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26.散文詩 ≪今日は、幸せな日だ その3 ≫

今日は幸せな日だ
こんな日が来るなんて
 
今朝遅く、低い生垣の向こうから
『これ、食べてか?』と
『えっ!イイんですか?ありがとうございます』
こんな会話から始まった、今朝の出来事
 
隣家の八十過ぎの一人暮らしのおじいさんから掘りたてのタケノコを頂いた
知り合いに誘われて、朝早く、初物を一緒に掘りに行ったそうです
そのおすそわけだそうです
 
旬の初物は栄養価が高く、寿命が延びると言われています
その時期の身体に良いもの、必要なものが多いと言われています
美味しい食材で、健康にも良い、そんなものを頂けるなんて
ウレシイを通り越して、本当にありがたい
有難うございます、おじいさん
 
おじいさんは、昔は商売人で気さくで、愛想も良くて、優しいんです
でもね、まぁ、ここでは、それはちょっと横に置いておいて
 
ありふれた日常の中の、非日常的イベントに
フッと感じてしまったささやかな、シアワセな気分
とにかく
今日は幸せな日だ
それをやんわりと感じている、この今の時間がまた至福なんです
 
こんな日があるなんて
今日は幸せな日だ
 
 
幸せ詩集 『やさしい人』 著:中村とうご より
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人は、正直、人から親切にされると嬉しいですよね、それとなく、何気なく、親切をお返ししたいと思う、この素直なやり取りが人の生きる基本かもしれませんね。
 
こんな何気ないシアワセを、普通に頂ける、
これが、人と人の中で暮らす人間本来の幸せなのかも知れません。
折角の二度と無い人生、仲良く楽しく幸せに生きましょう(H/P 書窓けやき通り)
#幸せ散文詩 、♯初物、 ♯親切、♯非日常的イベント、♯おじいさん、♯栄養価、 #幸せエッセイ

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