【Freediving】Deep End Weekend (2日目)
BLUE HOLE@Ichetucknee
2日目のダイビングは、幾つものチョイスの中からイチェタクニー・スプリングスを選択。
この泉のブルーホールは、実は数あるフロリダの泉の中でも最もフォトジェニックな場所の一つ。
「実は」というのは、デッキの上から見るだけでは、その本当の美しさが判らないからだ。
ここは、水中の深さ約10mの穴の中に差し込む光のシャワーが美しい。
だから潜らないと、その本当の美しさを見ることはできないという訳。
この超現実的な空間に行けるのはフリーダイバーの特権といえるだろう。
水底が砂地なこと、でこぼこしたトリッキーな穴の形状も合わせて、撮影はスキルのあるダイバーでないと難しい場所でもある。
プロの撮影技術
私は常日頃から、水中カメラマンとセーフティーダイバーは、ダイバーの中でも卓越したスキルの持ち主だといつも尊敬している。
この日はプロの水中カメラマンに撮影をしてもらえた。
ブルーホールには今まで何度も潜りに来ているが、ちゃんと撮影してもらったのは初めて。
この綺麗な泉と、そこにいる自分を記録してもらえて嬉しかった。
カメラマンのNathanは、卓越したスキルと美意識の持ち主だった。
参加者のダイビング中、私は彼の撮影の様子を感心して見ていた。
対象者の動きを先読みして誰よりも先に潜り、最後に浮上することを彼は
何度繰り返したことだろう。
撮影をするには、自分のポジションを完璧に把握することも重要。
そして砂煙を立てないことにも細心の注意を払い、
光の魔法の瞬間を切り取る。
彼のハードワークとその作品を賞賛した私に対して、彼はこう言った。
『光はプライスレスだから、この限られた時間を逃すわけにはいかない』