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TENARAI創業にあたって

2024年11月にTENARAIという会社を創業しました。ここ数年、再度起業したいという想いが大きくなっていたのですが、今回様々な縁もありこのタイミングで新しい会社をスタートさせることになりました。
ありがたいことに創業段階で上場企業を含む数社との業務提携が進んでおり、一旦は順調な滑り出しではないかと思います。


TENARAIの由来

「TENARAI」は日本語の「手習」から来ています。手習とは「教養や知識の習得にも関わる重要な学習活動」のことを指す言葉です。TENARAIはSES※を主たる事業として創業しているのですが、大きな特徴としては「未経験からエンジニアになれる」学習プログラムを提供している点です。ゼロから学び、習得していくということ、つまり「手習」をビジネスの軸にしました。この仕組みを採用した背景は次の章以降で触れていければと思います。

※SES(System Engineering Service)は、IT業界における人材サービスの一形態でクライアント企業にITエンジニアを派遣し、システム開発や保守、運用などの業務を行います。

創業背景

私自身のキャリアはファッション業界から始まり、メディアスタートアップの共同創業経験やOrigamiというスマホ決済を日本で最初に仕掛けたスタートアップ、グローバルテックカンパニーであるAWSなど計7社を経験してきました。どの転職も苦労の伴う大きなチャレンジでしたが、特に未経験でIT業界入った20代後半は今思えば最も苦労をした時期であり、最も得るものが多かった時期だったと思います。

そうした経験からTENARAIは「あらゆる人がチャレンジできる環境を作りたい」という想いを持って創業しました。
僕自身学生の時にはあまり真剣に就職活動をしたタイプではなく、色々な後悔を持って社会に出ました。そして年を経るごとに新しい仕事にチャレンジする機会は減っていくということも理解していきました。
当時は30歳目前で業界経験や営業スキルもない自分がIT業界に入るのは無理なのではないかと思えるほど転職がうまくいかなったことを覚えています。
そして必死の思いでIT業界に入るきっかけを掴むわけですが、そこでも様々な波乱がありました。(ここで書ける内容ではないため簡単に)
ただこの転職をきっかけとしてITの世界でなんとか生きていける素地を作ることができ、共同起業経験や素晴らしい創業メンバーの揃ったスタートアップに携わることができるようになったのです。偶然にも縁のあった小さな会社での1年程度の経験で自分のキャリア、ひいては人生そのものが大きく変わったということを経験しているのです。
しかし自分が歩んだキャリアパスはどこまで再現性のあるものなのでしょうか。正直自分の努力ではない幸運によるものも多分にある中で他の方に「リスクとって現状を変えましょう!」と想いのみを発信してもそれに響く人はあまりいないのではないかと感じています。
もちろん私以上のリスクと苦労を経験している方は山のようにいるでしょうし、そういった方からすると甘い考えだと思われるかもしれません。ただ何かを新しく始める、現状を変えるということは多くの人にとってはとてもハードルが高く、チャレンジするスタートラインに立つこともできないのではないかと思います。
そんな人達の一歩を踏み出す一助となればというのがTENARAIの存在価値だと考えています。

TENARAIがやっていること

まず前提としてTENARAIはこれまでの経験値というものをあまり重視はせず、今後どうなっていきたいのかという想いに焦点を当てます。
具体的にやっていることとしてはエンジニアになりたい方を採用し、日中は外部企業から委託した業務についていただきながら、6ヶ月間程度のエンジニア学習プログラム(無償提供)を受講していただきます。そのプログラム修了後にはジュニアエンジニア(実務経験1年から2年程度のスキルセット)として様々なプロジェクトに携わっていただくという流れになります。
ここからのキャリアパスについてはTENARAIの特徴とも言えますが、皆さんの要望に沿った形で進めていくことを想定しています。つまり外部に転職したい!という方であってもTENARAIはサポートします。もちろんどの企業よりも面白く働ける環境を作ることを目指していますが、それでも隣の芝生は青く見えるもので何かにチャレンジしたくなる気持ちは変えることはできないと思っています。サポートの具体的な仕組みは現在構築中ですが、チャレンジをサポートしたいという想いを形にしたいと思っています。

TENARAIが目指すもの

TENARAIはSES事業で創業しておりますが、キャリアにおけるチャレンジを支援したいという考えに基づき多角的に事業を展開していきたいと考えています。以下はその構想の一部です。

  1. エンジニア以外の職種でも同様のプログラムを作る
    デザイナーや営業、マーケティング、PRなど様々な職種に横展開。

  2. キャリアパスを相談できるメンター/メンティープラットフォームを作る
    ロールモデルがいない、将来どうなりたいかがわからないなど仕事の悩みや課題に対して適切なメンターを見つけて相談ができる。

  3. 新しい転職の仕組みを作る
    事前に転職希望先で働いた上で転職ができる。

  4. 企業付き人材育成コーチング
    2に近いですが、会社でのパフォーマンス向上のために必要なアクション、モチベーションアップを支援するサービス

  5. TENARAIにこれから参画される方のやってみたい事業

それぞれ取り組みたいタイムラインや事業への解像度は異なるのですが、どれも自分が経験したことへの解決策として有用なのではないかと思っています。
いつ始めるのかは未定ではありますが1年程度で段階的に事業化していきたいと考えています。

TENARAIに関心を持っていただいた方へ

TENARAIは創業したての会社で私自身会社を率いるという経験は初めてです。リスクをとって何かにチャレンジすることは恐怖と不安との戦いですが、結果がどうなったとしてもその過程で得られることは今感じている感情を大きく凌駕するものであることは間違いないです。ただ包み隠さずいうなら、創業したばかりの会社にはこれまでにないチャンスがあると同時に、これまでにない不安定さも伴うということです。もちろん創業者として早く安定的に皆さんが働ける環境を整えたいと思っています。しかし急速に組織が成長する中では1日前とは全く違う方向に進むことは日常的にあることで、そうした状況に適応しながら成長をしていくものだと考えています。
そうした環境下においてTENARAIという会社に関わることで人生が変わっていくという経験をしていただける方が1人でも増えればと願っています。
そうした想いからTENARAIのメンバーに加わってみたいと思っていただける方には私のコミットメントを含め以下をお伝えしたいと思います。

Why TENARAI ?

世の中にはもっと給料がよく、福利厚生もしっかりしていて、有名な企業も多くあります。その中でなぜTENARAIなのでしょうか。創業したてで実績もない会社になぜ入社するのでしょうか。もちろん言語化できるものだけではない感情的なものもあるかもしれません。ぜひその点を深く考えていただければと思います。
ちなみに創業者として皆さんがTENARAIに参画するメリットや同業他社では経験できないことは明確に持っていますし、それらを提供していきたいと思います。
雇う、雇われるという関係を超えてお互いの理想に近づくためにTENARAIは存在します。つまりこれからTENARAIに参画いただく皆さんは会社にどう貢献できるのかと同時にどのようにTENARAIという場を活用していくのかを考えてほしいと思います。

少しでも関心をお持ちいただけるようであれば以下にアクセスしていただければと思います。

<採用、会社説明会情報>

  1. より詳細を知りたい方向け会社説明会: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSczAuxoyeZgqqU7hiZA0T5fJ8gIAVpq5pV2cT__xaHmTh70lA/viewform

  2. 選考希望の方はこちら: https://tenarai.co.jp/#hiring


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