【Kindness to humans】
8月の上旬から娘が帰省している。
毎日、授業や寮の生活の事や近所のお店の事などを
色々と話してくれる。
彼女は部活のマネージャー希望で入部した。
プレイヤーではなく。
それには理由があって公認心理師に進む際、そういった
マネージメントをリアルで学ぶには絶好の機会だと。
部活内の人間関係はとても良く、
先輩達の誰とでも食事に行ったりしてフレンドリーに
過ごしているという。しかし話を聞いている限り、
部長・副部長の段取りや連絡、それに対するレスポンスが
非常に悪く放課後に集まって遊びだす、
小学生達の方が100倍よくできていると思われる。
例えば、合宿の行き先や移動手段、費用や旅程を
2日前になっても部活内全体に告知してこないことや、
試合会場の集合場所と時間が抜けていたり、
現在の夏休み中の部活の予定を未だに言わなかったり
(※9月31日まで夏休み)と、
よくそこまで、次から次へと抜けるモノだと感心する。
そしてそれに対する質問のレスポンスがない。
驚いたことに部長は、青いマークのCAとして内定が
決まっているらしい。大丈夫か?その会社の面接官。
ここまで心無き人間が、状況判断とホスピタリティを
常に必要とされる職場に存在できるのか?と、
妻の前では言いつつ、娘の前では我慢。
先日は部長が部室の鍵を紛失したらしく、
娘にどうしよう‥と個人ラインで連絡をしてきていた。
学生課の部活担当者の方に相談してみてはどうでしょうか?
と僕のアドバイス通りに返信をしたが、部長は既読スルー。
これが4年生。これで就職するのか。あまりにも行動や言動、
思考回路が幼稚だ。自らが出来るところまで、
自分で解決しようと思わないのか?
22歳の若者よ、どうしてこんな事になるのだろうか?
自分は当事者ではないので、想像でしかモノが言えないが、
彼女たちの環境を理解に苦しむ事が多々ある。
それはその不可解な部長もさながら、
なぜ誰も何もそれに対して言わないのか?
二十歳近くにもなって、自分の予定も組み建てる事のできない
幼稚園級の子どもばかりなのか?
先輩の中には部活の予定が分からないから、
バイトのシフトを勤務先に提出できないという。
じゃあ、部活のスケジュールを聞けよ。自主的に。
部長や副部長に。
俺が雇い主なら『予定が分からない?それなら君のシフトは
組めないから』の一言。
娘曰く、その先輩は案の定そこのバイトを切られたという。
そしてその話を親がクレーム的な形でバイト先に、
電話するという、馬鹿親の典型的な行動パターン。
※パン屋のオーナーはくだらない事で電話をしてくるなと、
一蹴したらしい。素晴らしい対応だ。少し救われるw
一体どうなってる? 感覚が相当狂っていないか?
厳しい事を言うが、社会はヒトのせいにして、
生きていくような人材が出てくることは、
間違いなく望んでいない。
あの素晴らしい学舎で毎日何を学んでいるのか?
こういう言い方をすると、今はパワハラらしい。
しかし、こざかしく恣意的なハラスメントの連発する人間達よ、
それは因果応報、人を謀れば人に謀らるのだ。
ここの所、仕事でもニュースでも、どんなジャンルでも
人間の理性・感性を失った話を毎日のように耳にする。
発言や思考がいかれていて、それが特大ブーメランになって
被弾していても自覚ゼロで本当に終わっている政治屋をはじめ、全く調べもせずに飛びつき、後になってから
そんな事聞いていないとか…知らなかったとか。
アホか?そんな自分の勝手都合で済むわけないだろ。
これが質の悪い事に国民に蔓延している。
今だけ金だけ自分だけ。
全ては心が無いからだよ。単なる感情の無い生き物の暴走。
各自がそれぞれのヒトを想い、その先を想像して、行動して。
立場や相手が先輩後輩関係なく、自分の時間や、才能や能力は
他人へ捧げるモノである。そして足りない部分を補い合い、
自らの不足に気づき修正していく。
そこには家族や友が存在して、支え合い、傷つき、
成長したりして学んでいく。
どれだけ偏差値が高くても、どれだけ地位や資産があっても、
心無き人間は人間ではない。感情なき虫以下である。
今まで包まれていた人間達のそれが、
明らかに丸出しになってきている。
娘に忠告をしておいた。
『場の空気を読む事も大事だが、仲間や全体の事を想った瞬間、矢面に立つことは恥ずべきことではない』 と。
ビジネス書で発行されている、嫌われる勇気なんて
何処にも存在しない。そんな事を考える事自体無駄だ。
くだらない。
どこまで行っても、どんな時になってもヒトの為に。
自分は最後に。そのフィロソフィーを貫く事で、
短い人生の中で本当の友情が芽生えてゆく。
だから友人など少なくて当然なのだ。
たくさんの友達がいます、誰もが知り合いですという奴は、
笑えるくらい薄っぺらくて怪しい。
しかし、思いやりのない先輩達だ。
彼女らのこれまでの家庭環境での育ちを疑う。
娘よ、これから自らの道を正せ。マネージャーなら尚更だ。
自分は今、困っている仲間の為に一体何をすべきか。
非難を恐れず、そして年齢に関係なく言葉に気を付けて、
敬いを忘れず、困難な中でコントロールすることを身に着けよ。
そのためには現状と見通しと、そこに関わるヒト達を想像せよ。
陰でブツブツ文句を言うくらいなら、
ファーストペンギンとなって、その悪環境を切り開きなさい。
不可能ではない。生意気ではない。
オマエの部活内での担いはマネージメントを託されている。
どう解決していくかをしっかりと深く考えなさい。
それが今一番、おまえが学ぶ大切なところだ。
きっとしっかりとお前を支えてくれるヒトが出てくる。
それが紛れもない友なんだよ。
年齢男女問わず。
頑張れ。
悩みながら、楽しめ。