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ノーリードの危険性!犬の安全を守るために絶対必要なリードの役割とは?

ノーリードを推奨する飼い主の中には、飼い犬が**「100%安全だ」と誤認するケース**があります。以下にその理由やリスクを詳しく説明します。

1. 犬の安全性を過信することのリスク

飼い犬がどんなにしつけを受け、性格が良くても、ノーリードにすることにはリスクが伴います。犬は予測できない行動を取ることがあり、以下のような問題が起こる可能性があります。

  • 突然の興奮や恐怖: 飼い主の指示を無視して、他の犬や動物、音に反応して追いかけたり、攻撃的になったりすることがあります。

  • 交通事故の危険: ノーリードで街中や車通りの多い場所を歩いていると、急に道路に飛び出してしまうリスクがあります。事故に巻き込まれる可能性は高く、特に車のスピードが速い場所では致命的な結果を招くこともあります。

  • 他の犬や人とのトラブル: ノーリードで他の犬と遭遇すると、思わぬケンカや事故に発展することがあります。愛犬が友好的であっても、相手の犬が攻撃的な場合は大きな問題になります。

  • 迷子になるリスク: 野生動物や他の犬の匂いに興味を持ち、急に走り出して迷子になったり、動物に追いかけられて逃げることがあるため、行方不明になる可能性もあります。

2. 飼い犬の性格や行動の誤解

犬にはさまざまな性格や行動パターンがありますが、「お利口だから大丈夫」と飼い主が過信することが一因です。

  • 犬の本能: 犬は本能的に、興味を持ったものに反応します。飼い主が100%コントロールしているつもりでも、突発的な出来事(大きな音、別の動物の出現など)があると、犬は本能的に反応してしまいます。

  • しつけの限界: 完全にリーダーシップを取っているように見えても、緊急時には犬が指示を無視する場合があります。特に犬が恐怖を感じたり、何かに強く反応した場合、飼い主の命令に従わないことがあるため、ノーリードでのコントロールが効かなくなることもあります。

3. 飼い主自身が見落としがちなリスク

飼い主が「自分の犬は問題ない」と過信していると、予期しない状況に適切に対処できない場合があります。

  • 無意識の危険行動: 犬が他の犬や人に飛びついたり、突然走り出したりすることが、飼い主には予測できないことがあります。さらに、犬が他の動物や人に対して攻撃的になる可能性も。

  • 他人に迷惑をかける: ノーリードの犬が他の犬や人に不安を与えたり、恐怖を与えたりする場合もあります。特に、犬が苦手な人や子供に接触してしまうと、トラブルに繋がることがあります。

4. ノーリードのリスクを減らす方法

もしノーリードで散歩をしたいのであれば、以下の方法でリスクを減らすことができます。

  • ドッグランや安全な場所を選ぶ: 人や車がいない、安全な場所でノーリードにすることで、リスクを減らせます。

  • 呼び戻しやしつけを徹底する: 呼び戻し訓練や基礎的なしつけがしっかりしていない場合は、ノーリードにするのは避けるべきです。

  • 適切なリード管理: 長めのリード(10m程度)を使用することで、犬が自由に動けつつもコントロールができる範囲内で管理できます。

リードは絆!手放すな!という言葉には深い意味があります。犬との絆を深めるためにリードは重要な役割を果たします。以下の理由から、リードを手放さないことが愛犬との関係にとって大切です。

a. コントロールと安全性

リードは、犬を物理的にコントロールできる手段です。特に散歩中や外出時には、**予測できない状況(車、他の犬、人など)**が発生することがあります。リードを使うことで、愛犬が突然走り出したり、危険な場所に飛び込むことを防げます。安全を守るためにもリードは欠かせません

b. 飼い主との信頼関係を築く

リードはただの物理的な繋がりだけではありません。犬との信頼関係を築くための道具でもあります。犬はリードを通じて飼い主からの指示を理解し、従うことを学びます。散歩中にリードを持って歩くことで、飼い主と犬の間に一体感共通のルールが生まれ、信頼が深まります。

c. 散歩を通じたコミュニケーション

リードを使うことで、飼い主と犬はお互いにコミュニケーションを取ることができます。リードを通じて、飼い主が犬に指示を出す、または犬が飼い主を引っ張るなどのやり取りが行われます。散歩は、犬にとって社会性を育む貴重な時間であり、リードを持っていることでより良いコミュニケーションが可能になります。

d. 無理な自由を与えることは逆効果

犬には自由が必要ですが、無理に自由を与えすぎることは危険です。ノーリードで外に出ると、犬が危険を察知できない場合や、思わぬトラブルを起こすことがあります。リードを持つことで、犬の行動をコントロールし、無理な自由を避けることができます。犬の安全を守りつつ、適切な自由を与えるためにはリードが不可欠です。

e. 繋がりの象徴としてのリード

リードは、飼い主と犬の絆を象徴するものです。犬との関係は、信頼と愛情を基にしていますが、その絆を深めるためにはお互いの理解とコミュニケーションが必要です。リードを手にすることで、飼い主が犬を守り、犬が飼い主を信じて従うという強い絆が築かれます。

リードはただの道具ではなく、愛犬との絆を深めるために欠かせない重要なアイテムです。犬の安全を守り、信頼関係を築くためにも、リードは手放さないことが大切です。

まとめ

ノーリードを推奨する飼い主が多い一方で、犬の安全性を過信することは非常にリスクが高いです。犬の性格や反応を理解し、予期せぬ事態に備えるためにも、常に安全を優先し、リードを使用することが重要です。

日本では、公共の場で犬をリードなしで散歩させること(ノーリード)は、法律や条例で規制されています。具体的には、動物愛護管理法第7条において、飼い主は犬が人の生命、身体、財産に害を及ぼさないよう努める義務があり、犬の逸走を防止するための適切な措置を講じることが求められています。また、各自治体の条例でも、公共の場所でのノーリードを禁止し、違反者には罰則を科す規定が設けられている場合が多いです。例えば、東京都の「動物の愛護及び管理に関する条例」第9条では、犬を公共の場所でリードなしで放すことを禁止しており、違反した場合は罰則が適用される可能性があります。したがって、公共の場で犬を散歩させる際には、必ずリードを使用し、周囲の安全とマナーを守ることが重要です。

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