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コミュニケーションにおける「失敗は成功の元」論。 【試行の質と量が結果の違いを生む】

おつかれさま。今日はどんな一日だった?

さて今日は、「コミュニケーションにおける失敗が成功の元」論というテーマでお話させていただきます。

はじめに

皆さん、もちろん「失敗は成功の元」という言葉は死ぬほど聞いたことがあると思います。

この言葉の印象としては、「偉人がいう名言」的なポジションであったりとか、「いやそんなの当たり前じゃん。言われなくてもわかってる」みたいに思っている方が多いんではないでしょうか。

ただ、これは僕を含めてなんですが、本当の意味でこの言葉の意味を実践できている、って人は少ないんじゃないかな〜と思います。

たとえばですね、「あなたは最近、成功するためにどんな失敗をしましたか?」と聞かれたら、なかなかすぐには答えられないですよね。

失敗で大事なことは、試行するバリエーションを増やすこと

もちろん、意図しない時に起きてしまう失敗っていうのは、次回それを改善することで、同じ失敗を繰り返さない、という意味があると思います。

ただ、ここでいう「失敗は成功の母」っていうのは、予期せぬ時に起きてしまう失敗ではなくて、どちらかというと積極的にチャレンジしていった中での結果としての失敗、という意味合いが強いんではないかと思います。

なので、失敗を前提としてする試行・トライですね。これを積極的にしていく。「こういうやり方は上手く行かない」というパターンを集めるための失敗をする、というイメージです。

ここで重要なのが、試行する「回数」だけではなく、試行する「バリエーション」が大事、ということです。

広告業界の A / B テスト

たとえば、広告業界ではA/Bテスト、というものがあります。

これは何かというと、同じ商品の広告を作る時に、AとBの2パターンのコピーや絵を変えた広告を作り、どちらのほうが反応がよいかを比べるテストになります。

ここで大事なのは、当たり前ですが、「AとBは、必ず違いを作らないと効果の切り分けができない」ということですね。

なので、予め、何をテストするのか、と比較するテーマを決めておかないと、そこから学ぶことができない、ということです。

たとえば、あなたが営業職だとして何件営業先を回ってもなかなか契約に至らないとか、たとえば婚活で何人と出会ってもなかなか良い関係を築けない、という方は、試行回数は多いけど、試行の質が良くない、ということが言えます。

つまり、何が悪かったのか、という改善に気づく素材がないんですね。

なのでたとえば、最初の何回かは結果を求めずに「今日はこれを試してみるんだ」というテーマを設定して試行してみる。それで気づきを持ち帰ることを目標にするっていうのが有効なんじゃないかなと思います。

僕のアルバイト時代の経験

で、僕の学生時代の話になるんですが、僕大学生の時に、家庭教師の派遣会社で営業のアルバイトをしていたことがあるんですね。で、最初にデビューしたとき、その時の上司から「最初の10回は契約取れなくていい。その変わり、いろいろ試して学べ」と言われました。

今思い返すと、これってコミュニケーションの失敗学を極めて的確に捉えた秀逸な指示だったと思っています。

本当に最初の10回は契約取れませんでしたが、2ヶ月目から一気に全国ランキングの上位を取り、半年後には全国1位の成績をことができました。

ネズミの迷路の実験

実は実験でも証明されていることがあって、複数のネズミに複雑な迷路を歩かせて、どれだけ早く最短ルートを見つけられるか、というもので、ネズミによって個体差があって、3日で見つけるネズミもいるし、20日かかるネズミもいる。
そこで気づいたこととして「早く見つけたネズミほど最初の1,2日で、たくさんの無駄なルートを通っていた」ということがわかったらしいんですね。

このことからも、いかに試行することが大事かということがわかります。

この「試行」を別の言葉で言うと「実験」と言うこともできると思います。

自分にとって意味のある「失敗データ」を集める

つまり、日頃のコミュニケーションでどれだけ「試行」「実験」をできるか。
これを徹底するためには、目先のゴールを意識するよりも、まずは「こうやったら、こうなる」という、自分にとって意味のあるデータをどれだけ集められるか、っていうのを目標にすることが早いと思います。

データが集まったら、更にそのデータをアウトプットして、またデータが取れる。それを繰り返すうちに段々と自動的に最適化されていく。

「契約が取れた」とか、「恋人ができた」とか、そういった目に見えるわかりやすい結果っていうのは、自分が蓄積した失敗のデータ量に比例するんですね。

なので、まずは目的を持って試行・実験をしてデータを集めることから始めてみてはどうでしょうか?というお話になります。

以上、本日は「コミュニケーションにおける、失敗は成功のもと論」というテーマでお話させていただきました。

さあ、新しい一日が始まる、キミは何をする?

freeでした。

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