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フリハン合格体験記    【完璧主義からの脱出】

令和6年 1級建築士製図試験にフリハンを交えて合格した19さん(ハンドルネーム)のインタビュー記事です。19さんは 挑戦3年目の年にフリーハンドに切り替え 見事 合格した方です。下記再現図を拝借したが、外壁廻りを製図版、内壁をフリーハンドで描いているのを確認してほしい。フリーハンドは製図版を使っての作図と組み合わせでより柔軟に、よりスピーディーに作図を完成させる事ができる良い例だ。(下記インタビュー内容)


R06再現図


Q.
フリーハンドで作図しようと思ったきっかけを教えてください。

A.
なぜフリーハンに切り替えたかというと、製図版を使った機械的な作図が苦手だったというのが理由です。合格前の過去2年間の敗因は線をきれいに描く、階段の踏面の幅を均等にする等の細かいところが気になってしまい、完璧主義な性格も相まって作図のスピードが上がらなかった。3年目にフリーハンに切り替えてからは神経質な面がフリハンにより良い方向に働き、 さらに場所を選ばないで作図できる為勉強するハードルが下がったのが大きかった。フリーハンドに切り替えて作図に楽しさを覚えるようになったのは実は合格の大きな要因です。

Q.
フリーハンドの練習はどのようにしましたか?

A.
過去問のトレースを10枚程、資格学校Sの短期が始まる前に練習をし、最終的には 25枚 ほどフリハン図面を仕上げ本番に臨みました。

Q.
シャーペンはどの太さを使いましたか?

A.
 シャーペンは ハードラインを0.7で描き、 家具などの見えがかりは0.3で 描きました。フリーハンドでは濃い線を描けない側面もあるので、シャープペンを使い分けることにより、メリハリを自動的に着くように工夫しました。


Q.
作図の順番を教えてください。

A.
 作図の順番 基本的には通っていた資格学校 S の順番に沿って作図していました。
大まかな概略を説明すると 最初に平衡 定規を使い断面図も含めた仮線、及び寸法線を描き
その後 内部空間はフリーハンで外壁周りは 製図版を使い仕上げました。

以上
フリーハンドで作図することによって、完璧主義から脱出できたという、言葉が印象的な19さんのインタビューでした。
インタビューを受けて頂いた19さんに感謝です。
↓19さんのX アカウント
https://x.com/yuma196


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