【分析】anemone(アネモネ)@真面目に出会う既婚者専用アプリ|既婚者マッチングアプリ・レビュー
既婚者の恋愛と出会いの自由を考える会(仮)です。
2024年8月1日、新たな既婚者マッチングアプリ「anemone(アネモネ)」がリリースされました!
2024年は既婚者マッチングアプリのリリースラッシュで、我々が知るだけでも5つ以上誕生し、合計で20以上のアプリが乱立する状況になっています。
ただし「王者争い」はほぼ固まりそうな状況で、
カジュアル系のCuddle(カドル)
真面目系のHealmate(ヒールメイト)
の2つが現在、既婚者マッチングアプリ2強となり、新規会員登録の伸びやアクティブユーザーで他を圧倒しつつあります。
以前の王者、既婚者クラブはやや人気を落とし、3位に転落しました。
後発のanemone(アネモネ)は、果たしてこんな状況のなかで生き残れるのか…。
早速、分析&レビューをレビューしていきましょう✨
anemone(アネモネ)ってどんなアプリ
anemone(アネモネ)は2024年4月頃から宣伝を始め、既婚者マッチングアプリに関心のある一部の人たちの間で話題になっていました。
同時に春頃からAnemone編集部などを作り、コラム記事などを配信するなど、メディア事業も展開✨
当初は6月リリースの予定だったと思いますが、リリースまで入念な準備を重ねています。(確か7月1日にも一度リリースし、改修して再リリースしたと思います)
中身を見ると、上位の既婚者マッチングアプリを非常によく研究して作られたのが分かります。
セカンドパートナーに代わる「マリッドフレンド(Married Friend)」なんて新しい言葉を提唱したり、代表のメッセージ(創業の想い)に「私自身、夫婦関係に悩んでいる中で、マリッドフレンドに救われてきました」などと書くあたりに戦略性も感じます✨
anemone(アネモネ)の特徴
anemone(アネモネ)の特徴を簡単に説明すると、次の通りです。
おしゃれ
真面目な質の高い出会い探しがコンセプト
AIが選ぶおすすめの相手を選ぶだけでらくらく
サイトのUIデザイン(ユーザーインターフェイス・デザイン)が優れていて使いやすい
男性の1か月利用料が安い(¥6,980/月)
➊カドルとヒールメイトの良いとこ取り
anemone(アネモネ)は、完全に2強のCuddle(カドル)とHealmate(ヒールメイト)の良いとこ取りを狙ってますね😂
⇒おしゃれ、お手軽、AIが選ぶおすすめは、Cuddle(カドル)の専売特許
⇒真面目で質の高い出会いは、Healmate(ヒールメイト)の売り
です。
確かに「人気アプリの良いとこ取り」は後発としては賢いやり方だと思います。
しかもanemone(アネモネ)は、6月くらいまではCuddle(カドル)を真似ていて、Cuddle(カドル)よりもさらにチャラい方向性でリリースしようとしていたんです。
途中から「今はHealmate(ヒールメイト)のような真面目系に勢いがある」と判断したのか、急に路線を「真面目系」に変えて、広告やサイトデザインを大きく変更しました。
広告に使う写真やキャッチコピーも大きく変え、代表の熱いメッセージまで加わりました(だから、本当かなって思ってしまう…宣伝じゃない??)。
こんな突然の方向転換でリリースが遅れた面があるでしょう。
➋UIデザインが優れて操作性が良く使いやすい
「UIデザインに優れて使いやすい」という特徴ですが、戦略的なanemone(アネモネ)の賢さは、ここにも現れています。おしゃれで、操作も快適です。
仕様はCuddle(カドル)とほとんど同じなんですが、Cuddle(カドル)よりも使いやすいんです…!
真似が目立ちますが……、したたかで侮れないアプリです。
スタートしたばかりで会員数はまだ少ないはずですが、少しお相手を選んでみたところ、前にレビューしたMeet(ミート)やLayer(レイヤー)のような「人が少ない!」という印象は感じません。
やり手ですね。さすが、リクルート出身者が作るだけあります(後述)。
利用料は安いがコスパはそんなに良くない
男性の1か月利用料が他の上位アプリよりも安くて¥6,980/月です。
しかし、コスパが良いとは言えません。同じか、むしろちょっと悪いかも。。
anemone(アネモネ)は広告などで「ほかを凌駕する圧倒的コストパフォーマンス」などと謳っていますが、この点は当たっていないと思います。
Cuddle(カドル)の1か月プランは9,980円、Healmate(ヒールメイト)は9,800円、既婚者クラブは8,800円、他の主要な既婚者マッチングアプリも同水準ですから、確かに安いです。
しかし標準プランは実装の機能がとても少ないため、一般的な男性が出会うにはかなり厳しいという問題があります。
後ほど、他の人気アプリと比較しながら、詳しく解説しますね!
anemone(アネモネ)の基本情報
anemone(アネモネ)の基本的な情報をまとめました。
株式会社Gekkoは、千葉県松戸市を拠点とするベンチャー企業です。
anemone(アネモネ)設立のために起業したのでしょう。
会社のホームページには「リクルート出身者によって設立された、事業創造カンパニー」と記載されています。
元々は東京都内で高級外車のレンタル業などを展開している会社が本体と聞いています。それなりの資金力や事業ノウハウがないと、anemone(アネモネ)リリースのためにこれだけの準備はできないでしょう。
そのため、他の後発アプリに比べれば事業やサービスの継続性の面で、多少安心できるかもしれません。マイナーアプリだと最悪の場合、途中で運営を放棄することもありますからね。。
anemone(アネモネ)の使い方・機能
使い方・機能は、基本的にCuddle(カドル)と一緒です。本当、ほぼ一緒(笑)
AIが選んだおすすめのお相手のプロフィールカードが表示されます。気に入れば「♥(いいね)」、気に入らなければ「✕」を押します。
「♥」「✕」どちらかを押すと、次のお相手が表示される仕組みです。
この「おすすめの相手のプロフィールカードを1枚1枚めくる方式」は、世界最大級のマッチングアプリ、Tinder(ティンダー)が最初に始めたのですが、人間の心理をうまくついているんですよね。
まず、「♥」か「✕」で人を選ぶという優越感!
そして、お手軽でスキマ時間にサクサクできる。
とても現代にマッチした方式ですが、お相手を真面目に選びたい人には少し不向きではあります。
だって、「♥」を押しても次の相手が表示されちゃいますし(人間心理でつい出てくれば選んじゃう)、お相手が一覧で表示される検索方式と違って、大勢の中から気になる人を慎重に選ぶという形にはなりにくいものです。
なお、表示される相手は「おすすめフィルター」で絞り込むことができます。
男性は標準プランだと、年齢と居住地(都道府県)でしか絞り込めませんが、これはCuddle(カドル)も一緒です。
1か月3,980円のオプションを購入すれば「真剣度」「会うまでの希望」「性格」「都合の良い時間帯」「身長」「体型」など、様々な項目で詳細な絞り込み設定ができます。
自分が「スキ」を押した相手から「スキ」が返ればマッチング成立です。
メッセージのやりとりに進めます。少しお話して気が合えば、会う約束などに進む形ですね。
こんな感じで機能は至ってシンプルです。
Healmate(ヒールメイト)のような掲示板やグループチャット、イベント機能もある多機能タイプとは真逆です。この点も、Cuddle(カドル)と一緒ですね。
「これだけ?」と思うか「シンプルで良い」と思うかは好き好きでしょう。
anemone(アネモネ)のコスパ検証
結論から言えばanemone(アネモネ)のコスパは特に良いとは言えません。
特に広告にある「ほかを凌駕する圧倒的コストパフォーマンス」と謳えるほどではないでしょう。
anemone(アネモネ)と、人気上位3社のアプリを比較します。
なお、女性はどのアプリも完全無料で使えます。
男性の標準プランは、確かに一番安価です。ただし、既婚者同士の場合は女性が圧倒的優位で、男性はなかなかマッチングしません。
そのため、自分のプロフィールを見てくれた人が分かる「足跡機能」がないのは厳しいです。また、Cuddle(カドル)もそうなのですが、女性からの「いいね」確認が有料オプションなのはかなりキツイ。
Healmate(ヒールメイト)のようなマッチング以外に楽しめる機能もありません。
また、プロフィール写真の自動ボカシ機能がないのは不便で、身バレ防止など様々な場面で重宝するシークレットモードが有料なのも痛いです。
既婚者クラブ以外は、上位プランか有料オプションに加入しないと、容姿かスペックに自信のある男性以外、出会うのは難しいとされているため、一般の男性が出会える料金という趣旨で比較してみましょう。
このように比較すると、既婚者クラブが一番コスパが良いことが分かります。いいね数が20/回になる上位のスタンダードプラン(10,880円/月)で比較しても最も低額です。
既婚者クラブの場合、プランによる機能の違いがあまりないため、課金しても勝負の土台がほとんど変わりません(最上位のプレミアムプラン20,878円/月は多少有利)。
また、Healmate(ヒールメイト)は、マッチング前に女性にメッセージを送ることができる「メッセージ付きいいね」が最強という評判ですし、掲示板に加えて、グループチャット、イベント機能も使えるようになるため、出会いの数が増え、友達づくりもできるので、コスパはかなり良いでしょう。
このように分析すると、anemone(アネモネ)のコスパが特に良いとは言えません。Cuddle(カドル)に比べれば良いと言える程度です。
さらに、累計会員数20万人以上、アクティブユーザー数は推測ですが数万人のCuddle(カドル)に対して、リリースしたばかりで累計会員数・アクティブユーザー数で1,000未満(2024年8月19日時点)と推測されるanemone(アネモネ)のコスパは、比較の対象になりにくいかもしれません。
anemone(アネモネ)の安全性
結論から言えばanemone(アネモネ)のサイトの安全性はかなり高いです。
①匿名での利用が可能
②スマホアプリではないためインストールの必要なし
③運営によるサイト内の24時間365日監視
④不正ログインを示す二段階認証システム
など、他の大手アプリと同様の安全対策が取られています。
そのうえで、続いての【サイトの安全性】で説明する通り、他の大手アプリと同等かそれ以上の安全性を確保しています。
ただしユーザーの身バレの防止対策は充実しておらず、その点はマイナスポイントです。
anemone の良い点・イマイチな点
一部、繰り返しになりますが、anemone(アネモネ)の良い点、悪い点をまとめます。
【良い点】
おしゃれ
操作性に優れて使いやすい
手軽に相手選びができる
真面目で質の高い出会いをコンセプトにしている
相手の真剣度が一目でわかる
ほぼ似ているCuddle(カドル)より安価
安全性は高い
【デメリット】
Cuddle(カドル)に似すぎ⇒人気のCuddle(カドル)でいいじゃんとなりそう
会員数が少ない⇒リリースしたばかりだから仕方がないけど
真面目といいつつカード方式なのでお手軽感になりそう
プロフィールを見た人が分かる「足跡機能」がない
標準プランでは女性からの「いいね」が見られない
標準プランでは「地域」と「年齢」しか絞り込みができない
標準プランで出会うのが難しくプレミアムプランが必要になりそう
プロフィール写真のボカシ機能がない
シークレットモードが有料オプション
anemone(アネモネ)の口コミ・評判
リリースしたばかりなので、まだSNS上に口コミ・評判は見つけられませんでした(2024年8月19日時点)。
今後、当会でいろいろ使ってみて、報告したいと考えています。
総評
とても良いアプリだと思います。よく工夫されていて、おしゃれで、操作が快適。
コンセプトにも共感できます。
特にプロフィールカード方式が好きという方にはおすすめしたいところです。
いろいろ難点はありますが、Cuddle(カドル)も同じ難点があり、Cuddle(カドル)よりリーズナブルで、使いやすい!
しかし、大きな、大きな問題が一つあります。
世に出るのが遅かった…。
なので総評は3点。
既婚者マッチングアプリ/サイトが最初に登場したのが2017年、すでに20以上のアプリがリリースされています。
Cuddle(カドル)とHealmate(ヒールメイト)の2強はしばらく安泰でしょう。会員数が伸び続けています。その次には元王者の既婚者クラブが控え、中堅どころのアプリも4つほどあります。
ここに割って入るには少々弱い…。斬新な機能や新機軸などが必要ではないでしょうか。
会員数が少なくて今後伸びるか分からないアプリに男性がお金を出して登録するには、何かが足りない気がします。先行アプリの研究だけではダメだと思うのです。
【続報】anemone(アネモネ)に業者が多く潜入か!?
この記事を昨日アップしたところ、「anemone(アネモネ)はマッチングした女性が突然たくさん消える」という通報をいただきました。
確かに、確認してみると、私がマッチングした数名も消えています…。
サクラやなりすましなどではなく、どうやら業者が多く入り込んでいるようなのです。あんなに厳正な本人確認・審査を行っているのに…!!
運営からも次のお知らせがありました。
何か動きがあればお知らせしますね。
しかし業者は巧妙ですね…。見破るには、写真や身分証などの機械的なチェックだけでなく、運営の経験によるノウハウが必要なのかも。
【付録】anemone(アネモネ)の登録方法
Webブラウザを使うサービスなので、Googleなどで「既婚者 anemone」などで検索して表示されたランディングページ(LP)の新規登録から「無料で始める」に進みます。
①メール認証・電話認証
anemone(アネモネ)の公式サイトトップ画面から「無料で始める」を押すと、次の画面に移ります。ここからスマホ画面で説明しましょう。
メールアドレスとパスワードを入力します。
すると、登録メールアドレスに認証コードが送られます。メールによる最初の本人確認です。
続いて、anemone(アネモネ)には電話番号認証まであります。他の既婚者マッチングアプリで、登録時に電話番号認証を行うアプリは少ないです。
②プロフィールの作成
電話番号認証を終えると、プロフィールの作成画面に移ります。
初期登録として、ニックネーム、居住地、生年月日、性別を登録します。この辺はどこも一緒ですね。生年月日はごまかせないのでご注意を。
続いて、メインになる写真を1枚登録。サブ写真は後ほど追加します。
これで初期登録は終了です。続いて、プロフィールの設定に入ります。
メイン以外の写真(サブ写真)や自己紹介、その他のプロフィール項目を登録していきます。
真剣度、会うまでの希望が自己紹介のすぐ下に可視化されているのは、分かりやすいですね。マッチングに重要な部分です。
プロフィール項目は比較的充実しています。それぞれ、項目を選んで登録していきます。
例えば、性格だと次の項目から5つまで選べます。
普段は公開されず、特定の人にだけ共有できる「プライベート写真」も設定できます。名前は違いますが、Cuddle(カドル)やHealmate(ヒールメイト)にもある機能です。
③身分証確認と年齢認証
実際にお相手とやりとりするには年齢確認が必要です。進めていきます。
身分証の提出によって年齢確認を行いますが、有効な身分証は画像の通りです。
驚きましたが、自撮りによる本人確認もあります。写真付きの身分証と照合しますが、ここまで登録時に厳正に審査する既婚者マッチングアプリは非常に少なく、安心できます。
首を傾けることで、本人が実際に撮影しているかを確認します。別人が画像を撮影しているだけということがないようにです。マイナンバーカード作成時と同じくらい厳正な本人確認ですね。
続いて、提出する写真付き身分証を撮影します。
こちらも画像ではないか確認するため、身分証の「厚み」まで撮影します。こちらもマイナンバーカードレベルの高レベルな確認です。
ここまで終えると、ようやく「おすすめの相手」をチェックできます。おすすめ表示されるお相手を絞り込む「おすすめフィルター」の設定を行いますが、標準プランだと、年齢と居住地域しか絞り込めません。
お相手のプロフィールにある「ミートボールメニュー」をタップすると、先ほどのプライベート写真を共有したり、違反行為を通報したりできます。
anemone(アネモネ)の説明は、以上です!
今までレビュー済の既婚者マッチングアプリはこちら。
▼Meet(ミート)
▼Layer(レイヤー)
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