2019年のMusic Video(私感)
暮れの中、何を思ったか「note」で書いてみる。
利用目的は備忘録だ。
果てさて、この一年で「note」の利用ユーザーは加速的に増えた気がする。(身の回りで)
どういったことを思い綴っているかを眺めていると、著者の「人となり」が見えてくる。
本題に戻します…
一部の知人は知っているが、大学時代「Music Videoの歴史」に関し考察していた身として、毎年自身が気になるMusic Videoの考察を言葉少なく別媒体で綴っていた。(既に掲載していないが。)
そういった感覚で「note」も使えるのでは…と思い、書き綴ってみることに。
『Music Videoの見返し』は私にとって「趣味」でもあり、「娯楽」でもあり、「年末の風物詩」でもある。
※ 邦楽/洋楽それぞれ5曲をピックアップ。
<洋楽>
1. Coldplay / Everyday Life
洋楽では今年個人的No.1。ピアノの旋律に沿って様々な人々が日常生活を送る様をドキュメンタリータッチに描かれた作品。監督のKarena Evans氏はこれまでの数多くのドキュメンタリー系MVを手掛けており、本作は貧困,ジェンダーレス,紛争など、世界で起こっている現実とそんな中でも毎日生きる人々の日常を生の声を交えながら作りあげた作品。胸が締め付けられる。
2. Avicii / Heaven(Tribute)
亡くなって3年が経つ。偉大なEDM iconは今もなお愛されている。tribute albumとして作成された楽曲の一つで、Coldplayのfront manであるクリス・マーティンが歌う。AviciiことTimのvacances映像に現在の様子を差し込んだ、過去と現在を辿るVideoはオフショットがあまり世に出てなかったTimの軌跡を辿れる貴重な映像。
3. Señorita / Shawn Mendes Feat. Camila Cabello
色気が滲み出る。REALなcoupleだから尚更だろう。「公私混同」なMusic Video. ただ、観ていて嫌じゃない。若きPop iconが惜しげもなく身を晒してる。封印されなければいいなと思う。曲調とMVのコンセプトはとても良い。
4. Pet Shop Boys / Dreamland Feat. Years & Years
唯一のLyric Video枠。ただ、P.S.Bだからただでは済まない。Subwayのあらゆる物にLyricが刻まれ流れていく。アーティスト本人は出演していないのに、どういったアーティストなのか想像できる。Rhythmicだ。
5. Kygo & Whitney Houston / Higher Love
エアロビックダンスがキレッキレ。何処かの場面に出てくるWhitney Houstonを見つけるのも良し。80年代後半〜90年代初頭のブラックミュージック感がたまらん。結局曲を楽しみたいけど、MVの内容が気になり、頭に入らない。
<邦楽>
1. サカナクション / 忘れられないの
80年代〜90年代初頭の生音楽番組をモチーフにして曲が進む様。肩パッドが幾重にも重なるジャケット,濃いめのメイクに露出濃いめの女性たち,曲とは関係なく進んでいくマジックとダンス。違和感はある。ただ、映像作品として昇華させるのは流石。
2. SASUKE / 平成終わるってよ
15〜16歳で「平成」を見事にまとめ上げた。トラックメイカーとしては既に日本屈指。ダンスもラップも出来る次世代型トラックメイカーのこのMVは夢も希望も詰まってる。「平成」は終わったけど、「令和」の音楽界は彼が中心にいずれなる。渋谷感満載のMVで、お馴染みの場所も。
3. ビッケブランカ / Ca Va?
今年のMVの傾向で、描写タッチの作品が増えた。数多くある作品で実写と作画が常に交互に動きメロディーラインに沿う作品は唯一無二。Lyric Videoとしても観れる二面性。今年、邦楽で個人的Best MV.
4. 10-FEET / ハローフィクサー
映像効果が満載。MV最後のテロップが全て。そう、貴方が観た画面は壊れていない。そのままの映像なのだ。珈琲のCM風に撮られた映像に笑みを、ハンマーにて幾重にも物が壊れスローで流れる様は驚きを。PCにウイルスが感染するとこうなるんだろうな。
5. Creepy Nuts / よふかしのうた
○ードリーK氏が20年近く居住していた日本一有名なアパート「むつみ荘」
K氏が引っ越す前に撮影されたMVで、物が燦然と並ぶ中、リトルトゥースには馴染みのエピソードを盛り込んだRapを刻むR-指定氏は圧巻。人様の居住スペースをMVの撮影地として利用できるのはオールナイトニッポンファミリーならではのこと。最後に映るTVの映像は某漫才コンテストの若かりし様。2人とも若い。
異論はあるでしょう。多感な意見があるので、他の意見も聞いてみたいところですし。
これからも音だけでなく、映像にも注目して「音楽ライフ」を楽しみたいと思います。
では、良いお年を。