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大きなクリスマスツリー


みなさま、あけましておめでとうございます。

最近は更新が滞っております、私のnoteですが、皆さんの記事はいつも読ませていただいてます。時間があるときは、今年も自分のペースで、文章を綴りたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


さて、堅苦しい文調はここまで。


2022年のクリスマス。
仕事の休みがちょうどあった私と恋人は、クリスマスデートをした。

事前に話していた、予算を決めてのプレゼント交換、そしてちょっといい焼肉ディナー。

とっても楽しい1日だった。


プレゼントもとても嬉しかった。
付き合って1年ちょっと。彼女も私も、お互いの趣味や好みがわかってきて、1年前よりもお互いが喜ぶ物をあげることができた気がする。


けれど、私がいちばん嬉しくてあの日心に残ったのは、クリスマスプレゼントに添えられていた、クリスマスカードに書いてあった彼女の言葉だった。


この1年の感謝の言葉とともに、こう書いてあった。

来年は一緒に、大きなツリーを買おうね。



私は、12月が1年でいちばん好きな月だ。

365日で色々あるイベントの中で、クリスマスがいちばん好きだ。

そして厳密に言えば、クリスマス当日ではなく、その少し前の時期がいちばん好きだ。


私には夢がある。
好きな人と一緒に、同じ家で、大きなツリーを飾り付けすること。


小さい頃も、ツリーの飾り付けが大好きだった。
けれど大きくなるにつれ、いろんな興味や友達との約束が優先されるようになって、いつしかツリー自体がうちのリビングには登場しなくなっていた。

そして姉に子どもが産まれ、そのツリーは姉の家へと移動していった。



大人になって、20代後半になって、ツリーを飾り付けていた頃の気持ちが蘇ってきた。
あのなんとも言えないワクワク感。

けれど、もううちにツリーはない。
家を出て、余裕があったらツリーを買おう。
そう思って、それを彼女にも話していた。


来年は一緒に、大きなツリーを買おうね。

その言葉を、口だけじゃなくて文として貰えたことがとても嬉しかった。
涙が出そうになったのを必死に堪えた。


彼女の1年後のクリスマスに、私がいることは絶対じゃない。
けど、今だけでも、そう思ってくれていることが本当に嬉しかった。



2023年の秋の終わりには、お店で、ふたりで、大きなクリスマスツリーを選んでいたい。

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