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1歩進んで2歩下がる。

こんにちはfreee Advisor Day2023(以降fAD)プロデューサーのREISHOです。前回、「みてみて、タダだから。」というお話をしました。その続きです。
※今回からトップの画像をAdobe Fireflyで作ってみます。
(misprint supermarket gift catalogue printing company )

えー新しいサイトがOPENいたしました!と言ってはみたものの、アップしたらしたで、いろいろと見つかる事ってあります。。。なので、もう少し経ってから大きな声でリニューアルしました!とお伝えさせてください。それにしてもウェブサイトというのは、「紙」とは違って、修正という概念が結構希薄なのかなと思うことがあります。簡単に直せると思う人、結構いるかもしれません。逆に紙はめちゃくちゃ大変なんですよね、修正。と言いますか、一度刷ったらそれきりなので、訂正するとしたら「①誤植に上からシールを貼る」、「②訂正用紙を挟み込む」、「③刷り直す」、「④増刷で直す」、「⑤諦める…」以上の打ち手になるかなと思います。前半の、①~③はとにかくお金がかかります。部数にもよりますが、③>①>②の順番での金額の大きさでしょうか。自分はそのどれも経験しておりまして…スクランブル、Dr.スランプ状態ですがそれでもまだ生き残ってこれているのはありがたいことだなと思います。というか、まあ命までは取られることはないのですが。

キャリアの中で一番記憶に残っているのは②です。当時はスーパーマーケットのギフト冊子を作っていました。この話しましたかねnoteで?もはやそこがわからなくなっているのですが、同じエピソードでも、初めてのように書きますのでご容赦ください。80ページくらいのギフト冊子で、もうほんと、会社に泊まりまくって、ミノムシ(寝袋で寝るので)万歳な感じでようやく校了して、朝帰ったんですよね土曜日の。で週末過ごしてから、クライアントに呼ばれまして、聴けば「誤植があると…」。1000以上掲載されているギフトアイテムの中の一つのアイスクリームのセットの「税込み金額の0が一つ抜け落ちていた」のです。

なんでそんなことになるのか…。

という不思議なことが起きるのが制作作業の怖いところです。でクライアントにとってみたら税込み金額の「0」が一つ無いおかげで、4桁の商品が、3桁で購入されたらとんでもないことになるわけです。税抜き金額は4桁なので、明らか誤植ではあるのですが、そこはシビアにならないといけない、お金のことダメ絶対。ということでリカバーしなければならない僕らは、「人海戦術での紙挟み込み作戦」を選択しました。

既に100部(確かそのくらい)ずつ店舗に配られている分があって、それに「営業チーム総出+印刷会社チーム総出」で訂正用紙を挟み込みに行きました、80店舗です。車に4人乗って、車も10台ぐらいだったでしょうか。80店舗を分割して、ルートを決めて、店舗に横付けして挟み込みして去っていく…。とてつもなく気が遠くなる作業でした。僕の上司は、踊る大捜査線の室井さんよろしく、本部(というか普通のオフィスの一角)でインカムをつけながら、指示を出してました。「1号車遅れているから、3号車がカヴァー!4号車がバックアップして、5号車は待機!」ほんと戦争の現場のようでした。戦争に参加したことはありませんが。ただ、クライアントには申し訳ありませんが、その時培った連帯感や印刷会社さんとのお互い助け合うリレーションは一生ものになりました。この人たちは、裏切らない、そして裏切れないと思いました。この時苦楽を共にした方々は今も自分のブレーンとして良きお付き合い(僕はそう思っています!)をさせていただいています。

キャリアとはそんな人たちとの出会いの積み重なりで厚みを増していくのかなと、そんなことを思っています。あ、WEBを直すのももちろん大変ですmmがんばるぞー!

To be continued…
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