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保育園で「良い母親」と思われたくて疲れがすぎる話

昔から、どっちかっていうと優等生気質だった。
勉強はわりと得意だったし、周りと合わせるのもそこそこ上手。
だからか、いつも「いい顔しなきゃ」と思っちゃうタイプだった。

正直、息苦しかった。
幼稚園の頃は「早く小学生になりたい」って思ってたし、
小学生の時は「早く中学生に」、大学入ったら「早く社会人になりたい」と。
今の仕事はフリーランスだから、厳密に言うと社会人って感じでもないけど、
ずっと「大きくなったらもっと自由に生きられるはず」って信じてた。

で、実際に大人になったら、ある程度自由だな~って思う。
職業柄もあるけど、髪型も服装も好きにできるし、考え方や行動だって別に誰かに合わせなくていい。
ここ10年ぐらい、そんな感じでわりと気楽に生きてきた。

そんな中で、息子が保育園デビュー。久々の「集団生活」ってやつですよ。
ここで、なんかこう…自意識がガッツリ疼くわけです。
いや、恥ずかしい話だけど、やっぱり「良い親」って思われたいじゃないですか。
息子も「良い親に育てられてる子」って見てもらって、先生たちには安心して可愛がってほしい。

でも、ぶっちゃけフリーランス母、めちゃくちゃおっちょこちょいで常識にも疎い。
毎日、持ち物や補充物を「よし!完璧!」ってチェックしてるのに、どうしても抜けが出ちゃう。

たとえば、「コップは毎日持って帰って洗ってくださいね」って決まり、気づいたのが通園から2週間経ったある日。
ふと思いついて「コップって週末に持ち帰った方がいいですか?」って聞いたら、「あっ、毎日持って帰って洗ってきてください!」と。
息子よ…すまぬ…。ガチですまぬ。

ある日は、「靴下を持ってきてくださいね」と言われて、
よっしゃ!と新品5足くらいをバッチリ持っていったら、
「今度からでいいので、すべり止めが付いてるものでお願いします」と。
そうよね、滑るよね。危ないよね。
…想像力…なさすぎてもう一回小学校からやり直すべきか。

ほかにも、スタイの替えが足りなかったり、オムツの残量を間違えたり、
お迎え時に謎に抱っこ紐の装着に手間取ってたり、
忘れ物ないか確認が遅すぎて他の保護者さんより無意味に滞在時間長かったり、、

もう本当に小さいボロ出しまくりで、先生もなにか伝える時にめっちゃ気を使ってくれるんですよ。
「あの、今度からで、ほんとにもう全然いいんですけど…」みたいな。
いやいやいやいや、すみません全部自分のせいなんで、むしろ叱ってください、みたいな。
なんで先生が保護者まで育てなきゃいけないの、って。

ていうか書きながら、「完璧な保護者」への道のり遠すぎて笑えてくる。
そもそも「完璧な保護者」って何?ってゲシュタルト崩壊。
もはやここまで読んでくれた人は「この人ほんとに優等生タイプなのか?」って思ったでしょ。
いや、そこはね、わりと嘘じゃないのよ。ってそんなプライドもまじでどうでもいいから捨てよ?

うちら「いい母親」やりたいのに、なぜかうまくいかないよね?失敗だらけで超かわいいよね?そうだと言ってくれ、頼む、、

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