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【読書感想文】社会人で影響を受けた本5選

(このNOTEは4分で読めます。約3,100文字)
『影響を受けた本はありますか?』と聞かれたとき、皆さんはどんな本を答えますか?

約3年前から週1冊読書をするようになりました。多ければ良いという話ではないと思いますが、今まで150冊以上本を読んできたと思います。

2022年から読んでいる本はマガジンで読書感想文を投稿していますが、今まで読んできた本で、人にオススメできる本を紹介したことはありませんでした。

このNOTEでは、私が週1冊読書をするようになってから読んだ本の中で皆さんにオススメできる本を5冊紹介します。結構自信をもってオススメできる5冊ですのでぜひ最後まで読んでみてください。

✅1、『考える技術・書く技術』

全ビジネスパーソンにオススメの1冊です。著者のバーバラ・ミントさんはマッキンゼーで初の女性コンサルタントになった方として有名です。

この本は私が社会人1年目の時に読んだ本です。炎上しているプロジェクトにPMOという役割で配属されたときでした。周りはほどんどベテラン社員で固められている中、自分の考えている問題意識や解決策をどのように相手に伝えれば良いか分からず困っていました。

その時に、たまたまInstagramをフォローしている方がストーリーにこの本をあげていて読んでみました。結構ボリュームのある本で値段も3,000円ほどと高めだったのですが、それ以上の価値がある本でした。

物事をどのように構造的に考え、それをどのように構成していったら相手に伝わりやすくなるのかということが学べます。この本に書かれている考え方は今も使っています。

一生伝える考え方が書かれている本ですので、まだ読んだことがないという方はぜひ読んでみてください。


✅2、『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』

最近はどこの書店でも見かけるようになった1冊です。もともとは、半分ほどの文量で電子書籍版しかなかった本です。本の内容の良さが話題を呼び、文章量が増えて再出版された本です。

内容は、細かくブロックごとに話が分かれているのでとても読みやすいです。どのブロックも著者のエピソードベースに書かれているので状況が具体的にイメージしやすく理解しやすいです。

どのエピソードも好きなのですが、私が好きなのは『「考える」とは「要素分解すること」』というエピソードです。社会人2年目の頃、『よく考えたの?』と上司に言われることがありましたが、正直『よく考えるってなんだよ。』とひねくれていました。

『どうせ、上司に『あなたの言う『よく考える』って具体的にどういうことですか?』と聞いても明確な答えはかえって来ないんだろうなぁ。』と腐っていたところもあり、『考える』ということがどういうことなのかよく分からずモンモンとしていました。

そんなときこの本を読み、『考えるとは要素分解すること』だということが分かりました。つまり、『もう要素分解することはできないな』というところまで分解したら『考えた』と言っても良いということになると理解できました。

参考になるエピソード満載ですのでぜひ読んでみてください。


✅3、『コンサル一年目が学ぶこと』

前章で紹介した『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』と似てるといえば似ている本です。

新卒入社した会社はコンサルティングファームではありませんでしたが、導入コンサルタントという職種だったので『コンサルってなんだ?』という素朴な疑問が当時からありました。

その答えを探す一環として読んだ本です。タイトルが『コンサル1年目が学ぶこと』となっているので、『とりあえず、ここに書いてあることができるようになれば、1年目としては合格か。』と思ったことを覚えています。

コンサルティングファームに転職して、『デキるな』と思う方は『コンサル1年目が学ぶこと』に書いてあることが確かにちゃんとできている印象です。

私自身も影響を受けた1冊ですし、仕事をする上で基本的ですが大切なことが書かれているのでオススメの本です。


✅4、『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性』

今まで紹介してきた本はどちらかというと仕事で使えるような考え方が学べる本でした。この本はそういったものとは異なります。

アルバイト時代の先輩に『最近読んだ本で面白かったものありますか?』と聞いて、オススメいただいた本です。

Googleのエンジニアだった方が書いた本で、Google内の膨大な検索エンジンのデータから、どこの地域でどんなことが検索されていったのか、検索ワードと社会の関係をデータを使って読み解いていく本です。

アメリカの大統領選挙の時に各州ごとにどんな言葉がググられていたのかなど興味深い内容が多いのですが、私が影響を受けたのは筆者の考え方でした。

人の欲求を調べたいと思った時何をしたら良いと思いますか?多くの場合、対象の人にアンケート調査などをすればその人の欲求を聞くことができると考えるかと思います。

しかし、アンケート調査などの場合、人は『周りの人から自分は良い人間だと思われたい』という本能から無意識に嘘をつきます。特に『経験人数は何人ですか?』などセンシティブな質問に対しては平気で嘘をつきます。

では、どのような方法であれば人の欲求を調べることができるのでしょうか。つまり、どのようなことをすれば嘘をつかれずにその人の本心を知ることができるのでしょうか。筆者が辿り着いた答えがGoogleの検索ワードです。

誰も検索窓に書き込む言葉に嘘はつきません。つまり検索ワードこそ、人の欲求そのものなのです。

どのような方法であれば、自分が求めている情報得られるかという考え方にとても影響を受けました。

どんな検索ワードが世界では多いのか、そこからどんな示唆が得られるのか、読み物としてもとても面白いのでオススメの1冊です。


✅5、『会計の世界史』

『なぜそうなったかという背景がないと、興味を持って学ぶことはできないな』と痛感した1冊です。

新卒入社した会社では、会計のソフトウェアの導入コンサルタントを担当していました。財務部や経理部の方が利用するソフトウェアです。私は法学部出身で会計は全く分かりませんでした。入社してから簿記という存在を知ったほどです。

当時、とりあえず簿記3級を勉強し始めましたが意味が分かりませんでした。方法論としての簿記が分からなかったのではなく、なぜその会計処理が必要なのかが全く理解できませんでした。

例えば、減価償却です。簿記の試験問題は解けるようになるのですが、本質的になぜそれが必要なのかは理解できませんでした。

そんなときに出会ったのが『会計の世界史』です。この本には、今では当たり前となっている会計処理が、なぜ必要になったのか歴史的な背景が書かれています。

今までただただ解き方を覚えていたものが、初めて腹落ちした瞬間でした。『なぜそうなったかという背景がないと、興味を持って学ぶことはできないな』と感じました。

大抵のことは、なぜそうなったのか背景が必ず存在します。この本を読んで以来、背景側にもちゃんと着目するようになれました。


✅6、まとめ

影響を受けた本について書いてみました。改めて振り返ってみると自分を構成している多くの部分は本の影響が大きいように感じます。読んだ本全てがオススメできるものではありませんが、毎週読んだ本を投稿しておりますので、よろしければぜひマガジンもチェックしてみてください。

皆さんが影響を受けた本もぜひ教えてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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