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暑い日も日の出で作業してます。

久しぶりに日の出BASEのご報告をさせていただきます。

今年は本当に暑かったですね! そんな中ですが空調服に助けてもらって
何とか作業は進めていました。

ハーネス ロープで屋根洗い

瓦屋根の洗浄は怖かった・・・  南側は問題ないのですが 北面はコケが乗っていて濡れるとツルツルに。 高い所が苦手なこともあり足場にロープを結んでハーネス作業となりました。

足場を取ってしまうと出来ない破風周りの仕上げ(塗り)もこちらで作業

やっと 足場が外れ外装はひと段落です。
玄関回りは最後の仕上げで作業するので現在はシートの状態です。

内作業が始まった室内は大引き3寸5分(105㎜角材)を引いて根太1寸5分(45㎜角材)を乗せていきます。根太のピッチは古くから使われている1尺(30.3㎜)間隔

寸尺って面倒??  いえいえ 家を弄ってみると判るのですがすごく便利な寸法なんです。 すべての木材や板がこの寸法で出来ていて、たとえば合板などはサブロク(尺) サイズで910mm x 1820mm。 これが無駄なく組めるようになっているのです 各所下地の寸法は 必要強度にもよりますがだいたい1尺か1尺5寸で組むのでこれもばっちり組みあがっていきます。
巻き尺に至ってはミリと寸尺が併記された物があり、これを使うとあっという間に割り振りが出来ます。
>何㎜ 次は何㎜ などと追っていく必要が無く 10寸(1尺)単位に印をつければ ハイ終わり!  ほんと便利です。

施工サイズが大きいので面倒の一つが大引き 短辺側に4m材を使っても
3本継になってしまいます。 計算すると3m材でも3本継で施工できるので価格の安い105㎜角(3寸5分)を 55本購入することにして、これにせっせと継ぎを作ってレベルを出し繋いでいきました。 

出来れば安全の為長ズボン履きたいのですが・・・暑すぎて・・

もう一つ面倒なのがやはり誤差 100年以上前の建物にレーザーを使って基準を作るとあちこちで誤差が現れこれを修正しなければいけません。
上図では石場建ての所をコンクリで巻いたので大引きを削らなければレベルに収めることが出来ませんでした。
このような修正は時間と労力がかかるので作業速度は一向に上がりません。

今後はまだ打てていない玄関と店舗予定スペースの土間コンを打って 室内を仕上げていきます。本当は床の捨て貼りをしてしまいたいのですが、
コンクリ作業があるとほこりが舞うので掃除の為にも捨て貼りをしたくない・・  では 急いでコンクリ打って となりますが、この暑さの中土間コンは作業性 強度@ の関係で涼しくなってから作業したい。

やはりゆっくり作業を進めるしかないようです。

では では では

@ 厚い季節のコンクリ打ちは すぐ乾いてしまうので作業が難しいだけでなく ヒビが入りやすくなるし 強度も落ちてしまいます。