UL-380Potを5月5日より発売
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FREELIGHTはUL-600Potシリーズにスタッキング可能な蓋つきPOT
UL-380Potを5月5日より発売することになりました。
工場と協議を始めてから1年半 途中からコロナの影響などで、いろいろなトラブルもありました。関連工場の休業、国際&国内流通問題による
チタニウム板の欠品・・・・今まで私どもが経験したことのない状況下でのモノづくりでした。
そんな中でも製造を急がずに時間がかかってもかまわないと私たちがこだわったポイントを記しておきたいと思います。
・UL-600シリーズとのスタッキング
旧350Potでもスタッキングは可能でしたが、蓋を付けて収納できないこと
が私たちの気になるポイントになっていたので、この点を改善する図面を
工場側に提案させていただきました。これは容量との兼ね合いもあり金型
が即その形とならないプレスでは1㎜程度の金型調整を工場に何度も
繰り替えして頂きました。※1 実物を見ていただくとこのわずかな隙間に
収まる日本の技術をご確認いただけると思います。
・蓋はしっかり
UL-600シリーズでは炊飯調理の様子を蓋のカタつきで感じようと少し緩めの
蓋を製造いたしましたが、UL-380Potでは珈琲を飲むなどカップとしてや、お湯を沸かすなどのシーンが多く想像されるので蓋はしっかり閉まるサイズを作りました。
・出来るだけ多くの容量で、そして軽く
もう少し小さなカップのほうが・・・珈琲を飲むならいっそ300cc程度でいいかもしれませんが、フィールドでは都度で道具をそろえる事はできません。それならば少し大きくそして軽い物なら多くのシーンをカバーすることができるはず。そんな思いから350Potではチタニウム0.4㎜板だったものを380Potでは0.3㎜の板に変更いたしました。
この事で重量70gだったものが更に容量を増やしても57gに抑えることを可能にしたのです。
そしてこのわずかな容量の差で可能になったのがカップラーメンなどの調理以前の350㏄では筒形カップラーメンは作れたものの器型カップラーメンでは400㏄近くのお湯が必要で作る事はできませんでした。しかしこの380POT(すりきり400㏄)ではなんとか調理することも可能とりました。※2
この他にもα米にスープでも余裕を持ってお湯を使うことができます。
・UL-600から引き継がれる良いとこどり
蓋のツマミは自立して立ち上がり、ハンドルは手を放してもグラグラすることなくしっかり本体から離れてその場にとどまってくれます。
・おまけ
ついでになってしまいましたがスタッフバッグも一工夫してみました。
収納を考え少しゆったりした作りのUL-600 のメッシュバックでしたが
UL-380Potでは少しタイトに作ってメッシュのままUL-600 に入れられるようにしました。 これは早めにテン場に到着しテントを建ててから山頂までのピストン、そんな時持参したUL-600 からメッシュのままのUL-380POTを取り出し中に入った火器と共に山頂へ! 絶景の中お茶をして戻る! そんなシーンを想像した為で・・・これが皆様に有効かどうかは判りませんが、そんな思いで作ってみたのでぜひご意見を頂ければと思います。
※1 金型製造で製造される製品は金型そのものの形で絞り製造されるのではなく素材特性により、ゆがみが生じ絞られて出来上がります。その歪みを想定し金型を作るのが技術となり、日本の技術は世界トップと言えます。
※2 器型カップラーメンの多くが400㏄程度で作れますが、製品毎の仕様は異なります。 ご確認後におつくり下さい。