那須旅③ 気分はモンゴル人「那須モンゴリアンヴィレッジ テンゲル」
那須旅第三弾。
那須ステンドグラス美術館での観光を終えた我々は、徒歩5分の本日の宿「モンゴリアンヴィレッジ テンゲル」に向かいました。
名前で想像がつくかもしれませんが、ここはモンゴル人の遊牧民が利用する移動式住居である「ゲル」に泊まれる施設です。
全ての部屋が四人部屋のようで、円形のゲルの形に添うようにベッドが置かれていました。中央には鍋のようなものがあり、本来のゲルではここで煮炊きをするのでしょう。
ベッドやクローゼットの装飾が可愛らしいです。
生憎の大雨で空は真っ黒、立ち並ぶゲルはびしょ濡れ状態でした。
友人がやたらと雨漏りを心配していましたが、全くの杞憂だったので少しおかしくなりました。
本来のゲルは羊毛でできたフェルト生地で覆われているそうなのですが、乾燥地帯であるモンゴルと違い日本の降水量とは合わないという事でテント生地を使用しているそうです。
そんな訳でお待ちかねの食事です。時間の都合でお昼を抜いてしまったのでもう腹ペコ!
夕食はバーベキューでした。室内なのだから焼肉では……?
そもそも焼肉とバーベキューの違いってなんだ?と調べると、日本ではいわゆる「BBQ」は行われていないという衝撃の事実を知りました。
余談でした。
残念ながら撮影NGだったので写真はありませんが、夕食後プロの奏者の方による馬頭琴演奏がありました!
教科書に載っている事もある「スーホの白い馬」で名前は聞いたな、という方もいらっしゃるかもしれません。
名前の通り楽器の天辺に馬の頭が彫刻されている楽器です。
二本の弦しかない弦楽器なのに、その音の多彩さにびっくりしました!何より驚いたのは馬のいななきが本当にそっくりな事。(実はその時若干うとうとしていたのですが、ヒヒーン!という音でばっちり目覚めました。笑)
加えて曲の最後で、馬が駆けながら去っていく様子が説明がなくともよく分かった事です。
この演奏だけでもここに泊まった甲斐があるというものです。
演奏中は少し近寄り難い雰囲気の方でしたが、一緒に写真撮影をした際に撮りまーす!といった瞬間に弦をビンッと鳴らして音で合図したりする茶目っ気があったり、弦を触らせて頂けたりしました。
翌日。
幸い雨は上がったので、ようやくゲルの様子がまともに見えるようになりました。
晴れていれば星を見ながら焚き火をしたり、マシュマロを焼いたりできたそうです。敷地内で花火をやってもいいそうで、雨だったのは本当に残念。
それと今回我々は体験しなかったのですが、モンゴルの民族衣装である「デール」の着用体験もできます!
旅の良い思い出になりそうです。
楽しかった旅ももう終盤。
次回で那須旅編は終了となります。