幸福日和 #046「先人の視点で今日を眺める」
例えば、
今の時代では当たり前のことでも
技術の進歩によって
昔の人には叶えられなかったことは
世の中にはたくさんあります。
もしも、一時代前に生きていた彼らが
現代に生きていたとしたら
どのように日常を眺めているだろうか。
そんなことを空想してみるんです。
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例えば、
今では誰でも世界の国々に旅行に行けますが、
飛行機で空を眺めている時、
もしも、あのライト兄弟が隣の席で
同じジャンボジェット機に乗っていたとしたら
どんな話をするだろうかと考えてみる。
天文学者であったガリレオが
パソコンでグーグルアースを見たら
なんといって驚いたでしょうか。
また、そこから何を考えるだろうか想像してみる。
ピカソがパソコンやプリンタを手にしたら、
どのようなものを描こうと思い浮かべるだろうか。
僕らには想像もつかないことを思いつくかもしれません。
そんなことを自由に空想してみるだけでも面白いですよね。
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実は僕たちは、
あの時代の天才達ですらできなかったことを
できてしまうという素晴らしい時代に生きています。
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時間の流れや
人の進歩というのは不思議なもので、
生まれてきた時代が少し違うというだけで、
できないことができてしまったり、
逆にできることもできなかったりしてしまうもの。
数年前までは、労働とは汗水流すものでしたが、
今では頭で考えて働く時代。
もしかしたら、数年後の未来は、
空気を個人で購入する時代になっているかもしれないし、
家族という概念も変わっているかもしれない。
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なにも考えずに生活していると、
できるかできないとか、
面白いかつまらないとかと
表面的に物事を判断してしまいがちです。
でも、日常をつまらなくしているのは
理想ばかり見すぎて「今できること」から
目をそらしているからなのかもしれません。
先人たちも嫉妬してしまうような、
そんな希望に満ちた現代の中で、
今自分ができることというのは
実はどれもが素晴らしいことなんです。