才能と向き合う才能

こんばんは、うぃりーです。

私はありがたいことに深い繋がりのある友達が結構いまして。知り合いはそんなにいないんですけど。あれですね、典型的な深く狭くタイプです。

今回は2人の友達を紹介します。

1人目の友達は歌が凄く上手いんですよ。もうめっちゃ上手い。前にカラオケ行った時、歌声聞いて私は泣きそうになりました。すごいなあ、歌で人を感動させることができるってどんななんだろう、羨ましいなあって思っていました。まあその時はそんな熱い話はせずに、「フゥー!」とか言ってました。でもちらっとその子が、「実は自分の声は普通で……」みたいなことを呟いていたんです。それを知ったとき、疑問符が頭の上に何個も浮かびました。普通?嘘だろ?歌聞いて私泣きそうになったんだけど?えっ?何だって?って感じです。確かに、言われてみればよくある声なのかもしれません。そもそも声って特徴ある人の方が少ない気がします。それでも人を感動させられる、少なくとも私は半泣きした、歌を歌えるってことは、生まれ持った声を越えた、別の才能があるってことではないでしょうか。例えありふれた声だとしても、それを研ぎ澄ませて人の心を動かす歌声を発することが出きるのならば、私はそれを才能と呼びたいです。てか自分中心で申し訳ありませんが、私が羨ましいと思えるほどの歌唱力があるなら、それは紛れもない才能ですよ。だから滅茶苦茶伝えました。君は凄いってことを。いやあ、伝えないと気がすまないんですよね。まあその子は歌が上手いことを自分で知っているので、さらっと、ありがとう、と受け流されました。ははは。


2人目の友達は絵が上手いです。

この前その子が、デジタル絵を仕上げる時間が足りない!ということで、急遽私が色塗りを手伝ったことがあります。その子が線画を書いて、私が色を塗って、その後その子が修正する形で作業したことがあります。あれは確かに時間なかったですけど楽しかったです。電話しながら作業して、作業に関係あることないこと喋って、面白い時間でした。あと、私はそもそもデジタル絵をあんまり描かないでアナログ絵を描いていたので、久々にデジ絵も良いなあ、なんて思いました。でも1人目の友達と違って自信がない子なんですよ。そして優しい子だから私の色塗りばっかり褒めるんです。違うよ、私は色塗りしかしてないんだよ。ラフも線画も修正もやっている君は、本当に凄いんだよ。と、伝えたんですけど、何て言いますか、10褒めると100褒め返されるんです。いや、嬉しいけど!ありがとう、そんなに褒めてくれて!でも違うの!褒められたくて褒めてるんじゃないの!その子は多分自分の才能に向き合って受け止めることをまだしていない、もしくは才能に気づいてすらいない可能性もあります。もっと自信持って、君は才能があるんだよ、と、私は気づいて受け止めるまで言い続けようと思います。

才能は皆に与えられ、それを気づくか気づかないか、そして気づいたとき、ちゃんと向き合えるかどうかが肝心だと思います。

どうか己の才能に恐れないで、正しい道で使ってくれることを祈っています。 

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