恥ずかしき起業失敗エピソード②「竹ビジネス」
こんにちは。
昨日から書いております、起業失敗シリーズですが、今日は竹ビジネスでの失敗についてです。
うちは現在、両親や親戚主導で養蜂をやっております。
養蜂をとうして、とある県会議員さんと知り合う機会がありました。
彼が、農水関係者の票を集中的に集めたくて、うちに近づいてきたことは、もちろんわかっております。
しかし、そのような打算的な理由を抜きにしても、農水に関連する彼の話はとても面白かったです。
中でも、
竹の処理問題
は、とても深刻とのこと。
これは、手入れの行き届いていない農地や、山間部の住宅地区などで、竹が生えまくり日常生活に支障が出てきている、という問題です。
つまり、田舎では竹が生えまくっており、それを処理する人がいないのです。
議員さんは、この竹問題に真剣に取り組んでいました。
よって。僕も僕なりに竹問題の解決策を考えてみることにしました。
そんな難しいことはわかりませんが、
取りあえず、竹が少なくとも、
●美味しい
または
●金になる
のどちらかであれば、ほっといてもどんどん消費されていくのではないか、と考えました。
というわけで、竹を囓ってみました。(本当です。)
ほのかに甘い、、、ような気がしました。
ほのかに甘い→糖分がある→発酵できるのでは?
と思い、
ここから竹を、
家畜のエサ
にできないかなーと思いました。
具体的には、
サイレージ
にしようと思ったのです。
※サイレージとは、青草や穀物などの家畜の餌を発酵させて、長期保存できるようにしたものです。
これが成功すれば、竹がとても価値のあるものに変わる!まさに錬金術!
などと浮かれていました。
早速、竹を細かく裁断してサイレージを作り、牛に食べさせようとしましたが、畜産に詳しい方から「待った」の声が、かかりました。
「そのサイレージは与えてはいけません」、とのことです。
その理由は、
竹の細さ、鋭さ
にありました。
裁断機で、細かく切ったくらいでは、竹は完全に細かくならず、中には鋭い爪楊枝のような状態のものもあります。
その状態のサイレージを牛が食べると、胃袋を貫通して怪我をしてしまうとのことです。
と、いうことで竹のサイレージ化は断念しました。
ちなみに、竹の細かな繊維を砕く機械はあるのですが、とても高価で購入できませんでした。
竹ビジネス、失敗です。
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