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書籍「全共闘晩期」11月末刊行!これを読んで、最悪の歴史修正/歪曲映画「ゲバルトの杜」を共に批判していきましょう!

https://freegaza.web.fc2.com/index.html
http://www.koshisha.co.jp/pub/archives/921

1972年11月8日の川口大三郎君虐殺とその後の早大解放闘争にまつわる事実を歪曲/捏造し、その歴史的意味を虐殺者の側に立って書き換えた「歴史修正/歪曲」映画【ゲバルトの杜】。
この映画を徹底的に批判するために我々が2024年7月6日に開催したシンポジウムの記録を軸とした書籍が11月末に刊行されます。シンポジウムで出された論点を更に深めていく書下ろし論稿も多数収録しています。
全ての皆さん!この書籍を手に取り、読み、論議を深めていきましょう!

発刊を一つの媒介として、イベント・情宣等も積極的に行ってまいります。注目・参加・支援をよろしくお願いします。
歴史修正/歪曲映画「ゲバルトの杜」と原作本「彼は早稲田で死んだ」を徹底的に批判する大衆的なうねりを更に大きく深く巻き起こそう!

全共闘晩期—— 川口大三郎事件からSEALDs以後

編著者:絓 秀実/花咲政之輔
発行:航思社
A5判 272ページ 並製
価格 2,500円+税
発売:11月末

紹介
歴史の歪曲を糺す

1970年7.7華青闘告発の直後の山村(梁)政明の自死につづく川口大三郎虐殺事件と「早稲田解放闘争」、そして各大学で執られるようになった支配構造とは何か。全共闘後期から2015年SEALDs、そして現在と未来の社会運動をめぐり数々の問題を剔抉する。
樋田毅のノンフィクション『彼は早稲田で死んだ』、それを原案とするドキュメンタリー映画、代島治彦監督『ゲバルトの杜』は、歴史を歪曲し、真実から目を背けている。
われわれは、記憶し、闘争し、最後まで忘却を拒否する、まつろわぬ者どもである。

目次

巻頭言 絓秀実・花咲政之輔(書下ろし)

第Ⅰ部 シンポジウム(本年7月6日開催の記録)

 映画『ゲバルトの杜』徹底批判
 パネリスト:大野左紀子・河原省吾・菅 孝行・ 照山もみじ(金子亜由美)・絓 秀実・花咲政之輔

第Ⅱ部 政治の表象/表象の政治

 記憶の修正・歴史の偽造―映画『ゲバルトの杜』への心象を起点に 菅 孝行(書下ろし)
 「川口君事件」をいかに「語る」か 照山もみじ(金子亜由美)(書下ろし)
 誰のための鎮魂なのか――川口大三郎事件と早大解放闘争は終わらない 河原省吾(書下ろし)
 暴力への想像力 大野左紀子(書下ろし)
 川口君追悼とは真逆の虐殺者免罪映画 水谷保孝
 樋田毅『彼は早稲田で死んだ』を鼻つまみにし、歴史のくずかごへ 前田年昭(書下ろし)
 「絶望」と隣り合う「希望」とは如何なる謂か?――代島治彦『ゲバ杜』とその言説・徹底批判 絓 秀実
 昂揚会・原理・早稲田リンクス――奥島「改革」後の早大管理監視体制 花咲政之輔(書下ろし)
 鼎談 虐殺者の側に立つ映画 亀田 博・絓秀実・花咲政之輔

第Ⅲ部 全共闘晩期

 「六八年」をめぐる個人的な抵抗 稲川方人
 早稲田は誰に住みよいか 津村 喬
 梁政明の死 津村 喬
 山村(梁)政明の闘争と抵抗 小泉義之(書下ろし)
 なんとなく、カクマル――「暴力批判論」のために 長濱一眞(書下ろし)
 内ゲバとアソシエーション 吉永剛志(書下ろし)
 新左翼とは何だったか―一九六九年の未完の階級構成をめぐって マニュエル・ヤン(書下ろし)
 天皇制の「永遠」と内ゲバの「終焉」 絓 秀実(書下ろし)

関連年表(本書のため作成)

前書きなど

新左翼運動として闘われた「1968年」が、現代の思想潮流のなかで、どのように変質しているのか。それは、戦後思想のなかで、どう位置づけられるのか。とりわけ、2015年の安保法制反対運動をへて、どこへ向かっていったのか。
いったい「内ゲバ」とは何であり、今、どのように考えられるべきなのか。そして、2015年以降、天皇制の問題は、どう捉えられるのか。同時代の海外における左派運動内の「暴力」は、どうだったのか。

問いは開かれている。

――巻頭言より

http://www.koshisha.co.jp/pub/archives/921

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