そろそろ考えなくては。じゃなくて今でしょ!
40代に入ると両親の老いを感じる時期になります。我が家も例にもれずそういうタイミングになってきました。
義理の父の入院などでバタバタしているのですが、祖父が所有していた山林の名義変更ができていないため司法書士に頼んで手続きを行っているとの事。全く価値が無いようなので固定資産税は払っていないようなのですが、所有権移転の手続き費用は当然発生します。祖父もよかれと思って当時(バブルの頃)山林を購入していたと思われますが、今となっては何の役も立たず余計な費用や手間がかかるだけの無用の長物になってしまっています。知り合いは廃墟となった別荘地で同じような事例を抱えています。こういった事は面倒なので出来れば若いうちに片づける必要があり、放っておけば放っておくほど後の処理が面倒で複雑になってしまします。
いずれこの山林も相続され、我々世代が管理する必要があるので一度見に行ってどういう状態か確認しておく必要があります。勝手に伐採されたりは問題ないのですが、不法投棄などがあればこちらに責任がかかってきます。そういう意味では県や国に寄贈したいのですが、まあ取り合ってくれないでしょう。日本の国土を外国人に売却したりするのはこういった事も絡んでいると思います。
40代と言えば子育て真っ最中で子供たちの事で必死なのですが、その両親はだいたい70代です。少し余裕ができる50代になると両親は80代になっており気力や集中力が無くなるため、こういった手続きを行う事は難しくなりますし年を取ると意固地になります。なので40代の皆さま、そろそろではなくて「今でしょ!」なのです。
相続に限らずお墓や仏壇などに関しても両親が生きているうちではなくて「心身ともに健康なうちに」話し合っておくべきかと思います。