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協奏力のある資料は、リズムがいい。

こんにちはfreee Advisor Day2023(以降fAD)プロデューサーのREISHOです。前回、「正解の反対は、もういいかい。」というお話をしました。その続きです。

以前、記事で書いた登壇者プレゼンテーション用のスライドのデザインテンプレートが決まりました。キービジュアルの入れ込みもマイルドに、資料の素敵な体裁になっていると僭越ながら思っております。後はここに、各登壇者さんたちの魂をアジャストしていく作業となります。魂のアジャスト…なかなかに大仰なワードを使いましたが、早い話が登壇者の意図を組み込んでいく作業ってやつです。今回は大阪会場の登壇者資料を先に入手できたことから、一旦受けた資料をどうやってフォーマットに落とし込んでいくか、より伝わる内容にサポートできるか、そんなことをデザイナーさんを交えて下打ち合わせしました。

結論…「ムズカシッ!」です。いや、登壇者さんは全く悪くないです。

一般的にプレゼンテーションは、言いたいことすべてがプレゼン資料に書いてあることは稀で、ほとんどの場合キーワードだけであったり、ポイントが箇条書きで書いてあるだけだったりします。その状況の中で、登壇者の意図(なぜそのスライドをその要素で構成したのか)をくみ取りながら、そこに文章を加減すること無しに、「聴講者」により伝わるように効果を加えて作っていきます。最初は、地ならし作業です。資料の中のカラーリングとフォントを統一させて、文字の強弱を調整し、そのあとは目印の丸やオブジェクトの矢印表現などを整理します。そうしてこれら下地を整えてから、さあ本番となります。

ここからが気と頭を使う部分です。プレゼンターの意図をくみ取りながら、効果的なスライドになるように練っていきます。この過程においては、実は「2枚に分けた方がいいスライド」や逆に「1枚にまとめた方がいいスライド」も出てくるかもしれません。そのため、一度はこの登壇スライドを用いて、プレゼンターの意図や意志を確認する打合せが必要になります。今の世の中は便利なので、そのMtgを録画することで、本来そこで参加できない人たちも録画で、直接的にクライアント(この場合は登壇者税理士さん)の言葉で元資料に落とし込んだ意図を確認できます。伝言ゲームにならずに有効な時間の使い方です。もっと言うと、この制作打ち合わせにその時の動画Mtgの参加者がいるとなお良しです。どの部分が相手が伝えたいところなのか、強調したい部分なのかがわかります。その部分にハイライトをするように構成をしていくと、プレゼンターの気持ちを乗せた資料になってきます。

ただし、自分に置き換えてみると感じる人も多いと思いますが、他人が作ったものは、なかなかプレゼンしづらいのではないでしょうか。自分は、このタイミングでこの話を入れようと、プレゼンストーリーを個別に考えるからです。話者に話者のリズムがある、これを忘れずに押しつけではない、協奏となる資料を作り込んでいきます!

To be continued…
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今回の画像は(Tax specialist presentation topic)のプロンプトでAdobe Fireflyで生成しました。


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