、私は顔文字を使いましたが、感情を大袈裟に伝えるイラストなどあれば尚面白くなると思います。
抑揚をつけたスピーチ
編集とは関係ありませんが、今回コメントを頂いた中で「一人で話してるとは思えない」というご感想がありました。そこを褒めてもらえると思っていなかったので、意外でとても嬉しかったのですが、演出力は確かに、話を聞いてもらうのに必要かなと思います。このムービーでは私、本当にあまりに興奮していまして、誰かに話したい…!という気持ちが抑えられずマジでその日のうちにその勢いで撮影したんですよね。1テイクで撮り終わりしました。やっぱり感情的に話せるタイミングというのも大事なのかなって思います。次の日に撮影したらこんなに興奮してなかったかもしれないし笑
なので、その時その時に気持ちがあがってきたタイミングで撮り溜めておく、というのも手かもしれませんね。よりリアルな感情が伝えられるものになると思います^^
「伝える」に貪欲になる
今回はデリケートな内容をコミカルに表現してみましたが、内容によって表現の仕方も様々です。ポイントを挙げてはみたけど、いろんな表現があっていいと思ってる。だけど私が言いたいのは、話を聞いてもらう、観てもらうことにもっともっと貪欲になれるという事です。どうして売れないんだろう?どうして私の想いは伝わらないだろう?という悩みを聞きますが、その想いを伝える表現に沢山の伸び白があるので、それをまずは試してみることをお勧めしたい。伝わらないなら、内容に興味を持たれていないのでなく、そもそも聞いてもらえていないかもしれません。今回テンポ感でかなり変わるよ!という事をお知らせしたように、ほんの少しの工夫で表現力はものすごく変わります。興味があったらぜひ試してみてくださいね^^
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