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「非婚」と「子なし」に不倫を批判する資格はないと思う


既婚者の恋愛と出会いの自由を考える会(仮)の西園寺です。

物騒なタイトルですが、イライラしている訳ではありませんw


まず話に入る前に「子なし」について。

子どもを望んでも授からないカップル、あるいは先天的な理由で子どもを産めず、苦しい思いをされている方も多いです。

このような方々はもちろん除外です。タイトルの言葉に傷つかれたら、心よりお詫びいたします。

また、言論は自由であるのはもちろんです。

このような前提の上で、申します。

世間では、異常なまでの不倫バッシングが横行していますが、

結婚してないやつ、子どもがいないやつに、不倫を批判する資格はねえからなっ!!!


と思うのです。


◎結婚生活について


結婚とは、全く違う環境で育ち、異なる文化を持つ2人が、生活をともにする行為です。

さすがに、今どき「愛があれば大丈夫」などと言う人はいないでしょう。

根拠のない欧米仕込みのロマンチックイデオロギーは色褪せました。

それでも、結婚生活は「互いに協力して譲り合っていけば大丈夫♪」みたいなお花畑感覚で済む問題ではありません。

実際、いくら自分が選んだパートナーとはいえ、他人同士が共同生活を送るのはかなり大変です。

たくさんの乗り越えなければならないハードルがあります。


恋人の相性と、結婚生活の相性は違う
のです。

結婚前に「この人なら……」と思った幻想の理由を、今となれば思い出すことすらできません。

生活を共にすると、最初は我慢できたことが我慢できなくなるような、生理的な拒絶反応が少なからず生じます。

自分のパーソナルスペース、プライベート空間を守ろうとする、動物的な感覚です。

その後、うまく溶け合えばよいですが、なかなか難しい。

しかも、生活を共にすると、お金の問題、住まいの問題、双方の親の問題、後述する子どもの問題など、緊張をはらむ問題が様々生じます。

これらの問題をうまく乗り越えられず、もし2人の関係にヒビが入れば、互いに不満を抱えたまま、ある程度、自分を抑え、我慢と妥協をして生活していくことになるのです。ええ、ずっと。

結婚生活とは、そういうものと思います。

(もちろん、素敵な側面もありますけど)


不倫は、確かに「逃避」かもしれませんが、そもそも一生一人の異性に縛る、フルスペックの義務を当然とする、結婚制度そのものに無理があると、筆者は思います。


だから、幾多のハードルを上手に乗り越え、良好な夫婦関係を保つ人は、尊敬します。ご批判、ごもっともです。すみません。

あるいは、現状と折り合って結婚生活を送り不倫などしたこともない人、もしくは不倫すべきでないと考えて我慢している人に批判されるのも甘受します(それでも他人のことは放っておけとは思うけど笑)。

けれど、

結婚生活もしたことないやつに、不倫を批判する資格なんてない!!!


と思うのです。結婚してから言え。結婚生活を継続してから言え。以上。

◎子どもについて


子どもを育てるというのは、とても楽しく、そして苦しいものです。

自分が親になって、これほどまでに子育てが幸せで、つらいものかを思い知らされました。

だって、自分がどんなに大変な状況でも、子どもは親を「無条件で愛してくれる存在、絶対の保護者」と思って、うるうるした目線を送ってきます。

愛くるしくもあり、その目に応えなければと、どんなに苦しくても愛情を注いで、義務と果たさなくてはなりません。ええ、どんな時も

子育ては親育てと言いますが、本当にその通りだと思うのです。

決して、可愛い、楽しい、幸せだけの世界ではありません。


子どもを虐待する親の気持ちが少し分かる」と言うママは、結構多いですよね。

子どもに対する負の感情は、多くの親が経験することでしょう。

子育ては、この負の感情が湧き起こる罪悪感にも苦しむなか、何とか気を取り直して行っていくものです。心身ともに疲弊します。

もちろん、基本は楽しくて幸せなんですけれども。

ある意味、壮絶な経験でもあるのです。


ある女優さんが「子どもを預けて旅行に行った」とバッシングされていましたが、批判する意味が全く意味が分かりません。子育て中の息抜きは大切なのです。

批判する人は、自分が子育て中に旅行に行けなかった恨みつらみでも込めているのでしょうか…。

子育て中は適度に息を抜かないと、自分がおかしくなってしまうのです。

子どもが小学校に上がるくらいまでの間は、そんな状態が続きます。


子どもが幼稚園や保育園、学校にいる間、あるいは手が離れた時に、「元の自分に戻りたい」と不倫する人を、責める理由はないと思うのですが、いかがでしょうか。

特に、夫婦関係が冷えていたり、セックスレスの状態にある人なら、なおさらです。

少なくとも、

子どもを育てたことのないやつに、不倫を批判する資格なんてない!!!

と思うのです。子ども育ててから言え。以上。


◎何かを言えるのは当事者だけ


結婚生活や子育てで葛藤し、苦しみ、諦め、妥協し、戦ってきた人が、家庭や子どもへの義務を果たした上で、「もう一度恋愛したい」「自分を取り戻したい」「サードプレイスが欲しい」と不倫することは、糾弾されるほど、ひどいことでしょうか。

報道やニュースで取り上げるようなものですか?

バッシングすべきものですか?

国内や世界で、こんなにもっと重要なニュースがあふれているのに?


あるテレビに、不倫の当事者が出演するコーナーがあり、数人のコメンテーターが当事者を批判していました。

パートナーに言えないことをしている時点でダメ

倫理観が欠落している

などなど散々な言いようでしたが、そのうちの1人は未婚、もう1人は未婚のシングルマザー、もう1人は離婚して再婚していない女性経営者でした。

結婚してから、結婚生活を継続してから言え。

とそのとき強く思ったのです。

しかもそのうちの1人はその後、未成年者とのデートが発覚してニュースになっていましたし。。。

不倫に関する Yahoo!ニュースのコメントにも、辛辣な言葉が並びますが、同じように、結婚も子育ても経験していない人、あるいは自分を棚に上げている人が多いのではないでしょうか。

自分が体験していないことは語らない。

相手の背景を想像する。

などは「倫理の基本」と思うのですが、いかがでしょうか。


最後に、「不倫するなら離婚しろ」と言う人がいます。

結婚してない人、子どもがいない人なら、そんなことを言う資格はありません。軽々しく「離婚しろ」とか言う資格はありません。

子どもがパパもママも大好きだったらどうすんだよ。どちらかが経済面で苦しくなるんだったらどうすんだよ。他の部分ではうまくパートナーシップが結べていて、男女の面だけパートナーではない状態だったら、それだけで離婚するのか? 恋愛感情がなくなったら離婚? は??

と思うのです。

そろそろ、本当のことを、本音で語りませんか?

そして、知らねえやつは、口をはさむな!!!!

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