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会計事務所のみなさんと共に創り上げていきたい未来
「freee Advisor Day 2022」
佐々木大輔 CLOSING SESSIONレポート
「会計業界の“やらなくちゃ”がここに。」をキャッチワードに6月14日(火)、東京・品川インタシティーホールで「freee Advisor Day 2022」が開催された。スモールビジネスのこれからを考えるキーポイントや、現場の貴重な体験談が惜しげもなく共有された本イベント。
メインステージのダイジェストはココで公開しているが、この記事ではメインステージのクロージングを務めたfreee株式会社CEO・佐々木大輔のセッションをダイジェストで紹介する。会計業界の未来を見据え、freeeはどう考え、どう動いているのか――。
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「本日はお越しいただきありがとうございます」
クラウド会計は「便利なもの」から「必要なもの」へ。佐々木CEOはまず当イベントのテーマをあらためてアナウンスしつつ、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というfreeeのミッションや「だれもが自由に経営できる世の中を」というfreeeが提供したい世界観を再確認した。
続いて、メインプロダクトである「freee会計」の躍進を数字を以て紹介。
・有料課金ユーザー企業数→38万ユーザー越え
・アプリストア掲載数→129件(連携アプリ)
・Appストアアプリ評価→☆4.5 評価数57,000件
10年の歴史を経て積み上げられていった確かな評価と成果を、パートナーであるアドバイザーに報告した。さらに「freeeカードUnlimited」「法人口座開設プログラム」など、毎月のように発表されていく新サービスや機能拡充についても併せて紹介した。
リアルタイム化への想い
次に佐々木CEOは、アドバイザーの大きな武器となる「リアルタイム化」への熱意と、それをサポートするサービスを紹介。
アドバイザー各人が「経営のパートナー」というリッチスキルを得ることの重要性を説き、「リアルタイム化の波が広がっている実感がある。本日の各セッションでもたくさん事例が紹介された」と手ごたえを語った。
そして「1年間でfreee公認資格取得者がほぼ倍増」「認定アドバイザーからの高評価」などの実例を挙げ、「リアルタイム化」の実用性を裏付けた。
freeeの新たな挑戦について
現況を総括し、熱い想いを語った佐々木CEOは、続いて未来を見据えた今後の事業展開について説明する。
ブランディング支援としての「バッジ制度」、事務所インフラ支援拡充を目指す「Mikatus社のグループ参画」、法改正にアジャストする「改正電子帳簿保存法対応」「インボイス制度対応」など、アドバイザーの付加価値創造の一助となるであろう新規施策を次々と紹介。来場者の期待感もいやおうなく高まっていく。
さらに、佐々木CEOは現在開発中の新技術についても言及する。そのニューフィーチャーは、会計事務所の声に応えた「新たな入力方式」だという。高まった会場の温度に応え「ぜひご期待ください」とまるでいたずらっ子のようにほほ笑むと、佐々木はついにセッションのクロージングに入る。
盛況を呈したイベントを振り返って
6時間という長時間のイベントであったが、振り返ってみれば一瞬のようにも感じる不思議な体験であった。メインステージの聴者もセッションを重ねるうちに次第と増えていき、後半には緊急で座席が増設される盛況ぶり。また、休憩中に呼びかけられたTwitterでのハッシュタグ拡散も「東京エリアで5位」を記録。会場の熱気と注目度が目に見えてわかるイベントでもあった。
佐々木CEOは最後に「今日のイベントが‟気づき“になるとうれしい。われわれも進化していきたい」と、落ち着いた口調で来場者に呼びかけ、イベントを締めた。だが、その眼には、確かな熱気が宿っていた。昨年にも増して盛況だった「freee Advisor Day 2022」――。この様子でいくと「2023」にはどんな進化が待っているのだろうか。今から楽しみだ。
(了)
「freee Advisor Day 2022」メインステージ レポートはこちら
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