家に居る【技術】バウンダリーを知る
新型コロナウィルスの一件で
当たり前の毎日が当たり前ではないことに
みんなで気づくことになる。
学校に行く、が当たり前から
学校に行っては行けない!
人と関わる、が当たり前から
濃厚接触で感染!
今、バウンダリー(境界線)を
見直したり気付いたりするタイミングかと思う。
バウンダリー(境界線)とは
「自分が自分らしく心地よく過ごせる場所」
バウンダリーは3種類あり、
①社会的境界線
②心理的境界線
③物理的境界線(参考文献 マイステップ)
①社会的境界線
日本だと日本国憲法に基づいて社会のルールがあります。
会社だと定款や、自治会にも規則がありますね。学校だと校則、家庭には家のルール。集団生活をする上で一人一人が安心して過ごせる場所にするために
人間の頭で考えて作っているものです。
頭で守らなければ!と考えるルールのこと、と言っておこう。
②心理的境界線
一人一人の心で作るものです。人に言われて傷つく言葉があったり、されて嫌な事があったり、話したくないことを話せと言われたり、一人一人が違うし、
その人の今の気持ち、心に左右されます。
また、相手によっても変わるかな。安心できる相手だと深い話ができるし、
心理的境界線を広げていくこともできます。
③物理的境界線
一番言葉にして説明しづらい境界線です。パーソナルスペースと言いますが、
向かい合って立ったときに相手と開けておきたい距離というのが
あると思います。隣だとこれくらい、斜めだとこれくらい、、、。
人それぞれ違うし、感覚が決定する境界線のことを言います。
「私のこのペンを勝手に使わないで!」とか
「あ、でもこの人なら勝手に使ってもいいよ」とか
関係性にも左右される境界線です。
「自分の家は落ち着くけど、人のおうちだと緊張するなぁ」
この3つの境界線の中が
「あなたがあなたらしく過ごせる場所」である。
どの境界線も大切だけど
社会的境界線以外あまり知らないのかもと思うと
法律に記載しきれない
一人一人の
心の、感覚の境界線を、今振り返るタイミングなのかなと。
社会的境界線については
みんなで共有できたりするかもしれないけど
心理的、物理的境界線については、心も感覚も一人一人違う。
「違う」ということをまずは知って、
自分の境界線、他人の境界線を大事にしたい。
誰もが今気づいているのは
社会的境界線が不安定であるということかと思う。
新型コロナウイルスで、より、
一人ひとりの心理的境界線、物理的境界線が試されている。