【こち活まとめ】こち亀161巻~170巻 1ツイートレビュー
1日1巻でこち亀の1ツイートレビューをし続けていたのですが、その161巻から170巻のレビューについてこちらにまとめてみました。
こち亀内の面白レビューを探している方はご参考にどうぞ。
※紹介の都合上、多少オチを書いてしまっているものもありますのであらかじめご了承いただける方はご覧くださいませ。
こち亀161巻
幼稚園児のレモンが鬼平犯科帳の話で部長と意気投合。
時代小説の読み聞かせを聞きながら寝ているレモンは司馬遼太郎について「りょーたろーの独自の歴史観がよいな」という考察をのべる。
たしかに育児で時代小説の読み聞かせというのは面白いかもしれない。
こち亀162巻
中川がジャンプスクエアと缶コーヒーを持って派出所に登場したら、株が上がり、関連企業合わせて10億円の利益に。
そこで占い師により、少年ジャンプとスクエアとウルトラと缶コーヒーを持って中川が派出所に登場することに。
スクエアはジンクス的に強い設定で。
こち亀163巻
一般的な本将棋は9×9のマス目だが、12×12の中将棋が登場。
駒が本将棋より多く、獅子や鳳凰、麒麟、龍王というかっこいい駒もある。
さらに大将棋、大々将棋、摩訶大々将棋、天竺将棋、無上泰将棋と駒数&マス目がスケールアップしていく。
こち亀は将棋漫画でもある。
こち亀164巻
付録付き分冊の流行りにのって「週刊秋本麗子」をフィギュア付き980円で発売すると30万部完売。
さらに第2号も即日完売。
これは実際に発売してほしい企画ですね。
こち亀165巻
東京都最南の島で原油を掘り当てた両さん。
レアメタルも採掘され島が独立国に。
外資系ホテルや空港も建設され東洋のドバイとなる。
独立国なのに部長の一声で両さんは逮捕されてしまう。
独立したばかりの国の代表的人物を他国が逮捕するという怖いエピソード。
こち亀166巻
ジャンプ40周年で2話にわたって歴代ジャンプを両さんがふりかえる。
そのなかで両さんと本田がCYBORGじいちゃんGを好きなことが判明する。
たしかにあれは面白かった。
こち亀167巻
ただの石を恐竜の卵だと言って売っていた両さん、部長、署長がガラパゴス諸島で逮捕されるという巻。
逮捕までの経緯がはしょられているのだが上司と部下でその行動にいたった部分がなんだか面白そうで興味がある。
こち亀168巻
中川の会社で開発したスポーツロボたちと野球対決をすることになった両さん。
220キロの球を投げ、人間に不可能な変化球を使ってくるロボピッチャーに苦戦。外野からキャッチャーへのレーザービームは280キロとすべてが規格外。
ロボ野球、実現したら見てみたい!
こち亀169巻
署長に花見を中止にされた両さんたちは、反対運動を行う。
やがて日本中を巻き込む「花見したってええじゃないか」運動に発展。
3日3晩の花見祭が日本中で行われ150兆円の損失を引き起こす。
こち亀170巻
両さんの「開運改名くん」という機械で法条が「凄苦残念(すごくざんねん)」に改名。
さらに寺井が「丸井ヤング館」に改名。
そのかいあってか丸井ヤング館は宝くじで3000万円当たる。
巻末の京極夏彦先生のページで文字がみっしりと入っていて嬉しいかぎり。
★★★★★★★
「こち亀は158巻以降に超越系漫画になった」という持論があるのですがまさにこのあたりも超越漫画として爆走し続けているところで。将棋の規模が大きくなって行き、大将棋、大々将棋、摩訶大々将棋、天竺将棋、無上泰将棋が出てきたり、東京都最南の島で両さんが独立国を作って逮捕されたりエスカレートにブレーキなしで最高の走りを見せています。そしてとどめは法条と寺井の改名エピソード。確固たる技術と経験の上で若手もびっくりの冒険的なエピソードを繰り出し続けた秋本先生のわんぱくさに脱帽です。