春の美しさと愁いとぼんやりとした自分
こんばんは、うぃりーです。深夜に連続投稿させていただきます。
春愁、という言葉があるように、春には愁いがあります。春は出会いと別れの季節、とはよく言ったものです。出会いがあり、新しい生活があり、新しい土地に行くこともあるでしょう。しかしそれと同時に、別れがあり、新しい生活や土地への不安があり、そして、皆に置いてきぼりにされたような虚しさがあります。そういった、うれい、を春愁と呼ぶのでしょう。
これ書いてるの、里さんだと勘違いました?いやあ、私もこういうの書くんですよね。
私の一番好きな季節は冬ですから、春が来ると少し寂しくなります。しかし春は、私の好きな春夫先生の生まれた季節ですから、なんだかそわそわします。そして沈丁花の香りを嗅ぐと、ふわふわした気持ちになります。沈丁花の香り好きなんですよ。ちなみに色だと紫と白の色の沈丁花が好きです。春の始めに咲く沈丁花の香りを嗅ぐと、ああ季節が移り変わる、と思います。
私自身、今年は結構環境が変わるのでちょっと参ったなあと、弱気になっております。新しい場所で馴染めるか、ちゃんと仕事はできるか、などなど不安です。なにより、前に進む友人たちや挑戦している人たちを見て、自分は全然まだまだで、進めなくて、何でまだこんなところで立ちすくんでいるのだろうと、苦しくなります。
周りがキラキラしていて、じゃあ自分は?
他の人みたいに前に進めなくて、周りの人を羨ましいと思うだけならまだしも、それが妬みや嫉妬に変わることもあります。
でも、それもまた私なんだろうな、と思います。
春が来て、ふわふわして、新しいことに挑戦しようと前を向いて、それでいて他の人のことが羨ましくて、嫉妬して妬んで、自分も進まなきゃと焦って焦って焦って、それなのに前に進めず、自分のドロドロで人には見せられない部分が出てきて、苦しんで。まさに春愁。
もしもこれを読んでいる方の中に、春愁で苦しんでいる方がいらっしゃるのなら、またここへ、演劇企画フラテとレオにお越しください。私も、里さんも、真っ当な人間ではなく、むしろ暗い部分を持った人間です。そんな二人が、せめて私たちが作り出す演劇の時だけでも、無駄な時間じゃなかった、少し心に良いものが加わった、と思っていただけるような作品を作ろうとして出来たのが、この演劇企画フラテとレオです。
私たちは皆様の苦しみや痛みを解決できるわけでも、もしかすると和らげることすら出来ないかもしれません。それでも、ほんの少し、ほんの少しだけでも、あなたの貴重なお時間を無駄なものにせず、心に良いものを与えられたらと思っています。
春愁で苦しんでいる方にも、私たちの作品が届きますように。
まあ、そのためにはもっと作品を作れって話なんですけどね、がはは!