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#18 演劇 x 音楽を創る①
♪PERIOD
ある時僕は知りました
この世に「絶対」はないと
永久に誓った願いも
時の流れに飲み込まれて
月の欠片に映した
我が身を信じぬように
砂漠の中を旅する
人生はいつも切なくて…
ある時僕に言いました
あなたは優しい人と
誰と比べて優しいの?
あなたは誰を重ねてるの?
孤独が好きだというなら
ロケットでどこか行きな
それなのになぜか僕は
火星を一人目指してる
思い出のデネブ 旅人の天の川
風のアルタイル 孤光のヴェガ
Ah あの人に あの場所に あの日々に戻れるなら
どんな暗闇さえも越えて行けると…
Ah 終わらない 輝きよ 永遠よ 夜空の星
その1つ1つがまた ピリオドになる
ある時僕は知りました
この世に「絶対」はないと
永遠に誓った願いも
無限の闇に飲み込まれて
夢中で星を探した
我が身を信じるように
宇宙の中を旅する
人生はいつも儚くて…
凛としたシリウス 寂しげなプロキオン
無口なベテルギウス 響け トライアングル
Ah あの人に あの場所に あの日々に戻れるなら
どんな暗闇さえも越えて行けると…
Ah 終わらない 輝きよ 永遠よ 夜空の星
その1つ1つが今 ピリオドになる
孤独の太陽
それが始めにつけたタイトル
ずっと昔に未完のまま
作っていたAメロに
新しくBメロとサビをつけてひとつにした
僕が初めて参加した
演劇「BORDER」の最後を飾る曲
振り付け ハモリ 立ち位置の移動
みんなで案を出し合った
これを俺がやるのか…
最初はすごく抵抗があった
今見返して思うこと
もっと真面目にやればよかった
もっと背筋を伸ばして
もっとシャキッとして
もっと楽しんで
もっと引っ張って
もっと周りを盛り上げて
もっとああして こうして
ネットに上げて称賛されるくらい
もっと真剣にやればよかった
途中めちゃくちゃ不貞腐れている
当時は完璧さを求めて
空気を悪くしてばかり
クリエイターの気持ちなど
誰もわからない
そんなふうに気取っていた
でもこういう映像を残していてよかった
多分そういうところは最初から気づいていた
何に価値があるのか
ただ
自分が歌を作っているところを
流石に自分では撮ってなかったので
もう少しいろんなことが形になってきたら
0から1が生まれる瞬間を
動画に残していきたい
音楽はただの鼻歌からメロデイーが生まれて
思い出が歌詞になっていく
今ここにはない音と言葉
根拠のないその形を想像する
それが
クリエイター
忘れていた
僕はクリエイターだった