制度以外に規定された僕ら

今朝の朝日新聞で小熊英二氏インタビュー記事が面白かった。「漢字熟語の民族は1880~90年代、つまり明治期の中盤に日本で発明された人間の区分の仕方だったと私は見ています」その理由については「国家一丸の体制を作り、外部の強敵に対抗していくためです。民族とは、当時の日本の知識人たちの危機感を映した概念でした」と説明している。興味深いのは明治以降の日本や日本人のあり方はこのように制度ではないものが多いこと。世間と同調圧力なんかも。近現代史の解明つまり僕らの解明はまだまだこれから。

※「すべての空の下で2」という雑多な短文を連ねる試みの一節。

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