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【こち活まとめ】こち亀141巻~150巻 1ツイートレビュー

1日1巻でこち亀の1ツイートレビューをし続けていたのですが、その141巻から150巻のレビューについてこちらにまとめてみました。

こち亀内の面白レビューを探している方はご参考にどうぞ。

※紹介の都合上、多少オチを書いてしまっているものもありますのであらかじめご了承いただける方はご覧くださいませ。

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こち亀141巻
昭和38年にお化け煙突が解体されることになったエピソード。
煙突の上に立ち、ポケットに手をつっこんだ状態で歌を練習する紅月リンが勇ましく素敵だ。
変わりゆく東京を描いているのもこち亀の醍醐味ですね。

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こち亀142巻
纏(まとい)について、「いい女だが育ちがわしと近いからな」と同族回避的に考えている両さん。
「負けずギライ、気が強い、祭り好き」「すし、天プラが好き」
「メンコ、びーだまで育つ」
と二人の共通項を並べているが、両さんの判断基準が独特だ。

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こち亀143巻
両さんが6週にわたって大阪にいるという巻でカバーをめくると両さんの顔をしたたこ焼きが大量に。
東京弁に飢えた両さんがCD屋で志ん生などの落語CDを探すも米朝や枝雀をすすめられるくだりが面白い。

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こち亀144巻
両さんビジネスの成功パターンがお年寄りたちのロックフェス「葛飾ロックフェス2004」。
スポンサーにお茶の藤田園がちゃんと入ってる。
ライブビデオ販売はVHS。
ライブカセットも販売。
ターゲットがはっきりしていて清々しい。

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こち亀145巻
中川が幹事をつとめる忘年会。
予算は8人3泊で3兆円。
温泉付き飛行機は一人1機。
ロケットで地球を眺めながら天ぷらと寿司。
ベガスで一人10億円使い、ホテル一軒に一人。
部長すらドンペリ風呂でリミッター崩壊に。

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こち亀146巻
擬宝珠家とスキー旅行に来た両さん。
蜜柑が雪で作ったうさぎを箱の中に大事にしまっていると、それが溶けて泣いてしまう蜜柑。
「雪うさぎのおなかに何か入っていたぞ」と植物の種を見せてあやす両さん。
超神田寿司以降の両さんならではの好エピソード。

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こち亀147巻
護衛が必要な国宝として、
羅城八幡荼裸威武堀衛門財力有之介正得千手観音像が出てくるのだが、ホリエモンザイリョクアリノスケという文字が入れ込まれている。こういった発見すると嬉しい要素があるのもこち亀の醍醐味かと。

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こち亀148巻
「会社は株主の物です」と両さんに株の仕組みを教える中川。
学んだ両さんのファンドが急成長し、証券会社と合併。
中川グループの株をどんどん買っていく様はまさに使徒のようだ。

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こち亀149巻
スイスの時計学校で勉強し、時計師になった両さん。
オリジナリティを追求し奇抜な時計をたくさん生み出す。
オリンピック年だけ五輪がそろう五輪型時計。
携帯で撮影すると時刻がわかるQRコード型時計。
素敵なカオスがここにある。

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こち亀150巻
100円均一ショップに驚愕する中川と麗子が両さんを連れていったのは、10000円均一のショップ。
一万円の画ビョウや水、カップ麺や缶コーヒー、三角定規など高品質な割高品が並ぶ。
ある程度の値段がついてないと安心できない人々がいるというオツなジョーク。

★★★★★★★

このあたりは人情ものといいますか江戸っ子下町の両さんとしてのカラーが濃い印象です。クラシックこち亀ファンにはゆるく感じるあたりかと。まるくなった両さんとでももうしましょうか。ですがこのあたりであたためて育てたキャラたちが最終巻に向かう際にぐぐぐっと層の厚さを見せてきます。さて次回は衝撃の158巻です。そこから伝説的な快走が始まります。

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