扁桃摘出術について
こんにちは。
今回は扁桃摘出術についてお話をしていきます。
扁桃摘出術は、習慣性扁桃炎、病巣扁桃感染症、睡眠時無呼吸症候群に対して行われる手術です。
一般的には全身麻酔で行い一週間程度の入院が必要となることが多いです
扁桃は喉の奥に二つ見える組織です
術後には食事をとる際に痛みが出現し中には食事をとるのが難しい場合もあります。
必要に応じて点滴が続けられます。
主な合併症は術後出血、味覚障害、扁桃遺残です。
術後出血は、習慣性扁桃炎手術をした後に起こりやすい合併症です。感染を繰り返している扁桃は癒着が強く、手術で剥がす場合には術後の出血が起こりやすいので注意が必要です
扁桃摘出術をする際には開口器という機械を使って口を大きく開けた状態にします。その際には舌が圧迫され味覚障害を起こす人がいます。
多くの場合は自然に軽快します
扁桃は喉の奥まで続いていますので、扁桃が手術で取りきれないといったことがあります。そういった場合にはこの残った扁桃が再発の原因となることもあります。報告はありますが。稀な合併症です。
多くの方は合併症もなく退院されていきます。しかし手術には常にリスクがつきものですのでこういった合併症の理解をした上で手術に臨んで頂きたいと思います。
以上について解説していきました。
今後手術を受けることを検討されている方の参考になりましたら幸いです。