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#39 人生 x コミュニケーションを語る③

最近少しタバコを吸う


ジムにいけないこの数ヶ月は

やっぱりストレスが溜まっていたみたいだ


ふとライターのオイルがなくて

仏壇のマッチを拝借


久しぶりにマッチで火を付ける


懐かしい匂い


この懐かしさはなんだろう


頭の中に夏の蚊取り線香が浮かんだ


この火の匂いは

子供の頃の記憶に刷り込まれていて


いつかの夏の思い出を呼び起こす


どんなにライターが便利でも

この世界からマッチがなくならない理由が

なんとなくわかる気がする


どんなにデジタルな時代になっていっても


マッチにはライターにはない

火を付ける以外の特別な意味がある


そんなことを思った今日この頃…


みなさんいかがお過ごしですか?


今日のテーマは


「隣に座る理由」


よかったらお付き合いください



恋人と食事に行く際

僕はできるだけ隣に座るようにしています


これは昔から


理由はいくつかあって


1つはよく横顔を褒められる(笑)


鼻のラインがいいとか

自分じゃ気付かない魅力があるらしい


自分の横顔は自分じゃ知れない

それでも好きだといってもらえるのなら

思う存分見て欲しい



すみません


続けます


もう1つ


それは目を見ないで話をしても自然だからです


対面で食事をすれば

自ずと相手と目を見て話さなくちゃいけない


でもそれって

付き合いが長いほど

結構リスキーっていうか

疲れることだなぁって


会話が途切れた時に目をそらせば

余計に会話の途切れた断面が

浮き彫りに見えてしまいます


向き合うって結構しんどいことです


これが隣同士なら


話が途切れても

スマホを見たりタバコを吸ったりお酒を飲んだり


途切れたことが全然気になりません


むしろ


何気ない会話で数回

盛り上がるたびに視線が合えば


この視線が合うこと自体を

特別なものに感じられます



そして隣に座る理由がもう一つ


届けたい声のボリュームがある


テーブル一つ挟んだ声では

周りの雑音が混じります


でも隣に座った距離で話す声には

雑音が混ざらない


それでも周りが騒しかったなら

余計に近づく口実に変えてしまえばいい



ラジオのパーソナリティーは

声を張らない


それは


ラジオというものが隣に寄り添うものだから


例えばラジオの収録会場が大きい場合は

敷居で個室を作るそうです


それはパーソナリティーが

声を張らないように


会場が大きいと

無意識に声が大きくなります


そうならないように

スタッフさんはそんな工夫をして

ラジオを届けてくれています


隣にいる

それは特別なこと


その人だけに届けたい


声の大きさにも理由がある


そして最後


食事をしながら同じ景色を共有する


レストランの壁の模様

くだらないテレビ


生きている中で大切な人と

同じ時間を見ていたい


だから僕は食事に行く際


えっなんで?って聞かれても


できるだけ大切な人の隣に座る









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