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私は樹であり、石であった。〜瞑想で見た風景より


私は真っ暗な場所にいた。
それはうっすらとした湿度があって
風がとおる ひんやりとした涼しい場所。
正面には外の開口部があって
長方形に区切られたその中に見える風景は
真っ青な空と美しく輝くオレンジ色の砂丘がみえた。
光が降り注いでいるのだろうか
太陽の光が燦々と注がれていて
乾いた空気と熱さがあるように見えた。
光と影 そのコントラストの美しさよ。


大地を見下ろせる崖の上に座って瞑想をしていた。
地球のあらゆる美しい姿を見ていて
もしかしたらわたしは「樹」だったのか。と思った。



わたしは樹になっていた。
大きな1本の樹。
地球にどっしりと根を張っていて
自然の移り変わりを見ている。鳥たちの声が聴こえる。
ただ 自然の美しさの中に在るだけで嬉しくて
喜びを感じている。
太陽の暑さをしのぐためにやってきた人を
木陰に招いて 根の上に座らせ
風が吹いたら枝葉を揺らして音を奏でる。
そうして疲れた人をただ抱き 見守るだけ。


わたしは石になっていた。
ずいぶん昔のヨーロッパ。
船で旅をしてしている男性のポケットの中にわたしは居た。
赤い滑らかなうっとりするような肌触りの
ビロードでできた袋に入れられて
私は赤い磨かれていない原石の石の欠片だった。

わたしは彼が大好きで
彼にとってわたしは一番の友人だった。
とても大切にされていた。

一緒に旅をして いつも話をしていた。
わたしはポケットの中にいるときも とても安心していた。
すべてを彼に委ねていた。
彼と共に世界を回り 彼が時々私を取り出して 
見せてくれる美しい世界の数々。
人々が行き交う港、森の中の焚き火、街、石畳、回廊….。
わたしのこころは「無」であり どこへ行っても楽しめて
ただ彼と共に見る風景が その空間が好きだった。



暮れていく夕日の中で
ただ自然に抱きしめられているのを感じるような。
溶け合っていくような。




こんばんわ、Kaloです。

上記は、4月18日の朝の瞑想で観た美しい世界です。
普段ここまではっきりとした映像が見えたことはないので、
まるで眠っていて美しい夢を見ているかのような、
映画の中にいるかのような時間でした。


後半、わたしが石であったとき
わたしをポケットに入れていた彼は
わたしのハイヤーセルフなのだと感じました。
すべてをあけわたして ただ流れに委ねているだけでいい。
どこに行くか とか 自分で決める必要も知る必要もない。
連れていかれるまま ただ信じて安心していたらいい。

ああ、人生ってこれで大丈夫なんだって思いました。



だから、楽しんでいきましょう。ね。
Viva la Vida!

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Kalo
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