効率的かつ効果的な勉強方法について#3「目次勉強法について」
こんにちは、タケです。
今回は受験時代に実践していた目次勉強法を紹介します。
会計士試験の特徴
会計士試験は簿記をはじめとして、監査論や会社法も学習しなければならず、試験範囲は非常に広範と言えます。選択科目も経営学や民法、統計学などがあり、他の国家試験と比べても、学習範囲は広いのですが、逆に言うと広くて浅いとも言えます。
また、科目合格制を設けているものの、基本的には全科目を年一度の試験でクリアしなければなりません。(私の受験当時は科目合格制はありませんでした。)
よく比較されるのが税理士試験ですが、こちらは簿記と財務諸表論以外は税法の科目しかありません。しかし、一つ一つの科目は非常に奥が深く、狭くて深いとも言えます。科目合格制を取っている事ももちろん影響しているでしょう。一つ一つの科目を見ると、会計士試験より難易度が高いと考えられます。
特徴を押さえた上での対策
上記の通り、会計士試験の範囲は広く浅いのが特徴です。
合格するためには、入念な学習計画が必要になりますが、ここで役立つのが目次勉強法です。
目次勉強法とは
目次勉強法とは、学習項目を一覧化した目次を作り、その項目を一つずつ潰していく勉強法と定義します。
テキストやレジュメにある目次をそのまま利用してもいいのですが、個人的には自分で目次を作った方が効果的だと思います。というのは既存の目次だと、一つ一つの項目の範囲が広すぎて、もう少し細分化した方が良いと感じることが多いからです。
メリット①全体像の把握
目次を作ることで学習内容全体が可視化されます。学習内容が広範であればあるほど、全体像の把握は重要だと思います。後述のとおり、メリハリを付けて勉強するためにも学習計画を建てる上でも、全体像の把握は必須と考えます。
メリット②メリハリをつけられる
学習内容が広く浅い試験の場合は、オールマイティーに問題を解ける能力が必要となりますが、言い換えると、苦手分野を作らない・誰しもが対策している分野は落とさない、ということになります。
目次を作り、苦手分野や重要な分野に目印を付けておくことで、その項目に集中的に力を入れることができます。
これらに学習時間を集中投下することが効率的かつ効果的だと私は確信しています。
メリット③学習計画の建てるのに役立つ
試験本番までに、すべての目次項目を潰す事になるのですが、本番から逆算することで、月次や週次でやらなければならない範囲が明確になり、これを日次ベースに落とし込むことで、毎日やるべき事が明確になり、具体的な学習計画が建てられます。
終わりに
目次は、学習内容全体を俯瞰する地図のような役割を果たします。その地図を見て自分の現在位置を確かめることで、自ずとやるべき事が見えてくるのではないでしょうか。
仕事でプロジェクトを遂行するとき、to doリストや進捗管理表が必要になってきますが、試験勉強における目次はこれらの役割も担っていると思います。
ぜひ目次を作って勉強してみて頂けたら幸いです。