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背中スイッチ?うちにはラッコスイッチがありました~新生児期ねんね~


ここで1歳息子の新生児期を振り返ってみようと思う。

「相場おぎゃーだよね?!」と突っ込みたくなるような「えーん!」という可愛すぎる産声と共に産まれる。
新生児室では他の子のギャン泣きをものともせず、すやすやと眠っていた。
母子同室のときも、時計入ってる?と思うくらい3時間ぴったりでお腹が空いたと泣き、
「本当に赤ちゃんって3時間でお腹が空くんだ~!」と思い込んだ私は、2時間50分で泣いたときに「すみません、まだ3時間じゃないんですけど授乳しに行ってもいいですか…?」と助産師さんに確認をとる天然ぶりを発揮。

そんな静かな赤ちゃんだった息子。

—— 怖々抱っこして帰った退院の日から、戦いは始まった。

入院中はベッドに寝かせても抱いても寝続けていた優等生ちゃん。
おうちのベッドだよ~とふんわり着地させると、すやすや。
すごーい!背中スイッチとかないんだね!母も寝るね!おやすみー!

zzz…
zz…
………えーん!

お?もう3時間経ったの?
と時計を見たら、あらびっくり。なんと30分しか経ってないよ☆

おっぱいかな?ミルクはさっき飲んだからちょっと我慢してね…なんて抱っこしたらすぐに泣きやみ再入眠。
あら、抱っこが良かったのかな~、じゃあもう1回寝てみようか…

着地…
zzz…
zz…
…….えーん!

おお??もう起きたの?3時間寝た感じはしないなあ。どのくらい経った?
……え?15分?

これである、わが息子の難しいところ。
背中スイッチはないのだが、数分から長くて数十分で起きてしまう。

ただ抱っこで落ち着くのは分かっていたので、抱っこで寝かせて、ベッドに慣れるまでこんな感じかな…なんて頑張っていた。

が、寝る場所、服、室温、部屋の明かり…。何を試しても越えられない「45分の壁」。

だんだん抱っこしたまま私も座って眠るようになり、
数日で腰や首が痛くなってからは、私は仰向け、息子は胸の上でうつ伏せ、という状態に落ち着いた。
ラッコ期の始まりである。

うつ伏せ寝にはSIDSのリスクが…という話はもちろん重々承知している。
が、息子と私は当時それでしか寝られなかった。
昼は抱っこかラッコ、夜はラッコ。
だっこらっこだっこらっこずっといっしょ。そんな調子である。

数週間でうつ伏せ寝のための筋肉もついた息子は、首も座ってないのに、うつ伏せ状態で顔の向きを変えることもできるようになった。
苦しかったり居心地が悪ければ自分で調整していた。こりゃすごい。

1ヶ月、2ヶ月と経つ頃にはラッコ寝なら3~4時間寝られるようになっていた。
そんな新生児期。

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赤ちゃんの寝かしつけって、理想と現実のギャップが激しい。
どんなに工夫しても寝ない夜が続くと、「私のやり方が悪いのかな…?」と落ち込むこともザラにあった。
ラッコ寝でなんとか乗り切った新生児期を経て、1歳になった息子は……相変わらず寝ない!新生児のときより寝ない!!!!

でも、寝ないなりに私たち親子のペースができてきた気もする。
とりあえずおっぱいをおしゃぶりにしていたい息子なので、添い乳一択。
新生児のときの訳わかんなさっぷりと比べたら、だいぶ気は楽だよ、、。
そうやって、少しずつ母は君のことを分かっていくしかないのだね。

お疲れ、私。
一年前も今日も、お疲れ。

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