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はじめての設計をやり抜くための本【導入編】第1章はじめての設計をやりぬくために①設計者への道
●設計をやり抜くために最低限必要なこと
1.設計の目的を正確に把握すること
2.設計のために最低限必要なテクニックを知ること
3.pjメンバーと正常なコミュニケーションを取ること
→他の誰かのために設計するという視点を持つこと(曖昧な表現を避ける)
※特に重要な知識は、オブジェクト指向、UML→基本スキル、
ユースケース、概念モデル、DB設計、アーキテクチャ設計→応用スキル
システム開発において上流工程である業務分析、要件定義は業務や実生活の世界を表現する。下流工程である実装ではコンピュータが理解できるプログラミング言語やビットを使う。設計は架け橋になっている。
●本の構成について
・「導入編」
エンジニアのやりがいやキャリアについて、キャリアアップのための必要スキル、設計スキルとの関係
・「設計編」
設計者として活躍する人のために①設計の目的、②設計するための最低限必要なテクニック、③設計におけるコミュニケーション
※設計編を理解できれば難易度の高くない開発PJであれば設計をやり抜くことができる。
・「アーキテクチャ編」
「設計編」で基礎を学んだ後さらに難易度の高いシステムでも設計できるようになるためにアーキテクチャを学ぶ。
エンジニアの2つのタイプ
①理想主義者
→新しい技術に対して楽観的。新しい技術を無条件に取り入れる
⇒子供のように純粋無垢
②現実主義者
→新しい技術に対して懐疑的(慎重)。新しい技術が登場してもまずは情報を集め、周りの評判を聞いて使い始める。
⇒大人、思慮深い
※理想主義者には+αとして「独創性」が必要→新しい技術を自分のものにする独創性が必要
※現実主義者には+αとして「寛容さ」が必要→新しい技術を受け入れる寛容さにより、長期的な視点で冷静に技術動向を見ることができ、現場でも技術を応用できる。
●基本の積み重ねが大切
・IT業界では資格を取ったからといって技術者として将来に渡って仕事をし続けられるわけではない。資格所持している人が実務としてプログラミングや設計をできるとは限らない。IT業界における技術の爆発的な広がりと変化に、資格制度が追いつくことは不可能だから。
・資格や学歴は5年後のエンジニアとしての価値を何も保証はしない。エンジニアを仕事とするためには学び続けなければならない。
・しかし、過度に心配する必要はない。既存の技術と変わらない考え方が多くある。例えばWeb技術(TCP/IP、HTTP、HTML)は何十年前に考えられた。RDBはそれより古い。オブジェクト指向もそうである。
技術の積み重ねがあれば新しい技術を学ぶのも格段に早くなる。そのため、基本となる技術の積み重ねが必要。