【2022年最新】ポーセラーツ教室 自宅で開業 お金の話
自宅開業できるポーセラーツ教室で副業したい。
初めは月5万円のお小遣いを作りたい。
お好きなハンドメイドで教室が作れます。
今回は、おうちで教室開業について、お金の話です。
・資格取得にかかる費用(授業にかかるすべての経費)
・教室準備に何にどれくらいの費用が必要なのか
・運営する中で発生する費用
・かかる資金と教室から得られる収入
10年間教室を運営している実態も含め、費用面についてまとめてお伝えします。
1.教える資格までの費用
ポーセラーツ倶楽部規定のカリキュラム修了後、登録申請に合格すれば、
自宅開業できる資格として、各会員資格が取得できます。
取得後は、カリキュラムの指導もできるほか、会員価格での材料購入ができるなど特典があります。
【転写紙コース】と【上絵の具・装飾コース】の
2コースがあり、資格は3種類あります。
資格には3種類ある
①メンバー資格:
転写紙を貼る技術を使って教えたり販売ができる
②ポーセラーツインストラクターホワイトライセンス:
インストラクターも教えられるが電気炉がない
③ポーセラーツインストラクターグリーンライセンス:
教室に電気炉もありすべてのことが可能
教材費とは白磁、転写紙、必要な溶剤、必要な道具、テキスト、
チェックシートなどのことです。カリキュラム価格は全国で統一価格です。
一部、教材を自分で選んでデザインを作る課題があり、選ぶ転写紙や白磁によって差が出るため、おおよその金額になります。
【転写紙コース】
まずは【転写紙コース】からスタートします。
課題の10作品を作りながら各種技法を学び、修了すると
ポーセラーツメンバー資格がもらえます。
転写紙コース修了証がもらえると、転写紙を使った販売や指導ができるようになります。
【上絵の具・装飾コース】
【転写紙コース】が修了したら、【上絵の具・装飾コース】に進みます。
上絵の具・装飾コース(課題作品:14作品)を修了することで取得できます。
上絵の具・装飾コースを修了し登録申請後は、ポーセラーツのインストラクター育成指導ができるようになり、教室開講やセミナー収入など活動の幅が拡がります。
2.レッスン費用など
授業にかかるレッスン費用、交通費、焼成にかかる費用です。
教室により入会金があったり、焼成費用も変わります。
①レッスン費用(教室差あり)1か月10,000円ぐらい
ポーセラーツのレッスン費用は、1レッスン(2時間)毎もしくは、技術レッスン毎に設定されてるケースが多いです。
平均1レッスン価格は3,000円~5,000円。
受講するペースによって月額のレッスン料は変わってきます。
・週に1レッスン 月4回
・1回の通学で2レッスンまとめて受講する
・月に1回受講する
・集中的に終日レッスンで月に1回~2回
教室によっても設定が様々です。
受講ペースにより個人差はありますが、転写紙コース+上絵の具・装飾コースの両方の修了まで、40レッスンほどかかるのが標準です。
あくまでも平均ですが40レッスン×@3,000円≒120,000円~
これを6か月から1年半ぐらいをめどに取得していくので、1か月1万円ぐらいの受講料と考えましょう。
②交通費 40レッスン×通学回数と考えます。
最近ではZOOMレッスンなどの教室も出てきたようですが、基礎を学んでいる間は、講師の直接指導や修正がその場で受けられる、通学レッスンがおすすめです。
体験レッスンやワンデイレッスンであれば、人気の先生のところに出向くのもいいのですが、40回~50回通うとなれば、交通費も考慮が必要です。
③焼成費用:
ポーセラーツ作品は、800℃の高温で焼成しなければ仕上がりません。
焼成費は制作段階ごとに必要となります。
作品の技術が進むと、1作品あたり3回の焼成が必要なものも出てきますが、
焼成費用は1点200円~1,000円ほど(教室により異なります。)
都度払いになるので、負担は大きくはありません。
※日本ヴォーグ社本社(東京都:中野富士見町)では焼成も請け負ってくれます。
※自宅開講サロンの中には、焼成請負サロンもあります。
🌟🌟ちょっと一息…お金以外のお話(時間)
「どれくらいの期間で資格取得できますか?」と質問されます。
最近の民間資格では、1日終日受講すればすぐに資格が取得できるものも増えてきました。
ポーセラーツ資格は1日での資格取得はできませんが、短期集中3か月で取得も無理ではありません。
私の教室でも、短期集中を目的とした終日レッスンは大変人気です。
実際の状況では、教室を開講されている生徒さんのその後を見ていますと、
6か月~1年の期間をかけて教室運営の話や、他の生徒さんの作品を見たり
聞いたりしながら、作品や技術の幅を拡げていくことがおすすめです。
お仕事をしながら休日に集中レッスンなど、それぞれの事情に合わせて
カリキュラムを組んでくれる教室を探しましょう。
※以下は40レッスンを期間に換算したものとなります。
※作業速度やデザインにより、1レッスンで進む課題の進度は個人によって異なります。
●1週間に1レッスン(2時間)×月4回の場合→最短で6か月。平均8か月。
●1週間に2レッスン(4時間)×月4回の場合→最短で3か月。平均6か月。
●1週間に3レッスン(6時間)×月4回の場合→最短で3か月。
●終日レッスン(※開催校は限られます:1日6時間以上)×週3日×月4回の場合→2か月で取得。
※最短コースですが、技術定着期間としてはあまりお勧めしません。
時々終日レッスンを入れると早い取得が可能です。
3.電気炉(窯)の話
教室開講、サロンオープンするなら電気炉(窯)は購入しましょう。
ポーセラーツ焼成請負サロンがお近くにあれば、焼成をお願いすることもできますが、
移動時に破損のリスクもあり、おすすめはできません。
家庭用の電源で利用できるもので、大きいサイズでも畳半畳ぐらいの
スペースがあれば、お部屋の中に設置できます。(工事などは不要です。)
価格は12万円~40万円ぐらいまで用途によっても異なります。
電気炉(窯)を選ぶ基準はそれぞれです。参考サイトに詳細がありますので、是非みてくださいね。
お試しレンタル電気炉というサービスは、ポーセラーツの窯がレンタルできるサービスです。利用してみてからでもいいですね。
4.スキルアップレッスンやスキル向上費用
インストラクターコースでたくさんの基礎技術は学べますが、実際に生徒さんをひとり、ふたりと教えていくと、生徒さんのご希望をできるだけ叶えてあげたい!という気持ちも大きくなってきます。
講師もスキルアップは必要です。
スキルアップレッスン相場:1レッスン4,000円~8,000円(教室差あり)
※各教室会員になれば割引されたり、1レッスン毎ではなく作品ごとに価格を設定しているレッスンもあります。事前に教室に確認しましょう。
スキルアップレッスンどんなものを受けたらいいの?という方はまた別記事で詳しくお伝えしますので、そちらの記事をみてくださいね。
👇画像をクリックすると、スキルアップメニューをご紹介しています。
5.教室備品 初めに準備
体験レッスンや、転写紙を貼るところからスタートするレッスンでも
はじめに生徒さんが使う基本ツールは最低限そろえましょう。
ポーセラーツインストラクターコースを受講すると、基本の道具はすべて揃っています。
あとは、生徒さんの使う人数分だけあるといいものを記載します。
※インストラクター資格を取得すると、体験レッスンのためのレンタルツールも利用できます。
①ポーセラーツ教室基本ツール
お友達と2-3人で受講に来られることを考えて、下記のツールを準備しておくと慌てません。
講師用は資格取得時にすでに持っているため、生徒さん専用のツールを準備しましょう。
余裕があれば、ワイプアウトツールやアートナイフは、来てくれた生徒さんが「欲しい」と言われたときのための販売用に数本新品を準備しておいても良いと思います。
②転写紙と白磁
魅力的な転写紙、可愛い転写紙、デザイン性の高い転写紙…
たくさんの転写紙があって、どれもこれも欲しい!となりがちです。
生徒さんの好みは十人十色。すべての要望に合わせて準備をすれば在庫を抱えることになってしまいます。要注意。
・体験レッスン(マグカップ用・お皿用)の転写紙
※体験レッスンキットが日本ヴォーグ社から販売されています。
はじめはこちらを利用するとコスパも良いですし準備も楽です。
転写紙のデザインもトレンドに合わせてくれていますので、安心して提供できます。
6.教室備品 おいおい準備
スキルアップレッスンを始めたり、作品の幅を拡げるのに便利なツールをご紹介します。
・カッティングマシーン
・ろくろ
・エッジラインスケール
・カーボン(黒カーボン・赤カーボン(非油性カーボン))
※カリキュラムではブルーカーボン(セルフコピー紙)を使っています。
・油性のメディウム各種 ※用途によって異なります。
・盛り剤各種 ※仕上がりに違いが出ます。
白磁や転写紙は生徒さんが選べるものがあると、次のレッスンに繋がりやすいです。少しずつ季節の食器などを増やしていきましょう。
7.その他 お金の話
①初めに完璧を目指さない
InstagramなどのSNSでは、キラキラ輝いている素敵なサロンや
オンラインレッスン、コンサルティングレッスンなどメニューの幅を拡げている教室も増えてきました。
憧れから、そんなサロネーゼになりたいと、あれもこれもと完璧をめざすと続きません。
あなたらしい、あなたを好きになってくれる生徒さんが集まる教室を作っていけばよいのです。
②支払い方法は複数準備がおすすめ
現金払いの場合は、おつりの準備なども必要です。
クレジットカードでの支払いや、PayPay払い、メルペイ払いなど複数の支払い方法を準備しておくと生徒さんの負担も少なくなります。
自宅開業の場合、各社の担当者に相談すると丁寧に早く導入が可能です。
各参考サイトを記載しました。👇
●PayPay導入
●個人事業主のクレジットカード決済導入方法|費用&手数料比較24選・メリット・審査落ちの注意点
●メルペイ導入
③在庫を抱えすぎない
各種白磁の在庫展示があったり、たくさんの転写紙を選べるサロンは、
生徒さんの想像力も膨らみやすく次のレッスンがスムーズに進みます。
自宅教室の場合、在庫を展示する充分なスペースや在庫保管場所もなかなか確保できないものです。
少しずつ生徒さんの嗜好やトレンドに合わせて、様子をみながら購入しましょう。はじめから「これいいかも!」と生徒さんからの要望がわからない時期から在庫は抱えすぎないようにしましょう。
8.まとめ
初期費用はかかりますが、週に1回のペースで5人の生徒さんが
来てくだされば、1年以内で初期費用はカバーできます。
SNSでの発信などで、あなたのファンを増やしていきましょう。
1年後、ポーセラーツを通じてたくさんの仲間との交流も楽しみですね。
・資格取得ステップ1→合計97,000円
転写紙コース教材費 86,000円
インストラクター資格登録料11,000円
・資格取得ステップ2→合計143,000円
上絵の具・装飾コース教材費121,000円
インストラクター資格登録料22,000円
・都度費用(教室差あり)→月1万円程度
レッスン毎 受講料3,000円~5,000円
焼成費 1点200円~1,000円
交通費
・教室開講までに購入したほうがよいもの
電気炉 12万円~40万円
教室準備品 1万円~3万円ぐらい
9.さいごに…
ポーセラーツレッスンを始めてから、今まで10年間、少しずつ道具も作品も増えていきました。何よりも、ポーセラーツを通じて仲間が増えました。
今この記事を書いている私も、平日は会社員として仕事をしながら週末集中レッスンで、資格取得をしました。
資格費用のほかに、あれもこれもと気に入った白磁や転写紙を買い込んで、在庫だらけに。教室開校時は、あれもこれもと欲張って想像力をふくらませすぎて、必要以上のものを購入してしまったこともありました。
これから教室をはじめるあなたには、そんな回り道をしてほしくないという気持ちでこの記事を書きました。
初期投資はたしかにかかります。
この10年間で、ポーセラーツを通じて北海道から九州までたくさんの輝く
女性たちと出会うことができました。
・小さなお子様を抱えて、勤めより自宅開業を目指す子育て中の女性
・年齢を重ねることに漠然とした不安をかかえていた同年代の女性
・不規則な仕事で、お休みを一人で過ごすことが多かった看護師さん
・はじめは趣味、働きながら自宅開業まで頑張った女性
・成長期のお子様に日々思い悩む毎日から、月1回のレッスンを楽しみに来てくれているお母さま
それぞれの目的や事情を抱えながらも、輝く日々を送りたい生徒さんに、
ポーセラーツを通じて夢の実現を叶えていくお手伝いができます。
特別な才能や能力がなくても、カリキュラムを通じて資格取得ができ、
一生現役でご自宅をベースに収入も得られるのがおうちサロン・自宅開業のメリット。
そして、知り合った生徒さんたちとは、ずっとお付き合いが続く。
たくさんの出会いは第二の人生の宝物になります。
サロンオープン、教室運営、独立、副業、副収入、40代、50代からの自立…
こんなタイトルに気負わずに、ワクワクするビジョンはもちながら、まずは小さくスタートしてみましょう。
おうち教室、自宅開業できる仕事として、ポーセラーツはおすすめです。