#43 未来 x 信用スコアを学ぶ
以前に「GAFA」を紹介しました
世界のビジネスで急成長を遂げた
4つのプラットフォーマー
Google Apple Facebook Amazon
これらの頭文字をとった名称GAFA
これに対抗すべく
近年「BATH」と呼ばれる企業が急成長しています
このBATHとは
Baidu(バイドゥ)
Alibaba(アリババ)
Tencent(テンセント)
Huawei(ファーウェイ)
の総称で
全て中国の企業です
わかりやすく説明すると
バイドゥは中国版Google
アリババは中国版Amazon
テンセントは中国版Facebook
ファーウェイは中国版Apple
こんな感じでイメージするといいと思います
人口14億の中国で
世界のGAFAに対抗できるだけの力を持った企業
世界の企業トップ10に
アリババとテンセントがランクインしてます
今日はその中からアリババについてお話しします
よかったらお付き合いください
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昨日の話と重複しますが
中国ではスマホ保持率97%
中国都市部では98%がモバイル決済を使用
その主なサービスは
アリババが提供するサービスALIPAY(アリペイ)
中国の54%
5億人以上の人が利用しています
ちなみにもう一つが
テンセントが提供するサービスWe Chat PAY
We Chatは日本でいうLINEで
およそ10億人が利用しています
なのでWe Chat PAYはLINE PAYみたいなものです
こモバイル事業をシェアした
アリババの何が強いのか?
購買するごとに購買データが取れるわけです
一人の人間がどこどこのコンビニで何何を買い
その足で電車に乗ってどこどこまで行く
こういう無数のデータをAIが管理して
情報の果実を実らせます
日本でもソフトバンクのPAYPAY
楽天の楽天PAYなど
大企業がモバイル決済の主導権を握りたいのも
これらのデータに価値があることを知っているから
アリババはこの情報の果実を武器に
アリババ傘下の企業で
ZHIMA CREDIT(ジーマクレジット)
というサービスを生み出しました
このサービスが今中国人たちを狂わせています
その内容は
個人の信用データを可視化したものです
個人特性(身分・年齢・学歴・職業)
支払い能力
戦災履歴
人脈(交友関係)
素行(際立った振り込みや怪しい行動がないか)
これらを数値化して表します
これらの何が有益なのか?
そんなに中国人たちを狂わせているのか?
ここが注目ポイントです
これらのスコアに応じてアリババグループの
サービスの恩恵を受けることができるんです
例えば
・賃貸の敷金がいらない
・海外の取得ビザの手続きも短い
・個人融資も受けやすい
・就職活動にも有利
ハイスコアで人生がイージーモードに変えられる
中国の社会の基準が信用スコアをもとに
今形成されているんです
ここで昨日の話にも繋がるんだけど
利用者5億人以上のサービスとは
常にオンライン状態の中にあり
その中で個人のリアルが問われる
信用スコアの中にはSNSの言動や人との繋がり
そういうところも評価基準になります
なのでそもそもSNSをやっていないでは
話になりません
ネットで買い物はしないなんて論外です
その人たちに合わせて中国は社会を進めなかった
だから国民はオンラインの生活に
強制的に生きるしかなかったんです
だからゆうなれば
日本は優しいんです
優しすぎます
いずれ切羽詰まって切り捨てる未来なら
今から変える努力をしなきゃいけない
話を戻します
この信用スコアの世界になって
中国では犯罪が一気に減りました
こういう流れはいずれ
日本にもやってきます
っていうかもうあります
みずほ銀行とソフトバンクが絡んでいる
「Jスコア」
まだまだオンラインの世界に遅れている日本では
共通価値として成立してませんが…
お時間ある方は一度試してみてください
そしてこのスコアを
中国人たちが必死になって上げている姿を
想像してみてください
自分たちの子供たちが
このスコアで価値を決められる
そういう時代を直視してください
今の自分に何ができますか?
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