はじめてのロブスターハンティング
前からやってみたかった、ロブスターハンティング。
ロシア女子のAから教えてもらえることになった!わ〜い。
道具もまずは彼女のモノを試させてもらった。
ハンティングのためにまず最低限必要な道具は、ロブスター・スネアと、ロブスターを入れるメッシュバッグ。
スネアというのは輪なわ、罠という意味。
棒の先に輪っかがついている。その輪っかをロブスターにひっかけてギュッと締めて捕まえる。
次に必要なのは、ロブスターのサイズを測るゲージ(ものさし)。
規定サイズに満たない、小さいロブスターはリリースする。
その他あるといいのは、ロブスターティックル(つっつき棒)、すくい網。
そしてフィッシングパーミットと、そのオプションとしてのロブスターパーミットは絶対必要。
ちなみにロブスターパーミットは、5ドル位だった。安い。
さて、いよいよ海に入る。
ロブスターは、だいたい水深5mぐらいの、石灰岩のリーフの隙間に住んでいることが多い。
岩陰から触覚がチラチラ出ているのを探す。
最初はなかなか見つからないけど、1匹見つけると、その周辺に何匹か見つかることが多かった。
ロブスターを見つけたら、隙間からスネアの輪っかを差し込む。
うまく尾っぽ側からロブスターの体に通して、胴体でギュッと閉め、岩場から引きずり出す。
フロリダのロブスターは、スパイニーロブスターという種類。伊勢海老の仲間。ハサミがないタイプなので、挟まれる危険がないところがいい。
ロブスターも捕まりたくないので、隙間の奥の方に逃げたり、あっちこっち逃げてもぐらたたきゲーム状態になったり、穴から外に逃げた場合はおっかけっこになる。外に出たやつはネットを上からかぶせて捕まえる。
Aのハントの様子を見てなるほど〜と学習する。
彼女は魚も突くし、ロブスターも粘り強く捕まえようとする。
ハンター気質なのかも。
だんだん気持ちが燃えてくる。ぜったい捕まえたい(食べたい)。
狩猟本能ってこういうことか〜。
久しぶりなこの感覚、ずいぶん味わってなかった、ていうか、このご時世この感覚を味わえるのは貴重なことなのかも。
自分で捕まえて自分で食べる。なんてシンプル。
わたしの初めてのロブスターは、岩陰に何匹かと一緒に住んでいた。
何度かいろんなアングルからトライした結果、そのうちの1匹をうまくスネアで捕まえて、穴から引きずり出した。
スネアから逃げないうちに、胴体を手でガッシと掴んでホールド!
すると、ギーギーとけっこう大きな音を出して抗議するので驚いた。
水面に浮上し、「Hooo!」と思わずバンザイしてしまった。
うれしい〜!
この日捕まえたロブスターは合計3匹。
うち一匹は私が捕まえたもの。
A の家に立ち寄り、その後の処理の仕方も教えてもらった。
ロブスターの体液は、布につくとシミになって、洗っても落ちないらしいので注意が必要だ。
私のお初のロブスターは、シンプルに少量の水と一緒に蒸して、わさび醤油で食べた。
めちゃ美味しかった〜!自分で獲ったものだからありがたみもひとしお。
残った蒸し水と殻で、味噌汁を作って2度楽しんだ。
これはまた絶対やりたいし、魚突きよりも出来る手応えがあったので、その後さっそく自分用のスネアをゲットした。
次回が楽しみ。
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