緊急事態宣言解除 とある医療機関の実話

緊急事態宣言も解除になり、都内の電車も多くの人が利用していますね。

私の非常勤先である、検診の医療機関も感染症対策に力を入れています。

感染予防にガイドラインを作成し、直接の感染予防にマスク・手袋・フェイスシールドを採用しました。
マスク・手袋は、今までの経験上装着はしたことあるのですが・・・
フェイスシールドは、手術室のDr.&Nsぐらいしか見た事がなかったので、自身が使うとなると感慨深いものです。

画像1

フェイスシールドは中国製です。
手で持った感じは軽く、重さに対してのストレスは感じません。
・・・が、マスクをしてからフェイスシールドを装着すると、一気に暑くなります。さらに曇ります。
これは、マスクで籠った暖かい息がさらにフェイスシールドの中で留まるのが影響しているのではないかと思います。


TV等で放送される医療機関には、防護服を着用している所もありますが、長時間の検査をするのはストレスも多く厳しい気がします。
この暑さ対策には室温を下げる様にすれば良いのですが、医療機関は23~24℃程度に室温を保つ事になっていますので、暑いからと思って20℃にいきなり設定温度を下げられないのが現状です。
特に、検診機関だと検査着に着替えさせている為 必要以上に室温を下げるのは難しいです。


実際に夏はエアコンの温度が23℃より低いと、「寒い・・・っ」て苦情がでます。人によってエアコン(クーラー)が苦手な人もいます。寒いと感じる人には、ブランケットを貸出して対策する施設は多いと思います。


緊急事態宣言解除になりましたが、個人的にどこまで感染予防をするのが良いのか正直分かりません。移動(通勤)に使うバス・電車ではマスクを使う程度ですし、フェイスシールドを使ってる人は珍しいと思います。また防護服を電車やバスで着用している人はまだ見かけません。
この辺りのガイドラインも、国の感染症対策委員や医師会と決めても良いのかと思います。
現時点では、各々の医療法人や医療施設にゆだねられているので、最近検査を複数機関で受けた人は、アレ?って思うところがあるかと思います。

この様に感染対策に重装備をすることで弊害もあります。特に多くの医療機関が使い捨ての医療物資について不足を訴えています。

今不足しているのは、防護服とアルコールだと耳にします。大きな医療機関だと卸業者で一定の在庫を確保していると思いますが、小規模な医療機関では希望する量を発注してもスムーズに入手する事は難しい状況です。

クラウドファンディングでも、フェイスシールドについて資金募集していましたね。
生産はおそらく中国なので、順調に製品化できても船便だと1週間~2ヶ月かかったりしますし、飛行機便なら運賃が高くなったりしますね。今は、中国⇔日本便も減便しているので航空便ですら遅い事もあります。

多くの製造業が中国に頼っていますので、フェイスシールドや防護服等は数ヶ月先にならないと充足しないですね。今は出来る事を考えて、物流が正常になるまで耐えるしかないですね。

手洗い重視で感染しない様に気をつけましょう。



いいなと思ったら応援しよう!