見出し画像

カナダから日本への本帰国ToDoまとめ

帰国してから日本での生活環境を整える過程をまとめました。時差ボケと付き合いながら、効率よくナルハヤで母国生活復帰をしたいものです。当初は一週間もあれば何とかなると思っていたのですが、現実問題そう上手くはいかず…


【保存版】帰国時ToDoリスト

□飛行機乗る前にvisit Japan web入力
□携帯電話開通作業(店舗の予約の有無要チェック)
□転入届け(必要書類要確認)
□年金手続き
□履歴書準備(アルバイトなら不要のケースあり)
□証明写真(スマホ撮影→コンビニ印刷可能)
□マイナンバー申請
□就職活動

必要に応じて+α
□携帯電話の開通前用のSIMカード事前購入
□免許切り替え手続き確認
□別送品(関税免除の場合)手続き手順確認
□日本でのQOLあげるための会員登録(図書館・ジム等)
□住居の確保

1日目(日本帰国)

関税を電子申告できる
“visit japan web”の記入をしていないことに
飛行機の中で早々に気がついた
やっておけば良かったこと

とはいえ必須事項ではないので
いさぎよく開き直って
手書きで関税申告書を書くことを
頭の中にメモをした

そして夕方4時過ぎに成田に到着

迎えに来てくれた家族と合流し
空港で食事を取って帰路についた

ちなみに独り暮らしを検討中だが
一先ずは実家に拠点を置こうと思っている

久しぶりの実家はとても快適だった

2日目(失敗に終わった転入とスマホ開通)

海外からの転入届けを出しに役所へ

カナダ滞在中に実家が
別の自治体に引っ越しをしたため

国外かつ他自治体からの転入の場合
戸籍謄本と戸籍の附票が必要でありで
戸籍謄本は引っ越し前の自治体に行かないと
取得できないということで

この日は手続きを諦めた

スマホの契約にも行ったが
その日は予約のお客様で対応に追われていて
受付ができないということと

ついでに三大キャリアのためか
料金プラン的に月末に始めても
1ヶ月分の料金がかかるということで
数日後の月頭に出直すことにした

結局この日は行動量の割に
得られた成果はほぼないに等しかった

3日目(書類集め)

以前住んでいた自治体に
戸籍謄本を取りに

マイナンバーカードも免許証もないため
顔写真つきの身分証明書として
パスポートは必須だった

しかしあろうことか
役所についた時にパスポートを
持ってきていないことに気がついた

幸いなことに親が同行していたために
私に変わって家族全員の情報が記載された
必要書類を取り寄せてくれた

4日目(転入手続き)

転入届けを出しに再び役所へ行った

平日だったからかすぐに窓口へ
案内してもらって
説明通りに書類を何枚か記入

その場で健康保険証を発行してもらって
顔写真なしの身分証明書を手にすることができた

マイナンバーカード申請に必要な書類も受けとった

今思えば受け取った時点で
マイナンバーカードの申請をしておけば
良かったと後悔している

後述するがめちゃくちゃ時間がかかる

5日目(スマホ開通手続き)

今回こそスマホの契約をしにケータイショップへ

前回の反省を活かして
予約をしてからの来店でスムーズに案内してもらった

私は電話番号保管サービスを利用していたため
それの解除のみの手続きだったため

どのプランにするか
引き落とし口座の確認
利用料金の説明

などを含めて15分足らず終わった

6日目(図書館めぐり)

図書カード作成

これは必須項目ではない人も多いが
本に囲まれた空間が好きな私的には重要項目だった

紙媒体の必要性が失われつつある時代だけど
図書館の膨大な蔵書は
誰でもアクセス可能な新しい世界への扉だし
受動的に新たな情報が得られる貴重な場所でもある

読書自体がめちゃくちゃ好きな訳ではないが
個人的に本に触れる機会を持つことに
重要性と恩恵を感じている

カードはその場ですぐ発行してもらえた

7日目(マイナンバーカード申請)

証明写真機でも申請が可能とのこと
昔は600円程度で撮れたと記憶しているが
最近はこんなところに値上げの影響があるようで

綺麗に撮れるらしい証明写真機1枚900円

ブリティッシュコロンビア州やアルバータ州の場合
IDカードは申請したらその場で写真を撮ってくれて
あとは自宅に届くのを2週間程度待てばいい
だけだったのとは違い

日本の身分証は

・まずは申請するための書類を入手
・写真撮影は自費
・発行して受け取りに予約必須
・申請から受け取りまで1~2ヶ月

だという

それだけ多機能なのか良い素材なのかは不明だが
その労力に見合った素晴らしい身分証であることを
心から願わざるを得なかった

とりあえずスマホを使える人ならば
提出する顔写真はスマホ撮影でもOKとのことなので

スマホで顔写真を撮って
スマホ上で申請完了

これはとても便利で良かった

8日目(仕事探し)

仕事探し
履歴書作成

9日目(面接→その場採用)

実際はキャリアチェンジも考えていたが
現実はそう甘くなく時は待ってくれず
少しずつ減る貯金に危機感を感じ

とりあえず手っ取り早く就ける経験ありの仕事で
経済的な不安を払拭することに

ありがたいことに面接時に採用するからと
今後についての具体的なお話までしてくれた

仕事も見つかってホッと一息つけたけど
できることなら日本でどんな仕事をするのかという
就職に関することは事前に細かく計画しておけば
もっと良かったかもしれない

転入届けから2週間

ところで手続き関係はこれで終わったわけではない

転入届けを出してからしばらくして
役所から「国民年金手続き」のお知らせが来た

手続き関係は億劫だし
仕事を始めたばかりだったため
役所に足を伸ばす余裕が精神的にもなく
お知らせが来てから数週間放置してしまった

そうして帰国から1ヶ月以上過ぎた頃になり
仕事にも新しい生活環境にも慣れてきて
やっと思い腰を上げて役所に向かったのだ

必要なものは
①パスポート

用意できるのならば
②戸籍の附票
③年金番号が分かるもの

正直②と③はなくても問題なかった

パスポートだけで情報が出てくる
役所のデータベースすごい

平日の昼間に行ったので待ち時間もなく
手続き自体は15分程度で済んだと思う

ちなみに海外在住者が本帰国をした際
収入の確保が難しいということが考慮され
年金の免除申請もできるということで
ご案内を頂いて申請手続きをお願いした

これはめちゃくちゃ有難い

マイナンバー申請から1ヶ月半

ついにマイナンバーカードの受け取り予約をした日

国外転入からのマイナンバー申請は
時間がかかるかもしれないとのことで
受け取りまで2ヶ月は見てくださいという話だった

それでも受け取り場所によっては
早めに受け取れる場合もあると助言を頂き
調べた中で一番早く受け取り予約ができる施設で予約

最速でも受け取りまでに1ヶ月半待った

受け取り事態はとてもスムーズで
予約時間に到着するとすぐに案内され
必要書類に記入に5分
パスワードの設定に5分

10分後には全てが簡潔していた

これでもう身分証明のために
パスポートを持ち歩かなくて良くなる

コンビニで公的書類が取り寄せられる
というのもとても便利で素晴らしい

マイナンバーカードが必要で
ずっとできなかったスマホの乗り換えも
近いうちにしようと思う

マイナンバー提出業務

ついに手にいれたマイナンバーカード

取得が現時点(2024年12月)では義務ではない
身分証をここまでして入手したのは

仕事をするにも
携帯電話会社の乗り換えにも
このカードが必要だったからだ

もちろん“通知カード”のみでも
出来ないことはないのだが
代わりに別の書類を用意したりしなくてはならず

また免許証を持っていない私はパスポートを更新したら
「顔写真付きの身分証」がなくなるためでもあった

ところでこの“マイナンバーカード”を使い
携帯電話会社の乗り換えをしたのだが
その際の認証はスマートフォンへのタッチだけで
用事が済んでしまい驚いた

タッチ機能対応しているなんて
すごいじゃないかと素直に感心してしまった

その一方で職場に提出するマイナンバーは
わざわざカードのコピーをとって張り付けて
マイナンバー使用に同意する署名印鑑を押して郵送

最新のハイテク技術と共存する
印鑑と紙の文化が未だ健在の日本

久しぶりの日本らしさに懐かしさを
感じずにはいられなかった

最後に

一応書類関係のやりたかった手続きが
自分の中で完了するまでにかかったのは
実に2ヶ月という想像外の時間だった

それでもマイナンバーカードを除けば
2週間である程度のことは整う

これを長いと見るか短いと見るかは人それぞれ

帰国すればすぐに日本の生活が
始められるかというとそうではなかった
というのが個人的な感想だった

時差が大きい国からの帰国だと
身体が日本時間に合うのに時間がかかることも
一応加味した方がいいし

仕事はすぐに見つけたとしても
正社員雇用じゃないと
即効でフルタイムで働かせてもらえなかったりするし

働いた給料は翌月払いの場合も多いから
日本円の貯金がなければ帰国早々に金欠になる

実家や住まわせてくれる親族や知人がいなければ
これに家探しも加わってくるのだ

こうして書き出してみると
頑張れば1日で終わりそうなことでも

・帰国の際に持ってきた荷物の片付け
・新居での生活に必要な物の買い出し
・日常生活で必要な家事

といった細々したタスクもこなしながら

手続き関係は役所やら店舗やらへの移動も
都合良く家の近くになければ結構時間がかかる

そうしたことが結構計算外のことだった

日本に帰ればなんとかなるって
深く考えもせずに思っていた私は
今回の一連の流れを経験して少し反省している

また久しぶりの母国である分
知ってはいるけど記憶が曖昧になっている事や
新しい制度や社会の雰囲気に戸惑ったりもあった

この経験はまたいつの日かどこかで
きっと役に立つと信じている


いいなと思ったら応援しよう!