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憧れの先輩5

中学生の時に憧れてた先輩が10年ぶりにあったらダサイ人になってた。

だけど、なんだか緊張せずに話せるとか優しいとかそんな所がいいなと思いお礼のLINEをいれるがその日は連絡なし。

次の日の朝には来てるかと思ったけどなし。

仕事中も気になる。休憩の度にケータイを確認。しかし返事はない。

なんかせ先輩に振り回されてない?(笑)

仕事終わりにもチェックしたが返信なし。なんだ私がちょっといいなと思っただけで、先輩からしたら別にどうでもいいことだったのかー。

こっちが勝手に会いたいとお願いして、勝手に変化にショックを受けて勝手にLINEして返事がこないだけ…

返事とかくれる人だと思ったのになぁ。

もういいや。別に好きになったわけでもないし、なんならダサくなってショックを受けたぐらいだし、返信なんかこなくても。


諦めかけてたその日の夜LINEが届く。

先輩『昨日はありがとう。楽しかったよ。LINEとかあんまりしないから返信遅くなってごめんね』


うぁー、なんかかわいいやん❤️

LINEしないのか普段。そして絵文字なし。

この女子に慣れていない感じも先輩のイメージと違っていい‼️遅いけど返事はくれた、先輩はやっぱりいい人。

それから先輩のLINEがなんだか私の楽しみになって何度かやり取りした。もちろん返信はめちゃめちゃ遅い。普通に2、3日後とかもあった(笑)


だいぶやり取りもしてるし、そろそろ会ってご飯とか行きたいなぁ~😆そう、私は先輩にハマっていた。だけどLINEのやりとりはたわいもない会話ばかりで、全く会おう❗とはならない。

私から誘うのはなぁ。先輩がわたしと会いたいと思ってたら言ってくれるはずだしなぁ。

再会から二週間はLINEだけ。

そして遂に先輩から

『Kikyさんがもし空いてたら今度ご飯行こうよ』と誘われたのだ‼️

わぁーい( ≧∀≦)ノ

すぐに空いてる日を連絡してご飯に行く日が決まった。場所は先輩が決めてくれたらしい。

当日。待ち合わせは家の前。めちゃめちゃご近所さんだからね。

先輩の車に乗る❗めちゃめちゃ大きい車で運転も上手でなんか幸せだった。

2人で会うのは再会の日ぶり。LINEはしてたけどいざ会うと何から話していいか分からない。この沈黙の時間が大嫌いな私は会話をしなくてはと口を開く

私『先輩、今日はどこへ行くんですか?』

先輩『kikyさんはお寿司すき?俺の兄貴が働いてるお店に行こうと思うんだけど』

私『お寿司大好きです‼️お兄さんお寿司屋さんなんですか?すごいですね😆』

初デートからお寿司✨わぁーい!でも待てよ、いきなりお兄さんに会うのか?付き合ってないよ?ただの中学の後輩だよ私。

私が行っていいのかな??ドキドキ緊張してきた。

お店に到着すると先輩は慣れた様子でお店に入りお兄さんに挨拶した。

私も続いて入る。

先輩のお兄さんは昔Jリーガーになるかも‼️と言われてたくらいサッカーが上手くてそしてイケメンだと騒がれていた。当時私は噂しか聞いたことがなくてその、お兄さんを見れたことはなかったけど遂にイケメンに会うチャンスが。


『弟がいつもお世話になってます😁』

先輩とは全然顔がにてなくてすごく愛嬌のある明るい感じのお兄さん。

私も『こちらこそお世話になってます』

と返したけど何にもない(笑)お世話もお世話にもなってないー‼️そもそも先輩は私をどういう存在としてお兄さんに伝えてこの店に来たのだろうか?

そんなこと聞けやしないし、案内された個室へ入る。

先輩は好きなもの頼んでーとメニューをくれたけど私よく分からないしお任せした。

料理はお兄さんが運んできてくれる。ニコニコしながら。優しそうだなお兄さんも。

先輩が言うには兄弟そんなに仲は良くなかったけど最近話すようになったらしい。いいよな、男兄弟。私そういう話大好き。

美味しいお寿司を食べてご挨拶をして私たちが帰ろうとしたときお兄さんが

『おい、D(先輩の下の名前)、これ持っていって❗あと、彼女にこれもあげて』と、


か、か、彼女⁉️⁉️


私、いつの間にか先輩の彼女になってた???

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