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ちゃんと帰ってきた!救われたロマネサイン


■はじめに

今回はまた【ロマネサイン】の構築を紹介します。
前回の構築は【5Cディスペクターコントロール】に《邪眼皇 ロマノフⅠ世》を入れたような構築でした。
妥協もありました。

前回の記事はこちら↓

前回の記事では「もうかなり頭を抱える必要が無くなってよかったです。」と記載しましたが、やっぱりちゃんと基構築と同じようにならないと本当の意味で納得がいかないもので、結局記事を投稿してからずっと悩み続けていました。
そのため、今回は前回とは大きく違います。
まず、採用している文明も水文明抜きの4文明です。
そして、今まで強いカードやコンセプトカードは4と考えることに慣れてしまった私が2積みだらけになっています。
これらができるようになったのはひとえにDM23-RP3 アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」のおかげです。
こんなに素晴らしいことはありません。
そのため、とても、とても、嬉しいです。

今回のおまけは、今回の構築で採用・意識した効果の種類を基構築と比較して紹介します。

また、今回の各カード解説は自由枠があまりにも多いため、基盤部分と自由採用部分に分けて行います。
それでは構築紹介に入ります。

■構築の紹介

・コンセプト

2→3→6!あとは、自由!

・メイン

・超次元&超GRゾーン

※今回は超次元ゾーンのみの紹介になります。
 また、紹介するカードはほぼ確定採用のカードになります。
 残りは自由枠です。

■各カード解説

<メイン:基盤枠>

・ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」×4

DM23-RP3 アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」 より

小さな《ダンディ・ナスオ》な1枚。
救世主その1。

<効果:ハニー=マーガニー(以降、クリーチャー面)>
■アビスラッシュ(このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。)

<効果:「こっちは甘いぞー」(以降、呪文面)>
■S・トリガー
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体手札に加え、残りを墓地に置く。

クリーチャー面はアビスラッシュのみと一見控えめな性能ですが、2コストという軽さとツインパクトのおかげでいつでも打点になれるカードと考えるとかなり驚異的なカードです。
今回の構築ではマナが伸びることで微妙にマナが余ることもあるため、その隙間を埋めて打点になってくれることは非常に優秀です。
また、マナ加速と墓地肥やしが非常に早いデッキでもあるため、アビスラッシュの効果でちょっとした山札回復になってくれるため無駄がありません。

呪文面は2コストという軽さでクリーチャー回収と墓地肥やしを行う非常に優秀な効果を持っています。
また、Sトリガーカードなので、《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》と一緒にSトリガーを発動することで墓地が0枚の状態でもある程度墓地蘇生対象を広げることができます。
最悪、呪文ばかりが墓地に落ちてしまった場合でも《ハニー=マーガニー》として墓地蘇生ができるため無駄がありません。
そして、2コストなので3コストのマナ加速と競合せずに使用することができることも偉いです。しかも、その3コストのマナ加速カードも回収できるので、本当に弱い部分がありません。

本来はクリーチャー版《ブラッディ・タイフーン》という認識だと思いますが、【ロマネサイン】の中で最強カードだった《ダンディ・ナスオ》の枠にようやく収まることができるほどのパワーカードなので、今回は小さな《ダンディ・ナスオ》と呼ばせていただきます。

DMEX-13 四強集結→最強直結パック より
DMD-25 マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ 煉獄からの復活 より

一切の無駄がなく、今回のコンセプトである2→3→6の2コスト枠なので4枚採用です。

・Disコットン&Disケラサス×4

DM23-BD1 レジェンドスーパーデッキ 禁王創来 より

《灰燼と天門の儀式》の使いやすさを押し上げた1枚。
救世主その2。

<効果>
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それが多色カードなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。

成功すればコンセプト通り、失敗しても1マナ加速はできているのでそこまで痛手にはならないのでとても助かっています。
今回のコンセプトは6コストに繋げることに1番重きを置いているため、このカードを3ターン目に出すことが非常に重要になってきます。
理由は、2008年【ロマネサイン】の《ダンディ・ナスオ》→マナ加速→《インフェルノ・サイン》という動きを現代で再現しようとすると、どうしても3マナから6マナに到達する必要があるからです。

今回の構築では多色の枚数が24枚以上であるため、体感は2マナ加速が成功しやすいです。

また、ブロッカーなので、《ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」》によってSトリガーの呪文をあまり積むことができない今回の構築では受けの強さを少しでも高くすることができます。
パワーは1500と心もとないですが、破壊されやすいことは墓地蘇生しやすいということでもあるので、一概にパワーが低いことが悪いわけではないです。

このカードの偉いところは、5文明採用する必要もなく、採用カードをドラゴンやツインパクト、超次元やパワー12000以上に偏らせる必要もないというところです。
この”多色カードの採用枚数を比較的多くするだけ”という緩い条件によって今回のコンセプトができあがったと言っても過言ではありません。

今回のコンセプトである2→3→6の3コスト枠で、できれば毎ゲームで3ターン目に出したいため4枚採用です。

・龍仙ロマネスク×4

DMBD-18 レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐 より

【ロマネサイン】のロマネの部分な1枚。

<効果>
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚をマナゾーンに置いてもよい。
■自分のターンの終わりに、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。

現代においてこのカードを4枚も採用する理由はないと思いますが、
今回それでも4枚採用した理由は、
《「こっちは甘いぞー」》が2ターン目に使用できなかったor使用できても墓地に置けたカードが弱かった
→《Disコットン&Disケラサス》の2マナ加速が成功した
と動けた際の《灰燼と天門の儀式》と《襲来、鬼札王国!》が弱すぎるからです。
加えて、【ロマネサイン】の名を冠しているため、他の6コストカードの採用を考える余地がなかったからです。

一気に4マナ加速ができ、自分のターンの終わりにその増えたマナからカードを1枚墓地に置くことがこのデッキのメインコンセプトの1つでもあります。

まず、マナを増やすことでフィニッシャー級のクリーチャーを出しやすくすることができますし、後述する《ドンジャングルS7》の出せる幅も広げることができます。
注意点は、マナ加速をすることは任意ですが4枚か0枚かを選ぶため、1~3枚の選択ができません。

次にターン終了時に自分のマナゾーンからカードを1枚墓地に置く効果は《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》を強く使うための効果で、実質マナ回収的な役割になります。
また、《邪眼皇ロマノフI世》の効果で使用したい呪文を墓地に落とす役割もあります。

種族も文明も優秀ですが、《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX》にP侵略orP革命チェンジができないことがネックです。

今回のコンセプトである2→3→6の6コスト枠その1であり、出すことで戦略の幅が一気に広がるので4枚採用です。

・灰燼と天門の儀式×4

DM23-BD1 レジェンドスーパーデッキ 禁王創来 より

【ロマネサイン】のサインの部分な1枚。

<効果>
■S・トリガー
■コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。

コスト8以下のクリーチャーの墓地蘇生に除去、ブロッカー付与を持ちつつ、Sトリガーを持つハイパワーな墓地蘇生カードです。
とにかく強いよりもありがたいカードです。
最近の墓地蘇生と言えば《天災 デドダム》と《ブレイン・スラッシュ》のコンビが最強ですが、最近使うには弱い(古い)と感じるクリーチャーを最低限使えるようにしてくれるカードはこちらだと思っています。
今回もインフレによって1番使いにくくなってしまった《邪眼皇ロマノフI世》を最低限使えるようにしてくれています。

DM23-BD1 レジェンドスーパーデッキ 禁王創来 より
DM22-EX2 ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~ より

今回のコンセプトである2→3→6の6コスト枠その2なので4枚採用です。

<メイン:自由採用枠>

ここからは本来は自由枠なので個人個人で好きなカードを採用していただければと思います。
一応、今回私が採用したカードを自分の中での採用優先度が高い順に紹介していきます。
採用枚数に明確な基準はないため、そこも含めた自由枠です。
この記事を読んでいただいたあなたが4枚必要だと思ったら4枚入れていいのです。逆に1枚も要らなかったら抜けばいいです。

・襲来、鬼札王国!×2

DM22-EX2 ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~ より

墓地蘇生カードの増加分な1枚。

<効果>
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
 ▶︎相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。
 ▶︎コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、1つのかわりに両方選んでもよい。

1番の採用理由は墓地蘇生の増量分です。
《灰燼と天門の儀式》4枚だけでは上手く墓地利用ができないため、水文明を使わないで《灰燼と天門の儀式》の次に強力なこのカードを採用することにしました。
特に《灰燼と天門の儀式》が《ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」》でやたらと墓地に落ちてしまうことが多いため、この増量分は意図した通りに機能してくれました。
最も、【5Cネバー】では有効なコスト踏み倒しカードが8、9枚搭載されているため、これでも少ないと感じることはあります。

破壊効果は8コストというかなり広い範囲のクリーチャーを破壊することができるため、《灰燼と天門の儀式》よりも使いにくい場面は少ないです。

鬼タイムでは墓地蘇生と破壊効果の両方が使用できるため、メタクリーチャーを破壊しつつ墓地蘇生もできるようになります。
そのため、鬼タイムでは《灰燼と天門の儀式》よりも強く使える場合があります。

墓地蘇生カード追加分ですが、呪文なので2枚採用です。

・邪眼皇ロマノフI世×2

DMD-25 マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ 煉獄からの復活 より

※収録されている最新弾はDMEX-15 20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BESTですが、見やすさを考慮して、1つ前の収録弾のイラストで紹介しています。

どうしても採用したかった贔屓枠な1枚。

<効果>
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札を見る。その中から闇のカードを1枚選び、墓地に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にある闇の、コストが6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を山札の下に置く。

山札から闇のカードを1枚墓地に落とす効果は、状況に応じたカードを墓地に準備できるため、枚数の少ないカードでもピンポイントで使用することができます。

墓地にある闇のコスト6以下の呪文を唱える効果では、主に《灰燼と天門の儀式》を使用し状況に応じた強力なクリーチャーを出します。
また、《九番目の旧王》を使用して相手のクリーチャーのパワーを下げ、バトルで勝ちやすくすることもします。

クリーチャーとしての使用優先順位は低いので2枚採用です。

※パワーが8000なので《ドンジャングルS7》から出せないことが本当に残念です。

・最終龍覇 グレンモルト×2

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

場持ちの良さとパワーが最強な1枚。

<効果>
■スピードアタッカー
■パワード・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。(このクリーチャーに装備して出す)
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。

ドラグハートが場に出るたびにパワーとブレイク数が上がり、ついでに除去されにくくなります。
しかも、装備できるドラグハートウェポンはコスト5以下と非常に広い範囲であるため、攻め・受け・サポートを1枚でこなせる汎用性の高さを備えています。

また、闇文明を持つため《邪眼皇ロマノフI世》の効果で墓地に落とせますし、元のパワーは6000なので《ドンジャングルS7》の効果でマナゾーンからバトルゾーンに出せることも優秀です。

非常に強力ですが、枠の関係上2枚採用です。

・聖魔連結王 ドルファディロム×2

DM23-BD1 レジェンドスーパーデッキ 禁王創来 より

全体除去と呪文ロックを兼ね備えた分かりやすく強い1枚。

<効果>
■EXライフ
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手の多色ではないクリーチャーをすべて破壊する。
■相手は多色ではない呪文を唱えられない。

まず、バトルゾーンに出た時とこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが離れた時に全体除去を発動することができます。
破壊対象は多色以外のクリーチャー限定ではありますが多色クリーチャーのみで構成されたデッキは多くはないため、有効な場面が多いです。

次に、相手に強力な呪文ロックをかけることができます。
こちらも多色以外の呪文、つまり、単色の呪文を使えなくします。
全体除去同様に多色呪文のみで構成されたデッキは多くはないため、有効な場面が多いです。

コスト・パワー・効果のすべてが強力ですが、枠の関係上2枚採用です。

・悪魔龍 ダークマスターズ×2

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

強力ハンデス枠な1枚。

<効果>
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を見て3枚まで選び、捨てさせる。

単純な効果ではありますが、相手の手札を見た上で3枚もカードを捨てさせることができるため、見た目以上に得られるアドバンテージが大きいです。

また、パワーが7000なので《ドンジャングルS7》でマナゾーンから出すこともできます。

こちらも枠の関係上2枚採用です。

・ドンジャングルS7×2

DMEX-19 マスター・ファイナル・メモリアル・パック より

マナゾーンからの踏み倒しと《灰燼と天門の儀式》との相性が抜群な1枚。

<効果>
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

まず、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す効果で《最終龍覇 グレンモルト》や《悪魔龍 ダークマスターズ》といった強力なクリーチャーから《龍仙ロマネスク》などのサポートクリーチャーまで出すことができます。
特に早いターンに《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》でバトルゾーンに出た際には《龍仙ロマネスク》の4マナブーストが非常に有効に使えるため、《龍仙ロマネスク》の救世主でもあります。

次に相手のクリーチャーの攻撃をこのクリーチャーに強制させる効果とバトル中パワー+6000効果で相手のクリーチャーの動きを止めることができます。
マッハファイターで効果を有効にするデザインですが、《灰燼と天門の儀式》でバトルゾーンに出た際にはブロッカーで効果を有効にすることができ、今回の構築おいて非常に汎用性の高いカードであると感じました。

こちらも枠の関係上2枚採用です。

・九番目の旧王×3

DM23-RP3 アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」 より

《邪眼皇ロマノフI世》の効果でも使用できる汎用除去な1枚。

<効果>
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
 ▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-12000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
 ▶このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-3000する。

相手のクリーチャー1体を-12000する効果でほとんどのクリーチャーを除去することができます。
ただ、最近はパワーが12000以上のクリーチャーが多くなってきたため終盤になればなるほど、使いにくくなってしまいます。

相手のクリーチャーすべてを-3000する効果は速攻等のビートダウンデッキに有効です。
特に速攻は低コスト低パワーのクリーチャーを多く展開するので、このカードを使用できるか否かで戦況を大きく左右できるほどです。

手打ちもしやすい汎用除去呪文なので3枚採用です。

・邪神M・ロマノフ×1

DMC-58 スーパーデッキ サーガ マッド・ロック・チェスター より

5コストで墓地も肥やしつつ6コスト以下の呪文が使える1枚。

<効果>
■Mデッキ進化-自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。表向きにした残りのカードを自分の墓地に置く。表向きにしたカードの中にクリーチャーが1枚もない場合、このクリーチャーを手札に戻し、表向きにしたカードをすべて墓地に置く。
■メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、火か闇のコスト6以 下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱える。
■G・リンク《邪神R・ロマノフ》または《邪神C・ロマノフ》の左横。

Mデッキ進化で墓地を増やしつつバトルゾーンに出すことができます。

また、メテオバーンによりマナゾーンにいってしまった《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》を使用し、Mデッキ進化する際に墓地に落ちたクリーチャーをバトルゾーンに出すことができます。

5コストなので《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》を素で唱えるよりも早く使うことができるため、早めにロックをかけたり遅れてしまったテンポを取り返すこともできます。

殿堂カードなので1枚採用です。

・配球の超人 / 記録的剛球×2

DM23-RP1 アビス・レボリューション 第1弾 「双竜戦記」 より

マナ加速しつつ除去を持つクリーチャーを落とせる1枚。

<効果:配球の超人(以降、クリーチャー面)>
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。

<効果:記録的剛球(以降、呪文面)>
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

クリーチャー面ではバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体マナゾーンに置くことができます。
パワーも14000なので、《灰燼と天門の儀式》でバトルゾーンに出た時にクリーチャーを2体除去することができます。

呪文面では2コストのマナ加速です。
単純ですがこの軽さによってクリーチャー面を墓地に落としやすくなるのでツインパクトの偉い部分が詰まっていると感じます。

《Disコットン&Disケラサス》を出せなかった時に使用したいマナ加速カードなので2枚採用です。

・虚無の守護者グリ・ラ / 無情の光×2

DM22-EX2 ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~ より

落ちすぎる《灰燼と天門の儀式》と《襲来、鬼札王国!》を回収できつつ、受けとしても優秀な1枚。

<効果:虚無の守護者グリ・ラ(以降、クリーチャー面)>
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、「S・トリガー」を持つカードを1枚、墓地から手札に戻してもよい。

<効果:無情の光(以降、呪文面)>
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の手札を1枚、シールド化する。

クリーチャー面は墓地肥やしをしつつ《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》を回収することができます。
《襲来、鬼札王国!》の項目でも記載しましたが、《「こっちは甘いぞー」》を使用するとかなりの頻度で《灰燼と天門の儀式》が墓地に落ちてしまうため、このカードの存在は非常にありがたいです。
また、3コストという軽さからマナ加速ができなかった際の補助になる役割もあります。
昔の構築で採用されていた《エナジー・ライト》のような立ち位置です。
仮に《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》がない場合でも《ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」》や2枚目の《虚無の守護者グリ・ラ/無情の光》を回収することができるため、非常に無駄がありません。

呪文面では速攻やビートダウンに非常に強く出ることができます。
特に手札からシールド化するため、Sトリガーとして1番発動してほしい《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》を確定させることができます。

無駄がないカードですが、サポート枠なので2枚採用です。

・雷龍 ヴァリヴァリウス×1

DM22-BD1 レジェンドスーパーデッキ 龍覇爆炎 より

使いたかった枠その1で《龍仙ロマネスク》や《邪眼皇ロマノフI世》の射出龍な1枚。

<効果>
■自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から出してもよい)
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。

まず、3コスト軽減して召喚できる効果ですが、今回のコンセプトである《Disコットン&Disケラサス》と相性が悪いため、効果がマッチしていません。
この効果を有効的に使える状況としては、《記録的剛球》でマナ加速をした時という限定的な状況になります。

次に、マジボンバー7でこのデッキのほとんどのクリーチャーをバトルゾーンに出すことができます。

最後に、山札の上から1枚シールド化する効果は純粋に延命にも使えますし、マジボンバーで見たカードをシールド化させることで相手の動きを牽制させることもできます。

最速で使用できる状況が限定的なので1枚採用です。

・大地門ライフ・ゲート×1

DM23-BD1 レジェンドスーパーデッキ 禁王創来 より

使いたかった枠その2で、ギリギリ入れられた呪文枠な1枚。

<効果>
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、そのクリーチャーよりコストが小さい進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。

相手のクリーチャーを除去しつつ、自分のクリーチャーの展開ができます。
出せるクリーチャーのコストは除去したクリーチャーより小さいコストなので少し使いにくい部分もあります。

【5Cネバー】で1枚積みにされていた時から採用することに憧れていたのでこの機会に採用できてよかったです。

10枚目の呪文なので1枚採用です。

・暗黒の怨草士 クロユ・レシア×1

DM22-EX2 ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~ より

《龍仙ロマネスク》を救いつつ《邪眼皇ロマノフI世》も救ってくれる1枚。

<効果>
■革命チェンジ:闇または火のコスト5以上のドラゴン(自分の闇または火のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■T・ブレイカー
■自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが離れた時、コスト6以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。

まず、革命チェンジで置物になってしまった《龍仙ロマネスク》を少しでも使いやすくすることができます。

次に、《蒼き団長 ドギラゴン剣》とは異なり自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与えてくれるため、召喚酔いしている《邪眼皇ロマノフI世》にスピードアタッカーを付与してくれます。

最後に、離れた時の効果は現状では上手く使うことができていません。
理由はスピードアタッカーで攻めたいのにも関わらず離れた時の効果で出せるクリーチャーにスピードアタッカーを持ったクリーチャーがいないからです。
この問題に関しては《最終龍覇 ロージア》を採用するなどの工夫で回避できると思います。

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

おしゃれ採用枠なので1枚採用です。

・龍聖霊ウルフェウス/ヘブンの衝撃×1

DMEX-04 夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック より

除去と展開を兼ね備えた使いたかった1枚。

<効果:龍聖霊ウルフェウス(以降、クリーチャー面)>
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にエンジェル・コマンドまたはドラゴンがあれば、「S・トリガー」付きの呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

<効果:ヘブンの衝撃(以降、呪文面)>
■S・トリガー
■相手の進化ではないクリーチャーを1体選び、裏向きにして持ち主のシールドゾーンに新しいシールドとして置く。

クリーチャー面は手札からSトリガーを唱えることができるので、例えば《灰燼と天門の儀式》→《ドンジャングルS7》と動いた時に、追加で《灰燼と天門の儀式》を唱えて更なる展開を行うことができます。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》でも同様です。
注意点は自分の墓地にエンジェル・コマンドまたはドラゴンがないと効果が発動しないことです。
自分は結構忘れてしまいます。
いくら《「こっちは甘いぞー」》や《虚無の守護者グリ・ラ》で墓地を肥やす力はあっても、墓地にエンジェル・コマンドもドラゴンも落ちない時はあるので過信は禁物です。

呪文面は相手のクリーチャー1体をシールド化してしまいます。
Sトリガーを持っているので単純に受け札のかさましになっています。
こちらも注意点があり進化クリーチャーはシールド化できません。

一見シールド化は自分が攻めにくくなると思いがちですが、知っているシールドを攻撃することは《銀河大剣 ガイハート》の龍解条件を安全にクリアできるようにすることでもありますし、Tブレイクする際に《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》の革命2を発動させないようにすることもできます。

DM23-RP3 アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」 より

一応、唯一の単色の光文明なので《Disコットン&Disケラサス》の補助にもなります。
特に1ターン目のマナ置きが《龍仙ロマネスク》からスタートしたときはもう1枚の自然文明か光文明が必要になるのでその時に役に立ちます。

今回の構築に非常に噛み合ったクリーチャーですが、効果の微妙なところで扱いが難しいので1枚採用です。

<超次元ゾーン>

・始まりの龍装具 ビギニング・スタート/
 終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド×1

DMBD-14 クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚 より

堅実かつ面倒な1枚。

<効果:始まりの龍装具 ビギニング・スタート(以降、ウェポン面)>
■これを装備したクリーチャーが光なら「ブロッカー」を、闇なら「スレイヤー」を与え、火なら、バトル中のパワーを+2000する。
■自分のドラグナーすべての召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、自分の他のドラグハートをバトルゾーンに出していれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

<効果:終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド(以降、クリーチャー面)>
■ブロッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。
■自分のドラグナーすべての召喚コストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

ウェポン面は、今回の構築では《最終龍覇 グレンモルト》のみ装備することが可能なので、ウェポンの効果を全て発動させることができます。
そうなると、
・パワー9000(バトル時11000)
・ブロッカー
・スレイヤー
・除去体制 1
のとても除去しにくいクリーチャーができあがります。
更に《最終龍覇 グレンモルト》は自分のターン開始時にドラグハートウェポンを装備することができるので龍解しやすいです。

また、地味ですがドラグナーの召喚コストを1下げることができるので《最終龍覇 グレンモルト》がたくさん出せるようになります

クリーチャー面は、ウェポン面の効果をそのままクリーチャーにしたような効果を持っているため、除去体制はないにしても相変わらず厄介な1枚です。

また、コスト軽減も最大2になるので、その下がった分で《ハニー=マーガニー》のアビスラッシュを使用できると考えると地味ながらに非常に強力な効果であると言えます。

ウェポン面もクリーチャー面も非常に厄介なので1枚は採用です。

・銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ×1

DM22-BD1 レジェンドスーパーデッキ 龍覇爆炎 より

お手軽フィニッシャーな1枚。

<効果:銀河大剣 ガイハート(以降、ウェポン面)>
■これを装備したクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャーの攻撃なら、その攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

<効果:熱血星龍 ガイギンガ(以降、クリーチャー面)>
■スピードアタッカー 
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後に自分のターンを追加する。

ウェポン面のスピードアタッカーを付与する効果に関しては《最終龍覇 グレンモルト》にあまり関係ありません。
《最終龍覇 ロージア》や《仙界一の天才 ミロク》を採用する場合は非常に有効な効果になります。 
特に《仙界一の天才 ミロク》は自分のクリーチャーに装備させる効果をもつのでスピードアタッカーを持たずに扱いにくいと感じているクリーチャーのサポートになります。

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より
DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

龍解条件は、自分のクリーチャーの2度目の攻撃の後です。
一見除去されてしまったら意味ないと思われがちですが、ここでも《最終龍覇 グレンモルト》の除去体制が活躍します。
ちなみに、2度目の攻撃を過ぎると龍解できないことが注意です。

クリーチャー面は、まず龍解した時に相手のパワー7000以下のクリーチャーを破壊することができます。
ブロッカーなどの厄介なクリーチャーを破壊できるため、安全に攻撃を通せるようになります。

また、クリーチャーや呪文の効果で選ばれると追加ターンを得ることができます。
これによって安全にダイレクトアタックができます。

詰めの時に安全に攻撃できるカードなので1枚は採用です。

・獄龍刃 ディアボロス/破滅の悪魔龍 ディアジゴク×1

DMRP-21 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! より

使いやすい墓地回収(クリーチャー)な1枚。

<効果:獄龍刃 ディアボロス(以降、ウェポン面)>
■このドラグハートが出た時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
■龍解:自分のターンのはじめに、クリーチャーを2体、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
■(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す)

<効果:破滅の悪魔龍 ディアジゴク(以降、クリーチャー面)>
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある闇のカード1枚につき−1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)

ウェポン面では墓地からクリーチャーを1体回収することができます。
一見地味ですがメインデッキの枠を圧迫せずにクリーチャーを回収できることはとても役に立ちます。
特に墓地蘇生カードを使用したくない・使用できない時や《虚無の守護者グリ・ラ》で墓地蘇生カードを回収したい時など、状況に応じた対応を選択できます。

龍解条件はクリーチャーを2体自分の手札から捨てるだけでよいので、墓地蘇生カードと非常に相性が良いです。

クリーチャー面は攻撃時に墓地にある闇のカード1枚につき相手のクリーチャー1体のパワーを-1000することができます。
ウェポン面での効果と龍解条件に対して攻撃時の効果で参照する文明やカードの種類が異なることが注意です。

非常に小回りが利くため1枚は採用です。

・始原塊 ジュダイナ/古代王 ザウルピオ×1

DMRP-22 王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!! より

《ドンジャングルS7》では出せないドラゴンを召喚できる1枚。

<効果:始原塊 ジュダイナ(以降、ウェポン面)>
■自分のターン中、ドラゴンを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、自分のドラゴンが3体以上あれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
■(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す)

<効果:古代王 ザウルピオ(以降、クリーチャー面)>
■T・ブレイカー
■自分のシールドが1つもなければ、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。

ウェポン面では、ドラゴンクリーチャーを自分のマナゾーンからバトルゾーンに召喚することができます。
特に《邪眼皇ロマノフI世》と《雷龍 ヴァリヴァリウス》、《暗黒の怨草士 クロユ・レシア》は《ドンジャングルS7》で出すことができないドラゴンクリーチャーなので、それらを召喚する際に活躍します。

龍解条件はドラゴンクリーチャー3体以上なので龍解しやすいです。

クリーチャー面では簡単に言うと相手はダイレクトアタックができないという効果です。
強力ではありますが、除去体制がないためあまり過信してはいけません。

こちらも非常に小回りが利くので1枚は採用です。

・覇闘将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ×1

DM22-BD1 レジェンドスーパーデッキ 龍覇爆炎 より

最大3体のクリーチャーを除去できる1枚。

<効果:覇闘将龍剣 ガイオウバーン(以降、ウェポン面)>
■このドラグハートが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そのクリーチャーとこれを装備したクリーチャーをバトルさせる。
■バトル中、これを装備したクリーチャーのパワーを+3000する。
■龍解:自分のクリーチャーがバトルに勝った時、それがそのターン中、自分のクリーチャーがバトルに勝った2度目なら、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

<効果:勝利の覇闘 ガイラオウ(以降、クリーチャー面)>
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■各ターン、はじめて自分が攻撃された時、このクリーチャーとその攻撃クリーチャーをバトルさせてもよい。

ウェポン面では、バトルによる除去ができます。
さらに装備したクリーチャーのパワーをバトル時+3000してくれるため、バトルに勝ちやすくしてくれます。
また、ウェポンの効果によるバトルなので、クリーチャーや呪文の効果でこのクリーチャーを選ぶことはできない効果に引っかからずにバトルを仕掛けることができます。

龍解条件は自分のクリーチャーが2度目のバトルに勝った時と非常に単純な条件です。
ウェポン面の効果で1回バトルに勝っているはずなので、もう1回のバトルを《ドンジャングルS7》のマッハファイターや《灰燼と天門の儀式》のバトル効果を合わせることで容易に龍解条件をクリアすることができます。

クリーチャー面は、スピードアタッカーを持っているため相手のバトルゾーンにタップしているクリーチャーがいる場合は3体目のクリーチャーを除去することもできます。
また、各ターンはじめて相手のクリーチャーが攻撃した際にこのクリーチャーとバトルさせることができるという各ターン1回だけの疑似ブロッカー的な効果を持ちます。
しかし、あくまでもバトルによる攻撃牽制であるため、このクリーチャーよりパワーが大きいクリーチャーの攻撃を止めることができないことが注意です。

最大3体除去に加えて攻撃牽制効果も持っているため1枚は採用です。

・轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX×1

DM23-RP3 アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」 より

急にTブレイカーを作れる1枚。

<効果:轟く覚醒 レッドゾーン・バスター(以降、レッドゾーン面)>
■進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置き、その後、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。

<効果:蒼き覚醒 ドギラゴンX(以降、ドギラゴン面)>
■P革命チェンジ:自分の水または闇のコスト5以上の、サイキックではないドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーはブロックされない。
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨てる。
■自分の手札を捨てた時、次の自分のターンのはじめまで、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。

レッドゾーン面は《最終龍覇 グレンモルト》、《聖魔連結王 ドルファディロム》、《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》からしかP侵略することができませんので、使用場面は少ないかもしれません。
しかし、バトルゾーンに出た時に相手の1番パワーの大きいクリーチャーを全てタップし、相手のターン初めにアンタップさせないことで殴り返しを防いだり、このクリーチャーよりパワーの大きいブロッカークリーチャーを止めることができます。
また、タップしているクリーチャーを攻撃して盤面制圧することも可能なので、攻める際に大きなアドバンテージをもたらしてくれます。
自分の手札を1枚超次元ゾーンに置くことは強制ですが、手札がないときでもタップ効果が発動するので非常に便利です。

ドギラゴン面は《邪眼皇ロマノフI世》と非常に相性が良いのでよく使います。
まず、ブロックされないという効果によって比較的安全に攻撃を通すことができます。
これは地味ですが厄介です。
特に《ドラゴンズ・サイン》や《革命の絆》によってブロッカーの存在を意識せざるを得ないことを考えると非常に重要な能力であると考えられます。

次に、手札を1枚捨てる効果は自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える効果の起爆効果なのですが、《邪眼皇ロマノフI世》とも非常に相性が良いです。
本来はバトルゾーンに出したいけど手札に抱えてしまっているクリーチャーを墓地に落とし、《邪眼皇ロマノフI世》の攻撃時にコスト6以下の闇の呪文を唱える効果で墓地蘇生カード唱えてバトルゾーンに出すことができるからです。

最後に、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える効果は《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》といった終盤に出すクリーチャーから《Disコットン&Disケラサス》や《龍仙ロマネスク》といった序盤、中盤に出すクリーチャーまでが対象になるのでこちらも攻める際に有効な効果になります。
また、《Disコットン&Disケラサス》と《龍仙ロマネスク》はブロッカーでもあるので、受ける際にも活躍する効果であるともいえます。

Tブレイカーであり、攻める際に非常に強力なパワーを持つので1枚は採用です。

■採用候補カード

このまま構築の大部分を変えない場合、自分の中での自由枠は3枠と考えています。

個人的な固定枠
本来は基盤枠以降は全部自由枠

・基本的になんでも良い

実際に本当に何でも良いと思っていますが、自然のカードが16枚であり、体感時々自然が足りないと感じる時があります。
そのため、自然は後1枚くらい入れておくといいと思います。

また、呪文は入れすぎると《「こっちは甘いぞー」》や《灰燼と天門の儀式》が弱くなってしまうため注意してください。

以上を踏まえて自分の中での採用候補カードは下記になります。
これだけには限りませんが、それくらいなんでもいいです。

最新弾か希少性の低い最近のカードを表示しています

せっかくなのでここではこれらの採用候補の中から5つ紹介します。
参考にしていただければ幸いです。

■採用候補カード5選紹介

・超竜バジュラ

DMPCD-01デュエマプレイス・コラボデッキ 超竜の君臨&天門の降臨 より

※最新弾のカードはDMEX-17 20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAXであり、希少性が高いです。
DMPCD-01デュエマプレイス・コラボデッキ 超竜の君臨&天門の降臨も限定販売のデッキと希少性はありますが、DMEX-17 20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAXよりは見る機会が多いかと思いこちらにしました。

<効果>
■進化:自分のドラゴン1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選ぶ。相手はそれを墓地に置く。

2008年の【ロマネサイン】から採用されていたエースカードです。
進化条件もドラゴンと比較的進化しやすく、効果もマナゾーン2枚破壊と強力なものです。
最近はビッグマナの時代ではないため、2マナも破壊されるとかなりキツイのではないかと思います。
また、《超竜バジュラ》を採用するのであれば《王来英雄 モモキングRX》の採用も視野に入れてもいいと思います。

DMEX-19 マスター・ファイナル・メモリアル・パック より

・最終龍覇 ロージア

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

<効果>
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。(このクリーチャーに装備して出す)

まず、Sトリガーとブロッカーの時点で防御力が高いです。
その上、コスト4以下のドラグハートウェポンを装備することができるコマンド・ドラゴンクリーチャーであるため、非常に汎用性が高いです。
相手のターン中には《将龍剣 ガイアール》を装備して相手のクリーチャーを2体止めることもできますし、自分のターン中には《銀河大剣 ガイハート》+《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》で攻めることもできます。

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

コストも6なので前述した《暗黒の怨草士 クロユ・レシア》の離れた時効果とも相性が良く無駄がありません。

【火水自然光ガイアッシュ覇道】の中でも最も強いカードと謳われるほどのパワーを持ち合わせているのでこのカードの採用にも憧れがあります。

・石像男

DM23-RP1 アビス・レボリューション 第1弾 「双竜戦記」 より

<効果>
■自分のクリーチャーで、すべての文明が揃っていれば、相手は自身の「S・トリガー」を使えない。

今回の構築は水文明を含まない構築なので一見意味が分かりませんが、そこを解決するのが《蒼き覚醒 ドギラゴンX》です。

また、このクリーチャーは闇文明なので《邪眼皇ロマノフI世》の効果で墓地に落とすこともでき、《ドンジャングルS7》の効果でも出すことができるため、面白いカードとして採用できると考えました。
しかし、効果発動の条件は厳しいは厳しいので採用する際には1枚積みになるかと考えています。

・仙界一の天才 ミロク

DM22-EX1 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 より

<効果>
■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、自分のクリーチャーを1体選ぶ。その後、その選んだクリーチャーよりコストが小さいウエポンまたはクロスギアを1枚、自分の超次元ゾーンから、その選んだクリーチャーに装備またはクロスして出す。
■自分の他のクリーチャーに、クロスギアがクロスされているかウエポンが装備されていれば、このクリーチャーは相手の呪文によって選ばれない。

小さな《最終龍覇 グレンモルト》です。
ただ、こちらは装備する対象がこのクリーチャーだけではなく自分の他のクリーチャーも含むため、使い勝手がかなり変わると思います。
《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》の項目でも触れたようにスピードアタッカーを付与してあげたいクリーチャーのサポートになることが偉いです。
また、5コストなので《Disコットン&Disケラサス》で2マナ加速失敗したときに繋げる先としてとても良いと思っています。

・聖鎧亜キング・アルカディアスP'S

DMRP-22 王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!! より

<効果>
■進化:多色クリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■相手の、多色ではないクリーチャーが出る時、このターン中に相手のクリーチャーが1体も《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》の能力によって墓地に置かれていなければ、かわりにそのクリーチャーを墓地に置く。

《聖鎧亜キング・アルカディアス》のデュエプレ調整版です。

DMX-22 革命 超ブラック・ボックス・パック より

まず、進化条件が多色クリーチャーなので仕事を終えた《龍仙ロマネスク》や《Disコットン&Disケラサス》を進化元にすることができます。

次に、1回だけ多色ではないクリーチャーがバトルゾーンに出ないようにできます。
本家《聖鎧亜キング・アルカディアス》より緩いロックですが、コスト8以下で召喚規制のできるカードが少ないため、このカードの採用はありだと考えています。

ここまで効果に対しての考察をしてきましたが、実は1番の採用候補の理由はカードの効果によるものではなく、2008年の環境にあります。
当時は数多くのデッキタイプが環境に存在し、その中に【4cキングロック】と【ロマノフサイン】が存在していました。
当時の墓地蘇生カードは《インフェルノ・サイン》と《インフェルノ・ゲート》のみであっため、墓地から進化クリーチャーを出すことはできませんでした。

DMX-24 革命ファイナル 輝け!デュエデミー賞パック より
DMC-44 スーパーデッキクロス「エンドレス・オール・デリート」 より

そのため、《聖鎧亜キング・アルカディアス》と【ロマネサイン】を共存させたデッキはなかったようです。
しかし、今回は共存ができます。
かつて敵対関係だったデッキタイプ、カードが今度は共闘関係になっていることはすごく胸の熱くなる展開だと思いませんか?

2008年当時の環境はこちらの記事で解説されています。

■まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回はようやく火自然光闇の4文明で構成された本来の【ロマネサイン】を作成することができました。
《Disコットン&Disケラサス》そして、《ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」》には感謝が絶えません。
《ダンディ・ナスオ》がプレミアム殿堂になってしまい、本格的なリペアはもうできないかと思っていたのですが、現代デュエルマスターズにおけるサーチカードを使うことなく1枚積みのカードを引き込めるほどの山札消費の早さに注目し、その通りに動くようになってくれたので良かったです。
つまり、《ダンディ・ナスオ》が1枚でできることをデッキ半分以上を使用して再現しているということになるので、改めて《ダンディ・ナスオ》の凄さを実感します。

DMD-25 マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ 煉獄からの復活 より

しかし、山札消費が早いことによってサーチカードを使う必要が無くなるということは、《邪眼皇ロマノフI世》の状況に応じて呪文や展開するクリーチャーを選べるという強さ・楽しさが全盛期より落ちてしまったと考えられるわけです。
このことは、その器用さから《邪眼皇ロマノフI世》が好きになった私としては悲しい出来事でもあります。

そうは言っても、今こうして2008年の【ロマネサイン】に近いという理想的な構築に落ち着かせることができたことは嬉しいことではあるので、その嬉しさを噛みしめるばかりです。

改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。

■おまけ:採用カードの種類を増やすにあたって考えていたこと

今回は構築する際に意識したことになります。
私は同じような効果の同タイプのカードをわざわざ採用枚数を減らして複数種類採用したくないので、採用するカードを探すときにかなり意識しました。
例えば、《聖魔連結王 ドルファディロム》を採用している上で《光神龍スペル・デル・フィン》を採用するなどです。
効果は全く異なりますし、使用意図も全く異なりますが、呪文ロックというカテゴリとしてみた場合には同じ種類のカードとして認識してしまいます。

では、《聖魔連結王 ドルファディロム》と《九番目の旧王》はどうかと言われるとこちらはSトリガーの有無もありますし、同タイプのカードではないので別の種類のカードとして認識しています。

要は”同じような効果を持つカード”だけで採用するのではなく、”明確に他カードと差別化できる部分を説明できるカード”を採用したということになります。
この辺りは感じ方の問題なので、あなたが《聖魔連結王 ドルファディロム》と《光神龍スペル・デル・フィン》を別物と感じたら別物ですし、《聖魔連結王 ドルファディロム》と《九番目の旧王》を同じ物として感じたら同じ物になります。
自分の感性を信じてください。

■おまけ:今回の構築で意識した効果の種類について

今回は自由枠の中で下記の効果をもつカードは絶対に採用したいと考えていました。

  • 全体除去

  • 盤面ロック

  • 大型ハンデス

これらはほとんど2008年の【ロマネサイン】にも採用されていました。
2008年【ロマネサイン】→今回の【ロマネサイン】
という形で紹介します。

2008年【ロマネサイン】のサンプルリストはこちらです。

  • 全体除去
    《魔刻の斬将オルゼキア》→《聖魔連結王 ドルファディロム》

  • 盤面ロック
    《龍神ヘヴィ》&《龍神メタル》→《ドンジャングルS7》

  • 大型ハンデス
    《ソウル・アドバンテージ》→《悪魔龍 ダークマスターズ》

また、スピードアタッカー付与枠は《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》は《暗黒の怨草士 クロユ・レシア》に、除去体制フィニッシャー枠は《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》→《最終龍覇 グレンモルト》になってたりと採用カードに時代の変化を感じます。

一方、採用効果についてはそこまで変化がありません。
その中でデュエルマスターズがこれだけ続いてきたと考えると凄みを感じますね。

最後に今回もおまけまで読んでいただいてありがとうございます。


それではまた次に読んでいただける日まで―。

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